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48%の苛性ソーダ100lを10tの水に混ぜて62.5%の硫酸で中和するのですが
硫酸の量がわかりません。
計算方法と量を教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

 htms42様、62.5%の硫酸で中和するのは、48%の苛性ソーダ水溶液そのものではなく、48%の苛性ソーダ水溶液100lを10tの水で希釈した水溶液です。


 20℃において、48%の苛性ソーダ水溶液の密度は約1.5065g/cm3ですから、100lの質量は150.65kg、これを10tの水で希釈すると、その濃度は

150.65[kg]×0.48÷(150.65[kg]+10000[kg])=0.007123878766・・・

約0.71%に過ぎませんから、それほど危険という訳ではないと思います。(尤も、希釈後の濃度の値は、計算する上で必要な数値ではありませんが)

 水溶液150.65kgの内の48%が苛性ソーダの質量なのですから、苛性ソーダの質量は、

150.65[kg]×0.48=72.312[kg]

 苛性ソーダの組成式量は39.9971g/molですから、72.312kgのmol数は

72312[g]÷39.9971[g/mol]≒1807.9(3)[mol]

 硫酸は2価の酸なので、1価の塩基である苛性ソーダを、2分の1のmol数で中和する事が出来ます。

1807.9(3)[mol]÷2≒903.97[mol]

 硫酸の組成式量は98.078g/molですから、903.97molの純粋な硫酸の質量は、

98.078[g/mol]×903.97[mol]≒88660[g]

 使用する硫酸の濃度は62.5%なのですから、その質量は

88.660[kg]÷0.625≒141.85[kg]

という計算から、必要な硫酸の量は、141.85kgという事になります。
 尚、62.5%硫酸の密度のデータは見つける事が出来ませんでしたが、濃度約62.53%硫酸の15℃における密度は、約1.53g/cm3だそうですから、必要な体積は92.7l付近になると思います。

【参考URL】
 20℃の水酸化ナトリウム水溶液の濃度と密度などの関係
  http://ks001.kj.utsunomiya-u.ac.jp/~cej/v8n1/ash …

 強酸の密度と濃度(15度)
  http://www.geocities.jp/kagakulabo/conc.html
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この回答へのお礼

早速のご返信ありがとう御座います。
素人の私にも分かり易く丁寧にご説明頂いたので助かります。
有難う御座いました。

お礼日時:2011/04/10 10:26

こういうことをしなければいけない理由が分かりません。


48%の苛性ソーダというのはほとんど飽和溶液と言っていいものです。
使わずに捨てるということなんでしょうか。
100Lというのは凄い量です。

市販の濃硫酸は96%ですから63%というのはほとんど濃硫酸と言っていいでしょう。
水酸化ナトリウムの飽和溶液を濃硫酸で中和する、・・・結構こわいことをやることになります。
ここにこういう内容の質問をするぐらいですから、・・・心配なことです。
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48%のNaOH 100Lに含まれるNaOHの量(モル数)は


100*液比重*1000*0.48/40
です。硫酸はこの半分のモル数必要なので
100*液比重*1000*0.48/40*0.5*98 (g)
がひつようであり、濃度が62.5%であれば
100*液比重*1000*0.48/40*0.5*98/0.625 (g)
となります。
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この回答へのお礼

早速のご返信ありがとう御座います。

お礼日時:2011/04/10 10:25

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