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お世話になります。

私は30代前半の男、国立大学院で化学系専攻を修了した理系です。現職はプラント業界ですが、現職での不満と特許業界への興味があり、特許事務所での勤務を考えています。現職で開発業務に携わってはいますが、特許出願には直接関わったことはなく、直接的なキャリアはないと考えざるを得ません。

このご時世や、おそらくもともと需要が小さいだろうことからこの転職はかなり難しいと思っていますが、理系のバックグラウンドと英語力(TOEIC750点程度ですが…)を武器にして、なんとか特許業界に滑り込むことができないかと、現在真剣に考えています。

特許技術者、特許翻訳、特許事務などの職種があると思いますが、事務所で特許に携われることを第一に考えているので、職種にこだわりはありません。漠然と、特許技術者は実務経験者ばかり採用される(面接+記述試験で一度落ちました)、また特許事務は女性が多くジョブマッチングの観点から採用される可能性は低い(書類選考で一度落ちました)と思っており、最も採用される可能性が高いのは特許翻訳かなぁと考えています。

特許翻訳について調べていると、知財翻訳研究所というところで翻訳インターンという1年間の嘱託としての働き口もあるようで、それに挑戦するのも一つの手なのかなぁとも思っています。おそらくこれも選考があるようですが。

今は転職することすらできないのでは、という不安もよぎっています。こういった私は、どういったプランで転職活動を進めるのが採用をいただくことができるでしょうか。どんなことでもよいですので、アドバイスをいただけるとありがたいです。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

業界としては求人はありますよ。

優秀な人材は常に求められているので、年中募集している事務所も多々あります。年中募集している事務所は、ブラック事務所の場合もありますが。

理系大卒、未経験での求人は、例えば以下の求人ページにもあるように多々あります。

日本弁理士会 求人情報
http://www.jpaa.or.jp/job/job_list_area.php

パテントサロン 求人スクエア
http://www.patentsalon.com/jobs/offer/index.html

大手事務所といっても数百人規模なので、インテリジェンスとかパソナとかいった大手の人材紹介会社では、特許事務所の紹介はあまりされていません。特許業界に特化した人材紹介会社でないと、紹介はないように思います。

LECプロキャリア事業部
http://www.lec-procareer.jp/

ただ、ご質問の「化学系」に限定すると、なかなか難しいかもしれません。
化学系の特許出願は、製薬会社等の大手企業に限られており、出願の絶対数が少なく、化学系の仕事を受けている事務所も大手事務所に限られています。一方、同一の発明を数十カ国以上の多数の国に出願しており、非常に売り上げの大きい分野でもあります。事務所にとってもウマミの大きな分野であり、特許業界の中でも高給が期待しやすい分野です。
そのためか、私の勤務している事務所でも、求人を出すたびに化学系の求職者は過剰なほど応募して来るそうで、なかなか採用されていないようです。

現職がプラント業界とのことですが、プラントの設計や管理等をしていて、機械系の知識もあるのであれば、化学系に限定せずに機械系を目指すというのも一つの手です。あるいは、ぜんぜん知識がなくても、機械系はなんとかなる分野です。図面等に抵抗がなければ。

あと、特許明細書は、お読みになったことはあるでしょうか。

特許電子図書館
http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl

上記HPの「特許、実用新案検索」で現在公開されている特許出願等を検索してみることが出来ます。単に、google等の検索エンジンで、「特許請求の範囲」「請求項」などの用語と、「Q10」「美容」などの技術用語を入れて検索すれば、なんらかの特許公報がヒットします。

特許事務所の仕事は、きわめて単調ですよ。無味乾燥な特許明細書をひたすら書いて、あるいは翻訳するだけの仕事です。機械系の明細書はまだ、自動車とかテレビとかいった具体的な製品が対象なので(もちろん、自動車のごく一部が発明ですが)、まだ面白みがあるかと思いますが、化学系の明細書は、化合物の羅列のようなものです。長いものでは100ページ(1ページ:40行×50列)にもわたります。こういう仕事を今後延々とやるんだという覚悟がないと、幸いに採用されても長く続けられないかもしれません。

大手事務所では、海外から日本への特許出願のための英和翻訳、日本から海外への特許出願のための和英翻訳などが行われますが、英語力よりは技術的知識の方が重要です。特許明細書の文章は、小説でも会話でもなく、単なる説明文なので、文法的には単純です。省略は多用されるので、分詞構文は多用されていますが、これは慣れれば問題ありません。むしろ、技術的に何が書かれているかを掴めないと、まともな翻訳にならない場合の方が多いです。

上記を整理しますと、
(1)特許明細書を何件か確認して、こういう明細書を書きあるいは翻訳するという仕事にやりがいを感じることが出来るか(優秀で売り上げを人並み以上に出せるなら、高給をもらうというやりがいもあります)を検討し、
(2)化学系を希望なら大手事務所に片っ端から応募し、あるいは人材紹介会社に登録して紹介を受け、
(3)機械系でもよいなら、大手だけでなく中小にも応募する、
というところでしょうか。

それから、給料については書かれていないので余計なことかもしれませんが、特許業界に転職して現職よりも高給を得るのは、なかなか難しいと思いますよ。能力主義を採用している事務所はいっぱいありますし、仕事が出来る人と出来ない人との間で、売り上げで数倍くらいの差は簡単についてしまいます。個人の売り上げが数字ではっきりと出てしまう関係上、仕事が出来る人、出来ない人が露骨に分かってしまいます。やってみないと分からないことではありますが、仕事ができないと結構居辛い仕事だとは思います。それから、特許事務は、仮に採用されたとしても、高給は望めないと思いますよ。
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この回答へのお礼

大変、大変、ご丁寧でわかりやすい説明をいただき、ありがとうございました。
ならびにお礼が遅れて申し訳ございませんでした。

もくもくとひたすら同じような作業をするようなことは、比較的得意なので、自分で向いている方ではないかと思います。(逆に、たくさんアイデアを出さないといけないような仕事では気後れしてしまうと思います。)ただし、特許レベルの知識に自分がついていけるのか不安に感じています。

給料に関しては悩むところです。現状よりも下がるのが必至だと思いますが、仕事環境として今より改善されることを思えば、仕方ないのかなとも思います。

参考URLも役立ちました。色々と転職活動を広げようと思います。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2011/01/06 23:33

特許関係の資格を持っていても特許事務所などに就職できないご時世ですので実務経験が無い方だと高確率で門前払いです。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。やはり厳しいですよね。覚悟しないといけないと思います。

ちなみに、特許事務では必ずしも特許関係の資格は不要と考えていましたが、ここでも必要なのですね。現在特許事務所に勤務している人は皆、民間の知財部等でキャリアを積んで転職してきた方がほとんどなのでしょうか。

勉強もしたいと考えていますので、具体的な有用な資格を挙げていただけると幸いです。

お礼日時:2011/01/02 08:29

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