幼稚園時代「何組」でしたか?

逆滴定でアンモニアを正確に定量することができるでしょうか

アンモニアの物質量は、しばしば、中和滴定によって、計測されます。典型的には、アンモニアを過剰の硫酸水溶液に完全に吸収させ、未反応の硫酸を水酸化ナトリウム水溶液で逆滴定することで、計算するという方法です。

しかし、硫酸水溶液に吸収させたときに生じる硫酸アンモニウムは、加水分解され、一部が硫酸に逆戻りします。この硫酸は、未反応の硫酸と区別がつかないので、水酸化ナトリウム水溶液は、未反応硫酸以上の硫酸を中和してしまい、その結果、アンモニアの物質量が過小に評価される可能性があります。

中和の指示薬として、酸性側に変域色を持つメチルオレンジやメチルレッドを使ったとしても、変域色の偏りが加水分解の結果起きる酸性の度合いにちょうど対応しているという保証はないので、この逆滴定による方法は、精度が低いと思うのですが、いかがでしょうか。

A 回答 (2件)

先ほど回答を書いたのですが、誤って消してしまったのでちょっとだけ。


(1)中和点の考え方が違います。酸と塩基が当量関係になったときが中和点です。中性になったときや「塩の加水分解」で生じた酸・塩基(弱酸イオンが弱酸、弱塩基イオンが弱塩基になる。だから硫酸はできません。酸性になるのはアンモニウムイオンの一部が水素イオンを放出しアンモニアになるからです。)を中和した(電離平衡ですのでこれは絶対不可能です)時ではありません。
(2)中和点におけるpHが指示薬の変色域(pH範囲)にあれば誤差は0です。外れていても、中和点前後は1滴でpHが大きく変化しますので、例えば強酸と強塩基の中和(中和点は中性)にフェノールフタレインを用いることができます。空試験を行えば誤差を小さくすることができます。(大学以上の滴定ではどんな場合でも空試験をするのが普通です)
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>硫酸水溶液に吸収させたときに生じる硫酸アンモニウムは、加水分解され、一部が硫酸に逆戻りします。



絶対後戻りしません。
それに硫酸アンモニウムは「加水分解」はしません。
硫酸アンモニウムは塩です。
加水分解するのは尿素のように共有結合しているものだけです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

塩だから加水分解しないということはないでしょう。「加水分解するのは尿素のように共有結合しているものだけです」というのも初めて聞きました。

以下「加水分解 - Wikipedia」からの引用。

「酸および塩基の解離平衡定数が小さい物質が塩を形成した場合、水溶液にした際に化合物の一部は元の遊離酸・塩基を生成するが、これを塩の加水分解と呼ぶことがある。弱酸から生成する陰イオンは水からプロトンを引き抜き水酸化物イオンを生成し、弱塩基から生成する陽イオンは水と反応してオキソニウムイオンを生成する。」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E6%B0%B4% …

硫酸アンモニウムは、弱塩基と強酸からなる塩で、加水分解されると、弱酸性を示します。

お礼日時:2010/03/31 15:39

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