準・究極の選択

首周辺の感覚を支配するC2からC4の神経の障害の有無を裏付ける検査方法を教えてください。

MRIやレントゲン以外の方法でお願いします。


どうぞ、よろしくお願いします

A 回答 (2件)

C2でも他のレベルでも「運動神経(=筋肉を動かす神経)」と「感覚神経(=皮膚の感覚の神経)」は検査の方法が全く異なります。


胸郭出口症候群な脊髄から出た後の神経の束の問題で、筋電図という針を使った検査で、筋肉の異常を検出します。

C2-4レベルでは感覚神経と運動神経は束にならず、感覚神経は後頭部から頚の後ろにかけて分布し、運動神経は僧帽筋や胸鎖乳突筋を動かします。C2-C4の運動神経は一旦頭蓋骨の中に入っていって「副神経」と呼ばれる神経となって頚の下のほうへ折り返してくるのです。

C2-C4の「運動神経」は針筋電図で僧帽筋などを調べることで障害の有無がわかります。

でも感覚神経は筋電図では検査はできません。あくまでも運動神経の検査です。

医師の言った検査は「神経伝導速度検査」です。これは感覚神経も検査する方法ですが、C2-C4の検査をすることはまず無いので、比較する正常値が無い(=経験がないので正常か異常かわからない)と言ったのです。これは病院レベルでは全世界どの国でも無理のない状況です。その医師の能力の問題ではありません。何度頼んでも無理です。

誘発脳反応という手法で検査は可能ですが、研究レベルなので、これを医者に頼んでもできません。ですから、最初に書きましたように臨床(病院)では検査はできません。

ただ(参考)にお書きになった症状は、私の印象ではC2-C4の症状ではありません。これ以上は診察をしていないので書きません。

「C4より上」という医師の言葉は意味深長で「C4より上の原因、すなわち頚よりもっと上、つまり精神的な症状の可能性あり・・・」と解釈することもできます。

検査云々ではなく、自覚的症状よりも「筋の萎縮が生じているかどうか」など、臨床症状で診断はできるでしょう。「C2-C4の複雑・特殊な症状」というよりも「症状から診断がしっかりできていない」というよくあるパターンのような気がします。
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この回答へのお礼

本当にありがとうございます。
理解しやすいだけでなく、私がすごく納得できる説明であり、解釈であり、そして方向付けでもありました。かなり、不安や不満が払拭されました。

C2からC4では、運動神経は針筋電図検査で診断可能。感覚神経については、神経伝導速度検査を実施しても診断ができない。誘発脳反応で研究レベルでは検査が可能ということですね。

事故から1年半近くも経って、ようやく、インターネットや図書館の本で、自分なりに勉強をしていたのですが、基礎知識がなく、なかなか理解が進みませんでした。
 単純に、運動神経や感覚神経など、どんな神経でも筋電図検査で同時に検査できると考えていたので、本当は検査できるのに、オーダーが出てないから検査してくれないだけじゃないのか、と疑心暗鬼になっていました。

実は、筋電図検査をしてくれた医師から大学病院を紹介され、そちらの予約が取れました。
そちらでは、整形外科や精神科や理学療法士が一体となって、疼痛を治療していこう。という科だそうです。

これで、やっと、不安を解消して、次のステップ(というより、本来のステップか?)に進むことが出来そうです。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/12/05 13:16

ご自身では「いい質問だ」とお思いかもしれませんが、神経解剖や神経生理をきちんと勉強しなかった医療関係の方からよくある初歩的な質問です。



C2-C4の感覚神経については調べる方法がなく、感覚神経伝導速度も計測することができません。
運動神経は支配筋を筋電図で検査すればよいのですが、後頭部の大後頭神経などの皮神経は調べることはできません。

でも、これは臨床的には全く問題がありません。

腫瘍などの進行性の疾患で上記の末梢神経が障害された場合、画像でいずれは何か出てきます。C2-C4の脊髄後根や後角の病変でも同様に画像で何か出ます。

「画像で何も出ないC2-C4の感覚神経障害」とした場合、他の体の部位と同様に「神経痛」などの末梢神経障害として治療するだけの話です。

C2-C4の感覚神経だけの障害を生じて、画像所見が何も出ない「末梢神経症」以外の病気が何かありますか?

***********

それよりも、末梢神経症なら、C2-C4に限らず、裏付ける方法が無い神経のほうが多いのです。肋間神経痛がよい例です。C2-C4に限ったなわけではありません。「C5やS3が調べらるか?」というとその技術をもった医者は国内に10人といないはずです。

つまり、感覚神経伝導速度や感覚神経活動電位が解剖学的あるいは技術的理由で記録できない感覚神経は全て「裏付ける検査はない」のです。

***********

もちろん、これは一般の臨床検査レベルの話です。C2だろうがC4だろうが、あるいはTh7やS3だろうが、特別な技術(研究者レベル)をもっている場合はもちろん可能です。

方法はここでは書きません。だれか他の方がご回答できるかどうかしばらく様子を見ます。
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この回答へのお礼

ご回答、本当にありがとうございます。大感謝です。

ご迷惑をかけてしまう可能性がありますので、あくまでも、一般的な質問として、質問を続けさせてください。

やはり本当は、C2からC4でも針筋電図検査の実施で、正常か、異常かを判断できるという理解で、正しいですか?


ある医師が、C2からC4では、針筋電図では計測しても比較する正常値が得られないとして、検査はしないと回答。本当はオーダーがなかったから、ということかも知れません。これは、患者をなだめるための方便で、本当は針筋電図検査でも可能(同時にいろいろ検査はしているのでしょうが、とりあえず、ひとまとめに、筋電図検査と呼ばせてください。)であったということでしょうか。該当箇所の紹介状を再度持ってくれば、やってくれるかとの問いに対する回答です。
検査依頼を出した病院の医師は、どこでもできるはずだけど、あの先生がそう言うのなら...という対応です。


差し障りのない範囲で結構ですので、針筋電図でも検査可能なのか、それとも、他の検査手法なのかを教えてください。


(参考)


針筋電図検査他の検査で、胸郭出口症候群が陰性、針筋電図検査でC5,C6、C7の脊髄節もしくは神経根の障害が判明、なお、軽く触ると、頚側部の血管(胸鎖乳突筋の表面の静脈、その前方の動脈)に沿った痛み、時に、耳たぶ、あご下、のどの片側、耳の後ろ、片側の首の後ろ、肩、鎖骨上下に痛みや痺れが広がる。アゴをグッと引いたり(あまり引けないが)、その状態を持続した場合、首の旋回を何度か繰り返した場合など、頚椎と頭蓋骨の接合部分の後頭部側周辺の硬直感や首の痛み、吐き気。重いもの(18kg程度)を持つと、頭がクラーとして、ガクッとヒザをついてしまう、などの自覚症状、針筋電図検査を実施した医師は、C4より上とだけ、ちらりと可能性を示唆した事例。この時の他病院からのオーダーは胸郭出口症候群の鑑別のみ。

肩の筋肉がつって、腕がキューと上につりあがっていた頃有り(現在はない)。一時は軽作業で、胸鎖乳突筋or斜角筋?も腫脹。アゴだけを上げると、頚椎と頭蓋骨の接合部の後頭部側の中が、火傷のような感覚があったときも有り(現在はない)。

現在、机に直に本を置いて読むこと、机で字を書くこと、など、うつむいての作業が困難。実務に耐えられるレベルではない。また、ある程度、体を動かすと、側頚部の痛みが強くなる。肉体労働もきびしい。
首の旋回で吐き気も出る。

デスクトップパソコンでの作業と、クリップボードでの筆記が頼みの綱です。



 
本の立ち読みが困難。腕が疲れる。頚椎と頭蓋骨の接合部の後頭部側が硬直感、又は痛くなる。

 

お礼日時:2010/12/04 00:33

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