プロが教えるわが家の防犯対策術!

中国の大学に在籍しているものです。
発展経済学という授業で「持続可能な発展戦略」というものを学んだのですが、
その日の宿題として、
「自分の国の自然資源や環境の現状と、そのために実施している持続可能な発展戦略(Sustainable Development Strategyサスティナブル・ディベロップメント・ストラテジー)を調べてくる」という宿題が出され、
次週、教室の前に出て、各国の代表が発表することになりました。
日本人は私一人しかいないので、私が発表しなければならないのですが、
ネットで探しても企業のCSR関連のものや、世界の取り組みがほとんどで、
日本が具体的にどんな対策を取っているのかはいまいちはっきりしませんでした。
環境省のホームページも見ましたが、国際協力や教育についてがほとんどでした。
企業のサステナビリティについては、日本の大学にいたときに少し習ったことがあったのですが、
恥ずかしながらよく覚えていないのにあわせて、
今回の宿題は主に日本の環境に関する「日本の取り組み」を報告しなければなりません。

今、日本の自然資源及び自然環境のどのような状況にあり、
そして「持続可能な発展」を達成するために、どのような戦略(対策)を取っているのでしょうか。

発表は来週の月曜日です。どうぞよろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

こんにちは。


中国の大学とは凄いですね。各国の学生が集まる環境で学べるとは羨ましい限りです。

さて、私はゴミ問題をイチオシします。
理由は、ゴミ処理問題は全世界共通の問題ですが、
日本は特に人口に比べて国土が狭い物ですから重大だからです。
かつてゴミと土砂で埋め立て陸地を作ったりしていましたが、
もちろん根本的な解決では有りませんし
埋め立ても環境負荷や埋め立て候補地、政治的コストの問題もありました。

そこで、ゴミの3R(Reuse Reduce Recycle)を行うべく
循環型社会形成推進基本法を中心とした法体系を整備しました。
身近なところでは家電リサイクル法や容器包装リサイクル法も併せて制定され
法整備と共に各種インフラの整備も国や自治体も勤めました。

たとえば家電リサイクル法では、
・消費者は、リサイクルにかかるコストを負担する義務があります。
・家電の小売店等は、買い替えや過去に販売した機器の引取義務があります。
・メーカーは再利用や最終的なゴミ処分の責任が求められ、
 信頼できる再処理事業者を選定する義務があります。

ただ、このシステムは脆弱性もあります。経済的にオープンな系としては収益性が弱いのです。
ですので、ゴミが資源として認識され、外国に売れるとなると、
再処理事業者が干上がってしまうのです。
再処理事業者はリサイクルのインフラの一部ですから、これが壊れれば元に戻すのは大変です。


他の話題としては、
・揚水発電 →原発とダムが多い。
 原発は夜間も止められないので、
 夜間電力で水力発電の上のダムにポンプで水を汲み上げておく事で、
 ダムの容量が小さくとも水力発電の容量が数倍になる。
・都市鉱山 →国内に有力なレアメタル鉱山がない。
 携帯回収のインフラを整える(確か経済産業省)

などが考えられると思います。
個人的には、根本的な解決は「消費をしない事」しかないと思いますが、
産業文明が滅びるまで無理な話ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!
海外にいると、その国の情勢ばかり気にして、自国を知ることをおろそかにしてしまいがちで、
たまに先生や友人に「日本はどうなの?」と聞かれて答えられず、恥ずかしい、情けない気持ちに度々なります。
ここ1年ほどは、経済については(経済学部なので…)出来る限りネット上のニュースを見るようになりましたが、他の話題になると全然ダメです…。もっと日本に関心を持たなくてはなりませんね^^;;

さて、詳しくお答えいただきありがとうございました!
かなりたくさんあることに驚きました。(一方的な調べ方しかしてなかったんですね、私)
ゴミの問題、リサイクルについてはかなり前から討論されてきましたが、
循環型社会形成推進基本法というものがあることは知りませんでした。
家電リサイクル法は聞いたことがありましたが、詳しくは知りませんでした。
資源が少ない日本、国土が狭い日本にとって「ゴミの資源化」は確かにとても有効ですね。

その他の話題についても、自分なりに調べてみようと思います!
(具体的な事例がわかったので格段に調べやすくなりました!)
本当にありがとうございました!

引き続き、日曜日まで受け付けておりますので、
何か注目すべき、もしくは有効な、重要な、「日本の持続可能な発展戦略」がありましたら、
ご教授いただければ嬉しいです。

お礼日時:2010/11/20 00:26

豊かな生活の裏には、必ず貧困が有るので無理です

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この回答へのお礼

ご回答どうもありがとうございます!
確かにおっしゃる通りなのですが、
今回のテーマはその豊かな生活を続けていくためにどのような対策を取っていくべきか、ということなんです。
「持続可能な発展」とは今の世代だけではなく、次世代、さらにその次の世代にも同じような豊かな暮らしが出来るように、という意味が込められています。
今の世代が今ある資源をすべて使い切ってしまったら、後に暮らしていく人々は大変なことになってしまいます。
そこで、自国のため、もしくは国際レベルで何かしらの対策をとろう、ということなのです。

「豊かな生活」を対象としているので、
貧困の問題を挙げてしまうと、このテーマは少し(というかかなり?)利己的なテーマになってしまいますね;;
しかし「持続可能な発展」が達成できれば、貧困問題を解決する糸口になる可能性も全くないとはいえないのではないかな~と思います。
(具体的な対策が思いつかないのでただの推測でしかないのが残念ですが…)

ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2010/11/19 22:30

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