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VLCを用いて、マルチキャストの動画配信と受信を行ってみました。
配信用マルチキャストアドレスはff0e::1としています。

[接続図]
PC(VLCセンダ) - マルチキャストルータ - PC(VLCリスナ)

両者設定を行ない、視聴側VLCで再生をクリックすると
Type=143(Report)
Mode=4(Change to exclude)
MulticastAddress=ff0e::1
といった内容のICMPパケットを送出しました。
このパケットでは、「送信元IPがff0e::1以外のマルチキャストパケットすべてを転送して欲しい」という
意味にならないでしょうか?
マルチキャストルータが余計なマルチキャストパケットを転送してしまいそうな気がするのですが…。

実際には図中の「マルチキャストルータ」を持っていないので実験できていません。
このReportパケットの解釈の仕方を教えてください。よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

 IGMPv2/MLDv1までは、受信するマルチキャストグループのみ指定できましたが、IGMPv3やMLDv2(ICMPv6のマルチキャストリスナレポート)では、受信するマルチキャストについて、マルチキャストグループアドレスとそれを送出する端末のソースIPアドレスまで指定することができるようになりました。

このソースIPアドレスを指定するのが INCLUDEとかEXCLUDEです。マルチキャストアドレスの指定ではありません。

 INCLUDEやEXCLUDEには、ソースIPアドレスのリストを与えます。「このソースからのマルチキャストだけを受信する」「このソース"以外"からのマルチキャストを受信する」という意味です。しかし、IGMPv3/MLDv2でも、ソースIPにかかわらず、指定したマルチキャストアドレス宛てのパケットを全部受信するというIGMPv2/MLDv1的な運用がしたい場合は、EXCLUDE に空のソースIPアドレスリストを指定します。VLCリスナが送出しているのは、このソースIPを指定しないListener Reportです。


おそらく、IGMPv6パケットは
Multicast Address: ff0e::1
Mode: Changed to exclude ★
Number of source: 0 ★
となっているはずです。これは、
「ff0e::1を受信する。除外(EXCLUDE)するソースIPは無い(0)」
という意味であり、ソースIPが何であれマルチキャストアドレスff0e::1宛てのパケットを全て受信するという意味になります。

VLCリスナを停止すると、
Multicast Address: ff0e::1
Mode: Changed to include ★
Number of source: 0 ★
というリポートが送出されるはずです。
これは「ff0e::1について、ソースIPとして受信するものは無い(0)」つまり、どのソースIPからのff0e::1宛てマルチキャストも受信しない(IGMPv2/MLDv1までの言葉を使うなら、ff0e::1からleaveする)という意味になります。

参考URL:http://tools.ietf.org/html/rfc3810
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この回答へのお礼

てっきり「端末のソースIPアドレス」がWiresharkで見えているのかと
勘違いしていました。
ご指摘のように、ff0e::1の視聴要求が普通に出ていただけなんですね。

離脱時も、なぜff0e::1のインクルード要求が離脱になるのか疑問でしたが、
同様に勘違いだったことがわかりすっきりしました。

丁寧に説明していただいてありがとうございました。

お礼日時:2010/12/04 11:29

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