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 硫酸が不揮発性なのに対して、塩酸は揮発性とのことですが、例えば、市販の濃塩酸(36 %程度)は、びんのふたを開けるたびに、塩化水素が揮発して、薄くなるということでしょうか。そして、ずっとふたを開けていると、どんどん濃度が低くなっていく(平衡に達するまで)ということでしょうか。「36 %」という濃度も、それは開封するまでの濃度で、厳密には、開封してしまうと、濃度が低くなってしまうのでしょうか。濃塩酸のびんの口から煙が立つたびに、そういう疑問に駆られます。どなたか正確な情報をご存じの方、ご教示願います。
 それと関連する質問ですが、「揮発性」と「不揮発性」の境って、何なのでしょうか。定性的なものでしょうか。ちなみに、純硫酸の沸点は332 ℃、純硝酸の沸点は83 ℃で、塩化水素は常温常圧で気体です。液体も、沸点に達しなくても、表面からは気化しますよね(沸点以上の温度で内部から気化する現象が「沸騰」、沸点以下の温度で液体の表面から気化する現象が「蒸発」)。純硫酸も、表面から少しずつは気化しないのでしょうか。揮発性と不揮発性の境目とか、「純硫酸は絶対に気化しないのか」など、疑問に思っています。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

>揮発性と不揮発性の境目とか…


難しい問題です。
>純硫酸の沸点は332 ℃…
ですが、硫酸は三酸化硫黄(SO3)の「水溶液」でもあります。
これらは全て状態変化時のギブスの自由エネルギーの変化の大きさに依存しています。
濃塩酸が薄くなるかと言われれば「薄くならない」と考えた方が正解に近いと思います。
細口の試薬瓶から揮発する塩化水素気体の量は高が知れています。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。揮発性と不揮発性の境目は、やはり定量的に定義できるものではなく、定性的なもの、ということですかね。

> 濃塩酸が薄くなるかと言われれば「薄くならない」と考えた方が正解に近いと思います。
> 細口の試薬瓶から揮発する塩化水素気体の量は高が知れています。

 そうなんですか。36 %の塩酸が、20 %とか10 %にはならない、ということですかね。実際に、使っていくうちにどのくらいの濃度なるか、知りたいものです。ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/04 21:10

>「純硫酸は絶対に気化しないのか」など、疑問に思っています。



濃硫酸は気化しないまでも、吸湿性が高いので、やっぱり多かれ少なかれ時間とともに濃度が下がるでしょう。ラベルに書いてある濃度をあてにできないような厳密な実験では、密度(比重)でも計って濃度を決め直したりするのではないでしょうか。

http://www2d.biglobe.ne.jp/~chem_env/i/acid2.html
http://www2d.biglobe.ne.jp/~chem_env/i/acid1.html
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。実験的な観点から、ご意見をおっしゃっていただきましたね。ただ、私は、理論的な面から、硫酸が「不揮発性」と言われるけれども気化しないのかどうかが気になったのです。塩酸、硫酸の濃度と密度の対比表をご紹介くださり、ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/05 15:42

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