No.9ベストアンサー
- 回答日時:
>> ビッグバンの前は宇宙はどう成っていたのでしょうか?
ビックバン以前の宇宙は、何もなかったわけではありません。ビックバンという時代を通り過ぎてさらに時間をさかのぼると、宇宙の反対側に到達します。
これは、地面に穴をあけて、地球の中心核コアを通り過ぎて、その反対側のブラジルにたどり着くのに似ています。
私たちの宇宙は扇状でビックバンの時代を中心に外側へ球状に時間軸が伸びています。
これは3次元的な考えでは理解できないかもしれません。
この宇宙は4次元の世界であるわけですが、我々が住んでいる世界[横方向x、縦方向y、奥行きz]の3次元のほかに、もうひとつ人間には感知できない次元が隠されています。それは『時間』(座標軸:t)です。しかし、この時間という座標は他の3つの座標と違って自由に移動することができないのです。
まず地球の表面を例にして考えていきましょう。大航海時代以前の中世ヨーロッパの人々は、地球は平らな皿のようなもので、その上に海があり陸があり、船でそのまま西に進むと世界から落ちるんじゃないかとか、大きな壁があるのではないかなどと思っていました。しかし、実際は地球の表面は平らではなく球面です。船でいくら進んでも、果てはありません。これと同様に宇宙も空間が丸くなっていて果てがないのです。たとえば光りより数万倍速い宇宙船があったとして(実際には不可能)、宇宙の果てを目指しても、結局、出発地点に戻ってしまいます。少々人間には理解ができませんが、これは宇宙が4次元という座標を持っているからなのです。
わかりやすいように次元を1つ下げて考えてみましょう。
宇宙は4次元の空間に浮かぶ、3次元の球状の薄い膜のようなもので、私たちを含む銀河などは、その膜の表面に存在しています。ただ、私たちはその膜の表面がこの世のすべての空間(x,y,zの3次元の世界)だと思い込んでいるだけで、その縦方向(宇宙の中心から外側へ向かう方向)の座標が存在しているのです。それが時間軸:tです。先ほども言ったようにこの座標は自由に移動ができず、すべての物体が共有して、移動しています。←つまりこれが時間の流れなわけです。
つまり、現在私たちは宇宙の中心方向(ビックバンがある時間軸)から外側の時間軸へ移動しているわけです。外側へ行けばいくほど宇宙の面積が広くなっていきます。(円の直径が大きくなればなるほど円周が長くなるように。)それに対して宇宙の密度も薄くなっていきます。 (これが人間には宇宙が膨張しているように見えている。イメージ的には膨らむ風船の表面のような感じ。我々はその表面(3次元の世界)に存在している)時間軸が移動し、宇宙の端の方(密度が薄い時間軸上の領域)に行き、しまいに宇宙の物質がほとんど存在しない時代が来るかもしれません。そこが宇宙の果てとなるのです。つまり、現在我々がいる時間軸上には宇宙の果てや中心(ビックバンが起きた場所)というものは存在しません。
この宇宙には、過去という場所があり、未来という場所があるのです。未来はすでに存在しているという理論です。これは運命みたいなものですね。
しかし、そんな宇宙の外側(時間軸の延長線)には別の宇宙が存在する可能性もあります。そう考えると時間軸が無数に存在していることになるので、運命というのは常に変化することを意味しています。パラレルワールドみたいなものかな?
そんな複数の宇宙は時間軸がループしている、超巨大な5次元の世界の球面上に張り付いていると考えられます。しかし、5つ目の次元はあまりに巨大すぎて人間の能力では感知できません。
もはや、そこは私たちの想像をはるかに超えた世界でしょう。
No.8
- 回答日時:
#5の者です。
「観察上は137億光年先だが、“遠くは昔”だから
空間が圧縮されており、“実際”はもっと広い」という
共役空間の考え方だと、「実際」は470億光年になるが、
これは物理学を知らない「宇宙論学者」のとる、量子論
以前の古典的な考え(観察者とは無関係に独立した存在が
ある)であって、「観察されない遠くに“実際”はある」
のは、量子的波動関数が収束する以前の無限不確定性=
無に他なりません。
同じ科学でも、違う専門分野が関わると、急に素朴唯物論
(日常的絶対時空的センス)が介入する、という例です。
最新の量子論的世界像において、有限な存在性は観測される事に
よって生じています。
量子的な相補的不確定性を介した、自我仮説と時空仮説の相補分化
と、そこにおける、無の射影としての存在性。
(無の無限の闇に対する自我の射影)
全てのものは、あなたが存在するための(物理的根源にまで遡った)
補完なのです。
我々は「過去は既に終わっている」「未来はまだ来ていない」ので、
「存在するのは現在」と考えますが、真の『現在』とは、認識体の
感受表面での量子相互作用(光速)のみであり、その経験
(過去=超光速)による予測(未来=光速下)として時空的
広がりは発生しているのです。
(認識体自身が、その仮説的空間に有限な大きさを占めている
ことで先入的根拠の完全否定)
(ここから先は、過去回答をご参照下さい↓)
http://okwave.jp/qa/q5875288.html
No.5
- 回答日時:
時間と空間のダイナミックなつながりを正しく把握しないと、
宇宙の構造を正しく認識できません。
「宇宙の果て」が『果て』なのは、そこが137億年の歴史を持つ
宇宙の、137億光年先=137億年前の姿だからです。
そこはビッグバン開始時の点であり、実際、強烈な輻射が
(光速に近い後退速度で間延びして)観測されています。
その『果て』からこちらを見れば、こちらが137億光年前の、
ビッグバン当時の姿=果てなのです。
すなわち、宇宙のどの地点においても、必ず観察者を中心に
宇宙年齢光年の半径の宇宙が見えるのです。
その「自分を中心とした半径137億光年の球面」は、ビッグバン
開始時の点であり、「ここ」も含まれているのです。
「こっち側」は、時間的に収束していますが、「むこう側」は、
空間的に収束し、両端で点に収束していて、そんな葉っぱのような
形を張り合わせて地球儀を作るように、この宇宙も球の表面
(ただし四次元空間における三次元球面)のように果てはないのです。
本来、ビッグバンの慣性で膨張しているのであれば、重力によって
減速して、その「宇宙寿命光年先のビッグバン当時の輻射」は、
晴れ上がってもいいのですが、ずっと見えている不思議に対して、
「加速している」とか「ビッグバン初期に超光速で飛散した」とか、
諸説が唱えられています。
しかし量子論的に考えると、認識によって宇宙が生じる=自己
(現在/感受/光速)から過去(記憶/時間/超光速)と
未来(予測/空間/光速下)が対発生していると考えれば、
その基底としての時空が広がる(時間経過(記憶=過去の増加)=
空間膨張(可能性=未来の増大))のは当然のことです。
我々は「過去は既に終わっている」「未来はまだ来ていない」ので、
「存在するのは現在」と考えますが、真の『現在』とは、認識体の
感受表面での量子相互作用(光速)のみであり、その経験
(過去=超光速)による予測(未来=光速下)として時空的
広がりは発生しているのです。
全ての存在は、量子的な不確定性に基づいており、無限に
つめこむと存在確率の山が平らになって、無と等しくなります。
この「絶対無=不確定性無限」において、その無限の闇に、
認識体の仮定断面の運動(プランク定数hの収束の時系列化)を
想定すれば、相対的に無の風は光になり、認識体はその光の向うに、
自我仮説の補完としての時空仮説=宇宙を認識します。
しかしその「存在」は、認識される階層的現象の表面的に生じる
もの(自我仮説に対する相補)で、根源的に絶対化しようとすると、
元の無限不確定性に発散します。
即ち、「何か有るんじゃないの?」という疑問(自我仮説)の
相補として生じた時空仮説に対して、「本当はないんだけどね」
という無の射影として、存在は生じていると言えます。
無いとは分からない事が有なのです。
だから「その前」や「その外」は、何もなくて当然です(元々無いのだから)。
No.4
- 回答日時:
ビッグバン理論そのものが、まったくの間違い、でたらめですから、ビッグバンの前後どうなっていたかもへったくれもなく、すべて神が創造したものです。
創造者もデザイヤーもなく、すべてが偶然自然発生的にできるわけがありません。
ここでいう神とは、宗教屋どもが考える神ではありません。
No.3
- 回答日時:
最初にはっきりして置きたいことは、インフレーションはビッグバン後10の-36乗分
の1秒後に発生してます。従って我々の宇宙はビッグバンから始まっています。
過去約10年間の宇宙物理学の研究によって、我々の宇宙とその外側がどうなんているのか、大体目安が付いてきたようです。
欧米の多くの第一線の科学者たちにより、宇宙の発生を、量子力学的に考えて、Multiverse(マルチバース)「複数宇宙説」とかParallel Universe(パラレル・ユニバー)「平行宇宙説」で説明しようとしています。
と言うことは我々の宇宙の外側の無限の空間に無数の宇宙が、大小のシャボン玉がはじけたり、新しく発生したりする状態に似ているとおもいます。
すなわち、宇宙の外側では無数のビッグ・バンが永遠無窮に繰り返されているので、我々の宇宙もこの現象によって、発生した宇宙の一つに過ぎません。
そして他の無数の宇宙の中には、我々のと同じような宇宙もあれば、物理法則の全く異なる宇宙もあるわけです。
我々の宇宙はその他大勢の中の一つにすぎません。
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