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有機合成で反応後に分液した溶媒を蒸留し、溶媒回収の検討をするために成分分析をしているんですが、加えた分の溶媒量と分析後の溶媒量が一致しません。中身はほとんどがAでそれ以外BとCとごく少量の未知化合物です。
やり方として、分液後の溶媒4000gの内500gを常圧蒸留し、フラクションごと集め、それぞれをガスクロで分析。検量線は1gのB、1gのC、98gAでそれをさらに10倍希釈して2点で直線を引き、その直線に当てはめてBとCの量を出し、その二つの化合物の合計量を全量から引いたのがAの量としています。
その量を8倍したところ、AもBもCの量も加えた量とまったく一致しません。Aが300gほど、BもCも50gほどズレます。
何かやり方に問題があるのでしょうか?あくまでも検量線は近似直線なので多少のズレは理解できるのですが、これではズレすぎで信頼にかけてしまいます。
何かわかるかたいましたら教えてください。よろしくお願いします。

あと、蒸留しているのでどうしても溶媒組成が変わってきます。たとえば、最初のフラクションはA80%、B10%、C10%だったのが、後半のフラクションはA60%、C40%とかになってきます。この場合、検量線は引きなおしたほうがよかったのでしょうか?

A 回答 (4件)

ANo.2です.検量線用の引きなおしをお勧めします.分析対象に比べて検量線用標準試料中のB,C成分の含有量が低すぎるのが今回のズレ

の原因だと思います.新たに高い濃度の標準試料を含めて検量線を作成し,前回と同様に良好な直線性が認られたとき,他の原因を考えるのがよいと思います. もし直線性が悪くなっていたときは,GCへの試料の注入量を1/2~1/10にすると解決するかもしれません(検出器の直線性の良好な範囲に入れることを狙う).内部標準法の検討はその結果を見てからでよいと思います.操作が煩雑になるし,内部標準物質の選定,分離条件の再検討なども必要になるからです.要は手間がかかる方法に手を出す前に確認することがあるということです.
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうですね、とりあえず色々なケースを考えてダメなら次の方法を考えることにします。

お礼日時:2010/11/15 22:14

質問への回答に内部標準物質について誤解があったのと検量線への質問と合わせてこちらの資料が役に立つと思います。



http://www.sit.ac.jp/user/appchem/iwasaki/exp200 …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とてもわかりやすいですね。

お礼日時:2010/11/14 11:46

状況がよく理解できない部分があり,間違ったいるかも知れませんが参考にしてください.まずは,確認ですが,検量線に使用したのは,BとC

それぞれ1%のA溶液とその10分の1の濃度A溶液でしょうか? そして,分析対象の濃度はB,Cが10%程度と推定される,あるいは分析結果がそのように計算されたのでしょうか? もしそうであれば,検量線の範囲外,しかも超外挿ということになります.検量線は内挿が基本です.フラクションはどのような処理をされているのでしょうか? マスバランスをとることは,とても難しいですが,絶対法の場合,検量線用標準試料を繰り返しGC分析し自分の注入の再現性をみることで,実験の自信がつくし,内部標準法を採用する必要があるか,そのときの精度の向上がどの程度かも予想できると思います.
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
検量線に関してはBとCそれぞれ1%のA溶液とその10分の1の濃度A溶液です。
分析対象の濃度ですが、分析器から最初の」フラクションはBが濃度5%程度なのですが、沸点の違いから後半はBやCが濃度20%程度とでてます。
蒸留なんですが、常圧蒸留で50ml容サンプルごとに集め、そのフラクションごとにGCをうっています。
確かに、濃度の範囲を超えている可能性があったので、Bを10g、C10g、A80gで検量線をつくり3点で検量線を作ったんですが、きれいな直線になり、その式に当てはめても結果はほとんどかわりませんでした。

お礼日時:2010/11/14 11:45

絶対量で検量線を作っておられるようですが、やはり内部標準を入れて相対評価した方が精度は一桁違うと思います。


ご質問者の場合、Aが圧倒的に多く、B、Cが少ないので、両者を同じ内部標準で評価するのは適切ではなく、Aの場合とB、Cの場合にそれぞれ別の内部標準を使うのが良いと思います。
やり方がかなり複雑になりますが、溶媒回収という目的がはっきりしているので、これも「研究」だと位置づけて精密な定量をされるのが適切だと思いますし、他の方が同じ溶媒を使う可能性があると考えると決して無駄な手間ではないと思います。
また、
>後半のフラクションはA60%、C40%とかになってきます。この場合、検量線は引きなおしたほうがよかったのでしょうか?
蒸留に関して精密に計測する化学工学的な仕事はもう数十年前のものになって仕舞っていますが、現実には化学プラントで日々計測が行われ化学工業の基礎になっているということを再認識されるべきでしょう。
その立場から考えれば上記したようにルーチンワークのための検量線作製は非常に重要な意味を持っています。
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この回答へのお礼

さっそくの回答ありがとうございます。
分析の素人なので間違っていたらすみませんが、内部標準法はラベル体等を使用されるんですよね。
そのようなサンプルはないので、この絶対標準法でやるしかないようです。

お礼日時:2010/11/14 00:26

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