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超高気圧の中で、人間は普通に生活することは出来るのでしょうか?
例えば1000気圧の空気に満たされた空間で、普通に呼吸することは出来るのでしょうか?
人間には息を吸い込むのにも限界な気圧があるという話を聞いたことがあるのですが、本当ですか?

A 回答 (4件)

>超高気圧の中で、人間は普通に生活することは出来るのでしょうか?



 出来ません。
 空気には、窒素が約78.084%、酸素が約20.946%含まれています。

【参考URL】
 空気 - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%B0%97

 窒素や酸素は、人体の主成分である水に少しだけ溶けますが、空気の圧力が高くなるのに従って、溶け込む量も増えて行きます。
 そして、気圧が4~5気圧位になると、血液を始めとする体液中に溶け込んだ窒素の影響で、窒素中毒(窒素酔いとも言います)が起き始めます。
 窒素中毒は、はアルコール中毒と似ていて、知的能力や運動の障害、行動や人格の変化、等の症状や徴候を引き起こすそうです。
 更に気圧が高くなり、10気圧を超えた領域では、窒素中毒により、幻覚を見たり、意識を失う事もあるそうです。

【参考URL】
 窒素中毒 - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AA%92%E7%B4%A0% …

 万有製薬株式会社 > メルクマニュアル > メルクマニュアル医師向け日本語版 > 外傷;中毒 > 潜水中または加圧空気内で作業中の損傷 > ガス中毒
  http://merckmanual.jp/mmpej/sec21/ch323/ch323e.h …

 神経は単に感覚刺激を伝えたり、筋肉を動かす信号を送るものばかりでは無く、自律神経系等の、人間が生命活動を維持するために、欠かす事の出来ない神経も多く存在します。
 10気圧程度ですら、上記の様な神経に関係する異常が発生するのですから、より高圧では生命維持が出来なくなる可能性もあると思います。

 又、気圧が7気圧前後になると、酸素中毒により、感覚異常、痙攣、目眩、悪心,嘔吐、視野狭窄、等の症状が現れた始め、殆どの場合、意識を失うそうです。

【参考URL】
 酸素中毒 - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E7%B4%A0% …


 それから、マイナス140.7℃よりも高い温度では、どんなに圧力を高くしても、空気か液体になる事はありませんが、圧力が37.2気圧以上になると、空気は液体ではなく、超臨界流体という、液体と気体の性質を併せ持った流体になります。

【参考URL】
 超臨界流体 - Wikipedia
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E8%87%A8% …

 液体と気体の性質を併せ持つ超臨界流体は、気体の様に、狭い隙間にも容易に入り込み、物質を溶かす力が液体以上に強い、という性質があります。
 空気の超臨界流体の性質に関しては、情報を見つける事は出来ませんでしたが、水の超臨界流体に空気が良く溶ける事から推測して、空気の超臨界流体に水が溶ける可能性は高いのではないかと、私は思います。
 従って、37.2気圧以上の空気中では、水分を始めとする、身体の構成成分の中の幾つかが、空気中に溶け出して、身体から失われてしまう可能性も、無いとは言えないかも知れません。
 又、水又は二酸化炭素の超臨界流体に酸素を溶かした流体の中では、条件によっては、有機物は急速に酸化(要するに燃えてしまう)される事があります。
 又、液体酸素は超低温であるにも関わらず、有機物が触れただけで、爆発的に燃焼させてしまう事が良くあるそうです。
 これらの事から推測して、空気の超臨界流体の中でも、人体を構成する有機物が速やかに酸化されてしまう可能性もあるかも知れません。
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この回答へのお礼

うわわ、大変親切で丁寧な回答ほんとうにありがとうございます!!

書いてあることが凄くむずかしくて、理解するのが大変そうです><;
時間をかけてしっかりと読んでみます!
酸素や窒素に毒があること知りませんでした……
超臨界流体なんて言葉、教えてもらわなかったら一生知らないかもしれなかったです;
身体がすぐ酸化されてしまうなんて、もう想像も出来ないです 笑
やっぱり、非常に高い気圧のなかで生きることは不可能なんですね・・・

こんなめちゃくちゃな質問に丁寧に答えていただいて、ほんとうにありがとうございました
ものすごく勉強になりましたし、これからもっと勉強しなきゃって思いました!

他の回答者の方々にも、重ねてお礼申し上げます。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/09/11 19:44

1気圧の空間から、1000気圧の空間に入ったら、1気圧の空気を含んでいる肺が最初に潰れ(肋骨が折れ胸全体が潰れると思います)、次に体全体が潰れると思います。


ゆっくりと少しずつ気圧を上げていった場合はどうなるのか(肺を含む体内・体外の圧がつり合っているので)私にはよく分かりませんが、1000気圧の空気といったら酸素濃度も1000倍になるので、高濃度酸素の毒性が問題になりそうですね。
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この回答へのお礼

そうなんですよね。
徐々に気圧をあげていけば、息を吸うことはどんな気圧でも出来るのかなーって思っていたんです。

酸素にも毒があるんですか!!
とりあえず、こんな環境では死んでしまうのは確定みたいですね……

回答ありがとうございました!

お礼日時:2010/09/11 19:36

1000気圧って、大気濃度が1000倍ですからね。

10数気圧で空気が常温液化します。

1気圧から放り込んだら肺どころでなく全身が圧潰しますし、
徐々に慣らしても、大気圧で全身が縮んでいきますので、血管が詰まり酸欠で死にます。

普通の生活というのが1気圧の+-数%の話であり、1000倍となると物理現象すら変わってくるので、人間以前に物質が普通の状態で存在しえません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

常温で空気が液体化してしまうんですか!?
そんな環境で呼吸できるはずないですね……

徐々に慣らしても駄目なんですか……

仮に肺の中の空気と気圧が釣り合っている(平衡っていうんでしょうか?)状態になれるとしたら、何気圧の空気なら肺のなかに取り入れることが出来るんでしょうか?
質問の意味、よくわからないですよね、ごめんなさい;

ありがとうございます!

お礼日時:2010/09/11 19:25

こんばんは。



1000気圧…死ぬよ。

気圧って、簡単に言えば、地球の引力によって大気に圧力がかかって成り立ってます。

つまり1000気圧にするには地球の引力を1000倍にしなくてはいけません。
という事は、重力も1000倍ですね。

1000倍の重力の中で人は生きられるでしょうか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

1000倍の重力、生きれるわけがないですね……;
呼吸とか生活する以前のレベルだってことですね
自分がどれだけめちゃくちゃなことを訊いたか自覚しました、恥ずかしい;;

勉強になります!

お礼日時:2010/09/11 19:17

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