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社会科学に関する新書でオススメなものありますか?

高校1年生ですが、夏休みの課題として社会科学に関する新書を読みその感想文を提出するというものがでました。
社会科学、というものもいまいちわからずどんなものが読みやすいかわからないのでお勧めを教えていただきたいです。

ちなみに、
「アンネの日記」やナチス関連の奴隷、収容所 などには関心があるほうだと思うのですが
これらが絡んだ社会科学の本などありましたらとても嬉しいです

A 回答 (2件)

まず、社会科学、というのがどういう分野について研究するのか、というのから説明しておきます。



社会科学、とは、社会、世の中がどのように動くのか(動いてきたのか)、どのような仕組みになっているのか、というようなものを研究するものです。
具体的な学問名で言うと、政治学、経済学、法律学、社会学と言われるようなものが、それに該当します。
歴史学や倫理学、教育学なども、社会科学の一分野とされることもあります(この辺りは、文学研究などを主にする人文科学と境界が曖昧なので……)

ですので、『アンネの日記』そのものについて、ですと、どちらかというと、社会科学というよりは、人文科学に近くなってしまうと思います。



ただ、ナチスドイツの収容所であるとか、そういうものに興味を持っている、というのであれば、
『2円で刑務所、5億で執行猶予』(浜井浩一著、光文社新書)
『終身刑の死角』(河合幹雄著、洋泉社新書y)
などはどうでしょうか?

これらは、日本の犯罪の状況と、刑務所のシステムについて書かれた書です。『2円で刑務所~』の浜井氏は、元々、刑務所に勤務していた人で、その辺りのシステムについて熟知した人物で、また、『終身刑の死角』の河合氏は、法社会学者、つまり、法律、特に刑罰などについての法律によって社会がどういうものなのか、について研究している人です。
どちらも、現在の日本の刑務所というのがどういう場所なのか、どういう風に運営されているのか、などが綴られた書で、それと、質問者さんがある程度、知識を持っているナチスドイツの収容所のシステムなどを比較するなどすると、面白い考察ができるのではないか、という風に思います。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすく適切な回答をありがとうございます!とても参考になりました。一度、お勧めしていただいた本を調べてみようとおもいます。
ナチス収容所のシステムは関心はあるのですが、未だあまり詳しいところまで手をつけていないので、コレを気に本などを探してみようと思います。もしオススメがあれば教えていただきたいです(汗)
昔の日本の刑罰との比較も面白そうかな?とアイデアも少し出てきました。とても参考になりました、本当にありがとうございます。

お礼日時:2010/08/23 12:22

文庫ですが15歳の少年を主人公にして物語風に社会科学的なものの見方を説いた本で


吉野源三郎 君たちはどう生きるか 岩波文庫
http://www.amazon.co.jp/dp/4003315812
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