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文庫本は600円程度で売っているのに、ハードカバーの本は安くても1500円で、とても値段が高いのはどうしてですか。どこでそれほど値段が違ってくるのでしょうか。

A 回答 (4件)

> 子供向けのハードカバーの本は、文量は少ないのに値段が高いのはどうしてでしょうか。



いくつか要素がありますが、おおきなものを3つ挙げておきますね。

まず、仮製本と本製本をネットで調べてみてください。本製本は、高いです。
ハードカバーでも、背が固まっている仮製本の延長線上にあるものと、ノドまで開ける背が浮いている本製本のモノがあります。
この後者は高いです。
子ども向けの本は、完全にノドまで開くように作ってある本製本のものが多いのが、高い要素の一つです。
無線綴じと呼ばれるコミック本や文庫本のような製本だと、1冊10円前後ですが、ハードカバーはその数倍、本製本は、無線綴じの本が印刷などを含めて1冊作れてしまう以上のお金が製本だけでかかります。
本製本ではなくても、ノドが開くように工夫しているものも多くありますよね。
子どもが本を読む姿を思い出してみてください。子供には必要な製本法なんですね。

次に、紙の質が違います。紙屋さんや画材屋さんに行ってみると分かりますが、新聞紙のような紙はホントに安いですが、コート紙や塗工紙は、高いですし、印刷工程でその上にニス加工するともっと高くなります。
子供向けの本の紙が、濡れたくらいでページがくっついてしまうようじゃダメですよね。また、カラーで絵を印刷するのでも、見たものをそのまま受け入れる子供向けの場合、印刷がよく出る紙を使っています。

3つめに、校正ですが、ページの中には、文字だけではないですよね。挿絵も多くありますし、写真が多い本もあります。その配置も大事になります。なので、文字校正以外にも多くの構成が必要になります。
また、著作権者も著者だけではないことが多いですから、その分、出版社の支払いは多くなります。
この手の、権利者が多い出版物は、あまり文庫本のような安い本には向かないので、あまりそういうのには、なっていないのでは?
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。

子供向けの本は、多くの手間がかかっているから高いわけですね。

お礼日時:2010/10/17 16:16

本が紙と糊だけで出来ているなら、本は、売値の20分の1で出来ます。


作家さんが書いた文章を印刷できるところまでにするのにお金と手間がかかるんです。
なので、本の大きさではなく、単行本を最初に出して、次に文庫本を出すから、文庫本は安いんです。
それと、日本の文庫本って、海外と比べると破格に安いんですよ。一度、海外のペーパーバックの価格を調べて見てください。
文庫本は、本を出すまでにかかる費用を単行本を買ってくださる方が負担してくれるから、安くなるんです。なぜそこまでして、安い本にこだわるかは、各出版社の想いが文庫本の巻末に書かれていると思うので、見てみてください。
なお、ライトノベルのように最初から文庫本になるものは、そうでないモノよりちょっと高いうえ、ページあたりの文字数も少なくして、安くできるように工夫されています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに、近代文学などの文学本は、かなり安く売ってますよね。
でも、子供向けのハードカバーの本は、文量は少ないのに値段が高いのはどうしてでしょうか。

お礼日時:2010/10/10 16:55

中の紙質、大きさ、製本の仕方、


表紙の紙質の違い、
表紙を剥がすと寒冷紗張りしているものもあります。

材料単価と作業工程の違いが大きいと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
長い間抱えていた疑問が解消しました。
どうやらハードカバーの本は中身自体の値段よりもそれ以外の要素の値段のほうが高いようですね。

お礼日時:2010/10/10 16:57

製本の手間(文庫本は厚紙を中身と一緒に裁断しただけ)


紙の量(だいたい重量比で3倍以上になります)
紙の質
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
文庫本の製本の方法はかなりシンプルですね。

お礼日時:2010/10/10 16:58

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