アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

難視聴地域におけるNHKの受信料の支払いについて

ぼくが住んでいるところは難視聴地域です。以前は自治会(のような組織)が共同アンテナを管理していましたが,現在ではケーブルテレビにより,各家庭に地上波+BSのみの配信を行っています。ケーブルテレビ会社との契約はほぼ強制で,入居前より不動産会社から必要経費として聞かされていました。

疑問に思うのは,このような状況下でNHKの受信料の支払いは必要なのでしょうか。受信契約とは,「受信できる状態にあれば料金を支払え」ということでしょうし,受信料にはコンテンツだけでなく視聴可能にする費用が含まれている考えるなら,受信できるようにする責務はNHK側にあると思うのです。たとえ受信契約を結んでいたとしても,ケーブルテレビの料金を支払わなければ受信できない状況は,NHKの契約不履行には当たらないのでしょうか。

法律に詳しい方,教えてください!

A 回答 (4件)

放送法では、NHKは「あまねく全国で受信できるように措置を講じること」なっています。


しかし、従来のアナログ放送や地上デジタル放送では中継局の数が足りず、山間部や離島などでは電波が受信できない地域が存在します。
このため、NHKは受信可能な地点(多くは山の上)に共同受信施設を設置し、各家庭までケーブルを引いて受信できるようにしています。これをNHK共聴といいます。
ただし、NHKの電波が受信できない地域は民放も受信できませんので、NHK共聴に民放の受信施設も併設していますが、民放部分に関しては共聴組合の加入者の負担で設置運営しています。
従って、NHKを受信するための設備の維持管理費用は、すべてNHKが負担し、直接電波を受信できる地域と格差がないようにしています。

これに対して、自主共聴と呼ばれる共聴組合もあります。NHK共聴と同様に難視聴を解消するために共同受信施設を設置していますが、NHK共聴と違う点は原則としてNHKの電波は受信可能であるが、民放の映りが悪いための施設という点です。
自主共聴組合では、地デジ化の工事費用についてはNHKの技術協力や行政からの補助金である程度負担が軽減されますが、基本的には維持管理費用は組合員の負担です。
しかし、近年ケーブルテレビや光テレビの普及により、共聴組合を脱退する人が多くなり、組合施設の管理負担がいっそう重くなるケースが問題化しています。
そこで、共聴組合を解散し、地域ごとケーブルテレビや光テレビに加入しているところも出てきています。

質問者様の地域はこのようなケースに該当し、地域ごとケーブルテレビへ加入しているのではないでしょうか。おそらく屋外アンテナを正しく設置すれば、NHKは受信可能だと思いますよ。

もし、NHK共聴組合を解散してケーブルテレビに加入しているのであれば、それはその組合が解散時に権利放棄した結果ですから、NHKに非はないでしょう。

NHKの放送を視聴できる環境にある限り、NHKとの受信契約は放送法にしたがったものであり、NHKの債務不履行には当たりません。

また、質問者様は、転居の際、不動産会社からケーブルテレビ加入についての説明を受けている訳ですから、不動産会社や売主・貸主に対して権利の瑕疵を主張することもできません。
    • good
    • 6
この回答へのお礼

丁寧な回答をありがとうございました。勉強になりました。

ほかの回答してくださった方へのお礼も込めてですが,皆さんの回答をみて,自分が何に疑問を感じていたことがわかってきたような気がします。自分なりに調べてみたのですが,受信契約の問題にはさまざまな解釈が成り立つ点があるのに,一般にはNHKの主張を受け入れられていること。「どこの家庭にもテレビはあるだろうし,NHKを全く見ないというのもまずあり得ない。」という前提があって,だから,受信契約に云々するのは,ズルして受信料を払いたくない人のへりくつと思われてしまうのでしょう。

でも自由契約の原則からして,「受信できる機器を設置」したら契約の義務があるというのは,勝手に電波を送信しておいてあまりに一方的ですよね。だまって荷物を送りつけ,開封したから金を払えっていわれたら,立派な詐欺だと思います。ほんとうに見ていないのなら,受信契約を結ばなくてもいいのではないでしょうか。アンテナをつけていないテレビは契約の対象外と主張するのは,当然ことだと思います。

また,ケーブルテレビは放送法で定義される「放送」ではなく,NHKはケーブルテレビ会社に番組を提供しているにすぎないのだから,受信料の対象にはならない,という論議もあるようです。これにはムリがあるようなきがするんですが,でも法的にはどんなものなのだろうと思っています。受信料の支払いがいらなくなるのなら,もちろんありがたいですから!

とはいっても,まあ当分は受信料を支払い続けるでしょうが,案外,本当にテレビ番組を見なくなる日が来るかもしれないなあとも思います。だってちょっと前まで,新聞を購読しないなんて考えられなかったですもの。

長文で失礼しました。m(..)m

お礼日時:2010/10/26 00:54

NHKの受信相談を申し込み、アンテナの向き・高さ等により地D放送電波が単独で受信出来るか相談する方法も有ります。


アナログ波はゴーストなどの影響が有りましたがデジタル波はその様な事が有りません。
受信出来れば綺麗な画像を楽しめます。
アンテナ工事に7万円程の初期投資は必要ですが、10年使えば月580円程の負担です。
街並みの景観からアンテナ建設が規制される自治会も有ります。
ご検討下さい。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ぼく自身はほとんどテレビを見ませんが,子どもたちはNHKの教育番組がお気に入りです。でももう少し大きくなったら見なくなるかも? 家のテレビはアナログのブラウン管ですが,アナログ放送が停波しても買い換えなければ,NHKとの契約は解除することになるのかなあ,なんて考えています。ま,たぶん地デジ対応のものを買うと思いますけれど…。(^^;)

お礼日時:2010/10/26 00:31

No.1さんも書かれているとおりですが、



>入居前より不動産会社から必要経費として聞かされていました。

と質問者様も書かれているとおり、そのことを了承の上、入居されているのですから

支払うべきではないでしょうか?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

こんにちは。回答ありがとうございます。

> 支払うべきではないでしょうか?

現在,受信料はちゃんと支払っています。
説明がうまくなくてごめんなさい。

お礼日時:2010/10/26 00:24

条件は「受信できること」ではなく「受信できる機器を設置すること」なので、映りが悪くても受信契約は必要です。



しかもケーブルテレビに加入して観れてるんですよね?

難視聴地域じゃなくてもテレビとアンテナを繋がなければ視聴できません。
「繋ぐケーブルをテレビ局が用意するべきだ」って言ってるようなものですよ。

各地域により設置に必要な物が違うというだけのことです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答,ありがとうございます。

> 「繋ぐケーブルをテレビ局が用意するべきだ」って言ってるようなものですよ。
> 各地域により設置に必要な物が違うというだけのことです。

なるほど,よくわかります。ただ,ちょっとだけ食い下がると(^^;),数百円の初期投資ですむ地域と,継続的に月額料金を払わなくてはならない地域とがあって,しかも契約をする自由がないのはおかしいんじゃないかと思うんですよ。けちって払いたくないのではなくて,納得して払いたいものでございますよ。

お礼日時:2010/10/25 04:18

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています