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 紅衛兵はどうして暴走してしまったのでしょうか?
かなり前になりますが「上海の長い夜」「ワイルドスワン」を読み、文化大革命について知りました。
若く正義感や使命感を持った紅衛兵たちが、毛沢東に心酔し理性を失って、暴力的で破壊的な行動をとる様子が書かれていました。
 これは毛沢東が神格化されていたから?ということなのでしょうか、マインドコントロール「洗脳」のようなことが行われていたからなのでしょうか?平和ボケの私には不思議に思えてなりません。
ナチズムやオウムとかと類似しているのでしょうか?
 是非、詳しい方教えてください。

A 回答 (3件)

兵士が暴走するのは紅衛兵に限らず


頻繁にありますよ。
すべての軍隊にマインドコントロールがあります。
すべてナチズムやオウムと基本は同じです。
自分の意志ではなくロボットのように動かなければ
軍隊として機能しません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
常軌を逸した行動はやはりマインドコントロールと考えるべきなのでしょうね。
紅衛兵は国軍でも宗教でもなく、自主的に若い人達が組織したイメージが強いので、少し不思議な感じがするんです。
いくら走資派とかいっても同じ国民相手にどうしてそこまでと思ってしまうのです。

お礼日時:2010/05/10 20:36

それは洗脳です




例えば部屋に閉じ込められ毎日誰かにアイツらは敵だなんて聞かされてたら普通の判断なんてできません



特に当時は外部の情報を遮断し、プラス年齢が一番揺れ動き易い年頃みたいな物もあるんではないでしょうか
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
洗脳、マインドコントロール・・結論はそういうことで正しいように思えてきました。
毛沢東はある面で天才ですね、方向性に問題はありますが・・。

お礼日時:2010/05/10 20:41

紅衛兵と言っても、初期、中期、末期とそれぞれ微妙に性質が異なると思います。



初期は、共産党幹部の師弟(大学生世代)が中心となって組織され、自身の父母が行うのと同様に(いやそれ以上に純化した)
共産主義革命を更に勧めるのだという理念に基づいて行動していたが
中期になって、主要な構成員が高校生や中学生へ、そして党幹部の師弟から一般労働者階層の師弟に変化するに従って
徐々にその運動の方向性が変質し、個人的な嫌悪関係、主導権争いが激化する。

若い人は知らないでしょうが、日本の学生運動においても、最初は同じ方向を向いていても、
徐々に互いの主導権争いに陥り、結局は近親憎悪的な感情に支配され、誰がより過激な行動を行うのかという
運動の本質とはかけ離れた競争、闘争に陥ってしまうのですね。

紅衛兵の場合は、お互いの闘争関係に毛沢東や江青というような、人心を操る達人が自身の目的に沿うような
火種を次々と投げ込まれたから尚のことでしょうね。

この回答への補足

私は学生運動世代ではないのですが、日本人の性格でも同様な状態になる。
当時の映像を観ると学生以上に公安警察の方が理性を失っているようにも見えますものね。
回答いただき、つくづく質問してよかったと思っております。

補足日時:2010/05/10 22:01
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。
すごく分かり易く説明いただき参考になります。
基本的な部分ではマインドコントロールというのではなく、集団心理?自己顕示欲?(適切な言葉を知りませんが)みたいなものに導かれて暴走していくというものですね。
そういう状況、心理状態を毛沢東や江青が巧みに利用したということですね。
全て計算されていたとしたら・・すごいですけど、ひょっとしたら想定以上の効果だったのかもしれませんね。
そのあたりはどうなんでしょう?

お礼日時:2010/05/10 21:38

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