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高分子の分子量分布で、カルボン酸などの酸が入るとPDIが広くなりやすいと、先輩に言われたのですがこれは本当でしょうか?また、これが本当であるならばなぜですか?
すみませんが、回答のほどよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

1)Condensation Polymerization ( 縮重合)におけるエステル反応(-COOH, -OH) は1936以降、それにPaul J. Flory (Principles of Polymer Chemistry (1953))の丁寧に説明されています。

この本は高分子化学部門のバイブルといわれているもので、今でもその基礎、応用は充分に使用できます。図書館から借りて読んでみたらいいでしょう。
2)エステル化反応で、H(CH2)nCOOH + C2H5OH --> H(CH2)nCOOC2H5 + H2O を例にとると
 n=1,2 その反応速度は高いですが、n=3,......9, higher では反応速度はほぼ一定しています。
3)dibasic acids のエステル化反応でもn=5 以上は反応速度はほとんど変わらないようです。

4)この事から高分子のエステル化反応(A--B type or A-A and B-B) はその反応収率をあげることで、-COOH と-OH の反応性はポリマーの分子量に関わらず、反応すると考えると、分子量分布が大きくなるといえましょう。これは実験からも実証されています。
5)上記のFlory ( 1974? ノーベル化学賞受賞)の本を参照すると理論的にも詳しい説明
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