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イギリス英語とアメリカ英語の違いについて質問です。

一般的にはアメリカ英語は口語調だとか、イギリス英語は馬鹿丁寧で面倒臭いなどと聞きますが、イギリス人は全員がイギリス英語を話すのですか?
それとも特定階級(王族や貴族など)だけが話すものなんでしょうか?

具体的な違いが良く分かりません。そもそも単語などからして違うのでしょうか?
それとも文末だとか、イントネーションだけの違いですか?
私のヒアリングでは良く分かりません。
なんとなく、アメリカ英語の方が舌が巻いているような気がするだけです。(笑)

学生時代、友人がクイーンズイングリッシュだと褒められていたことがあり、その辺の関連も教えてください。

A 回答 (7件)

イギリス・アメリカ両方に駐在経験のある者で、現在も英語を多用する仕事をしています。



ご質問は、色々な論点を含んでおり、全部にお答えすることはとてもできないので、思ったことをつらつら書かせていただきます。

他の方も指摘されている通り、イギリスはアメリカと比較して国内での英語のvariationが大きく、何がイギリス英語か、一言でいうのは困難です。生粋のロンドンっ子が話すのはcockneyという明らかな方言です。でもロンドンに在住のイギリス人が皆これを話しているかというとそうではなく、良くBow Churchという教会の鐘が聞こえる範囲で生まれた人だけが話すと言われる通り、特に今ではごく一部の人しか話しません。非イギリ ス人にとっては非常に聞き取りにくい英語です。発音面では語尾を巻く等の特徴があり、語彙面でもThank youをTa(伸ばす)とするなどの特徴があります。

また、イギリスの他の地域で話されている英語も独特のものが多く、例えばスコットランド英語はテレビでもテロップを出すくらい、イングランドの人には分かりにくい。ウェールズの英語には余り特徴はないですが、今でも英語と全く違うケルト語系のウェールズ語も話されています。また、アイルランドの英語は所謂イギリス英語とはかなり違い、rの発音等はアメリカ英語に非常に似ています(歴史的には逆でしょうが)。

イギリス人にQueen's (King's) Englishとは何か聞いてみても、余りはっきりしません。模範的なイギリス英語としてイギリス人が認めているのはBBCのアナウンサーが話している英語で、日本で標準語と言えばNHKの日本語と言われるのとパラレルと思います。BBCでは語尾のrをどの程度発音に織り込むか等、明確な決まりがあってきっちり指導されるそうです(内容は知りませんが)。

イギリスの英語がvariationに富んでいて、BBCによっても統一されないのは、政治的に中央集権化が進む前に、地方でそれなりの文化の発達があって言葉も進化・進歩していたのが中央集権でなぎ倒されなかったためで、その点、中央政府が地方文化をなぎ倒す形で集権化した日本とは大きく異なるところだと思います。日本では、方言はあっても標準語が通じない地域は殆どないですから。

アメリカも日本に近く、もともと欧米で確立した言語(英語・フランス語など)を持ち込んで、中央政府が英語で統一するということで出来上がったのがアメリカ英語ですから、南部ではフランス語の名残でOpen Soundであること等以外、国内での違いは然程大きくありません。カリフォルニア等西部はrを巻く傾向が強い等の違いもあるにはありますが。ニューヨークで話されている英語は余り特徴がなく、日本人英語が最も通用しやすいのもニューヨークだと思います。

アメリカ英語とイギリス英語の違いは色々あります。語彙面ではエレベーター=Elevator(米)、Lift(英)、地下鉄=Subway(米)、UndegroundまたはTube(英)、地下道=Underground(米)、Subway(英)(なんと正反対)等々、つづり方では、中心=Center(米)、Centre(英)等。発音は字で違いを言うのは難しく、PodCastでBBCとNBCで同じニュースを比較してみる等で体験されることをお勧めしますが、私自身はイギリス英語はキツツキのよう、アメリカ英語は臼で粉を引くようと思っていて、英人・米人にも「なるほどね」と言われています。
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この回答へのお礼

おもしろい例え、ありがとうございます。
そう言われるとそう聞こえてきそうです(笑)
単語の違いも興味深く読ませていただきました。確かに当たり前に使っていましたが、こんなに明確な違いがあったのですね。

これからは色んな違いに気をつけてコミニケーション取りたいと思います。

お礼日時:2011/01/30 16:38

#3さんがお書きになっているとおりで、そもそも「イギリス英語」「アメリカ英語」という日本語に明確な定義はないのです。

「イギリス英語」はなんとなく「イギリスで使われている英語」を指していて、「アメリカ英語」はなんとなく「アメリカで使われている英語」を指していて、それは私のような東京出身者では理解できない沖縄方言や名古屋のお婆さんがしゃべる言葉も「日本語」だと言われれば確かにそうだなあ、というのと同じです。

ただ、日本語学校で教える日本語がNHKのアナウンサーが使う言葉に限りなく似ているように、イギリス人の先生が英語教室で教える英語は、たいていBBC放送局のニュースキャスターが話す英語に似ていて、英国王室で使われる英語だともされていて、アメリカ人の先生が英語教室で教える英語は、たいていアメリカのニュースキャスターが話す英語に限りなく似ています。

日本人の誰もが毎日、NHKアナウンサーのようにしゃべっているわけではないように、イギリス人やアメリカ人も常にそういう英語を話しているわけではありません。東京でも下町の爺さんと、山の手の若者とで言葉遣いや抑揚が違うように、イギリスやアメリカでも、同じ都市の中でさまざまなしゃべり方が聴けますし、地域によってもかなりの差があります。

ただ、NHKのアナウンサーが使う言葉が理解できれば、日本全国、どこへ行ってもだいたいは困らないように、英語教室で習う英語を理解できれば、英語圏のどこの国に行っても、ほぼ間違いなく通じ合えますし、それがイギリス英語であれば特にイギリスで、アメリカ英語であれば特にアメリカで、親しみを持たれます。

ちなみに、「アメリカ英語は口語調だとか、イギリス英語は馬鹿丁寧で面倒臭いなどと」いうのは、いわば「関西弁はやさしくて、関東弁はきつい」と言っているようなもので、単なる主観です。ちっともそう感じない人、あるいはむしろ逆だと感じる人は山ほどいます。

参考URL:http://en.wikipedia.org/wiki/General_American
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この回答へのお礼

ありがとうございます。とても良くわかりました。

お礼日時:2011/01/30 16:23

英国という国で話される英語には色々な地方訛りや社会的階級による特徴があります(私にはよく判りませんが)。

標準的な発音はBBC的とかRP(容認発音)だとかあります。外国人が学習する場合はこれが基準です。

「イギリス英語」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE% …

アメリカ英語も地方により発音に特色があります。私には判りませんけど(笑)
(英米の発音の違いなら大まかには判ります)

とはいえ、大きく見て、
英語と米語は発音に違いがありますし、語彙もちょっと違うし、表現にも違いがあります。文法の違いの例が上掲のウィキペディアの文中にあります。

だけど米語が全部砕けて口語的なわけではなく、丁寧な言い方はちゃんとあります。どういう場でも同じ喋り方・書き方をするわけではない。

褒められたご友人はイギリス英語を習ったのでしょう。


という前提で皆様の詳しい解説をお読みになるとよいのではないでしょうか。

英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語など複数の国で使われている言語は、大昔にヨーロッパから植民地へ渡った後、それぞれの国で独自の変化を遂げてそれぞれの特徴を持つようになっています。必ずしも元祖の国に古い言葉が残っているわけではなく、渡った先で残っている古い部分もあるそうです。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
それぞれの国で文化が違うように言語も独自の発展を遂げて当然ですもんね。
これからはそういった文化面の違いも背景に英語を聞いてみようと思います。

お礼日時:2011/01/30 16:25

No1でございます。



皆様の回答を楽しく拝読いたしました。

なるほど、なるほど。でもここでひとつ疑問がありますので、申し訳ありませんが、質問者さんに質問させてください。

イギリス英語というのは、イングランドで話されている英語という意味でしょうか。もしそうでしたら、スコットランド、ウェールズ、アイルランドはイングランドに含まれていません。

イングランド、スコットランド、ウェールズを含めてグレートブリテン、それにアイルランド北部を加えるとユナイティドキングダムになります。

他の回答者さんのおっしゃるとおり、それぞれの地方にそれぞれの言葉があり、私はイギリス英語というのは、イングランドで話されている言葉だと、長いこと思ってきました。

ちょっとそこのところが気になったので、他の回答者さんも、ご存知でしたら、教えてください。

よろしくお願いします。

あ、もうひとつ、ニュース番組のアンカーさんの話し方は、普通の人の話し方とは全然違うことが多いです。(日本のニュース番組と同じでちょっと棒読み風です。)ちょっと気になったので、追記します。

大変失礼いたしました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
私としましても、イングランドという地域を細かく指定するつもりではなく、ただ漠然とイギリスをさしていただけでした。紛らわしくて申し訳ありませんでした。
あとニュース番組のアンカーさんの話し方、是非気をつけて聞いてみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/30 16:27

 日本人は全員日本語を話すのですか?


と聞かれて「はい」と質問者さんがお答えになれば、ご質問の答えも「はい」です。

 英語は君主が王のときはキングズ、女王の時はクイーンズで、中身は同じです。

 地域や社会階級、職業による方言差はイギリスの方がアメリカより大きいのでそれなりの副産物(例えば、XはY弁なので分からないとロンドンっ子が言う、Zは気取ってオックスフォード訛りを使う、といったネタのコメディーなど)があります。

 僕は趣味の同じイギリスの人達と半月ほど英語圏外の団体旅行に行ったことがありますが、何とかシャー(州)の人の英語は半分ぐらいしか分かりませんでした。階級制度がはっきり分かれていて服装、飲み物なども違い、僕のような外国人に分かりやすい英語を話す人達もいました。

 ま、日本で言えば鹿児島弁丸出しだと、東京の人や外国人には分かりにくい、が、やはり「日本語」であるのに似ています。

  英語と米語の違いについては、以前にも何度か意見が出ており、下記でご覧になれます。
http://okwave.jp/search?word=%E3%82%A4%E3%82%AE% …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。日本語にも言えることですもんね。参考になりました。

お礼日時:2011/01/30 16:28

数十年前の話ですが、NHK教育テレビで、BBC制作の「英語の歴史」だったと思いますが、英語の時代による変化を放送した番組がありました。

もちろん一日分を除いて、すべてビデオに録画しました。

その中で衝撃だったことは、イギリスのある時代、清教徒たちがイギリス国教の迫害を逃れるため、アメリカへ大挙して移住しはじめた17世紀のころの話だったと思います。当時のイギリス人の一部(詳しく述べられていたのですが、詳細は失念)が「r」の発音を、今のアメリカ人のように発音していたと言っていました。いい加減なことは言えないのですが、おそらくロンドンの一部の人たちだったような気がします。現在でもこれはTV関係のリポーターか誰かっだったと思いますが、きっちり「巻き舌r」を発音してリポートしていました。びっくり仰天でした。その他は完全なイギリス発音でした。ですから、「r」の今のアメリカ発音は過去のイギリス人の遺物をタイムマシーンのように我々は聞いているということになりますか。

当然といえば当然ですよね。アメリカ人(白人)はもともとイギリス人だったわけですから。オーストラリアのコックニー・アクセントもイギリスのある時代の発音、つまり[ei]の発音を[弱いai]と発音する訛りがそのままオーストラリアに残ったという話は有名ですよね。

話は、先のBBC「英語の歴史」に戻りますが、非常に勉強になったことは、発音の話ではなく、語彙の変遷でした。ケルト人(現在のアイルランド人)、スカンジナビア半島、大陸のラテン語(それが更に発展して、Old Frennch、辞書などにOFという表示がよく見られます。)その他様々な地域の言語は入り交じって、現在のイギリス英語ができあがっているということになりますね。

アメリカ英語も17世紀から語彙的には独自の発展を遂げています。オーストラリアもそうですね。発音だけではなく、語彙の面でかなり異なっているということをしっかり意識する必要がありそうですね。

あっ、そうだもう一つ、昔ラジオのNHK教育で5分間英語ニュースという放送がありましたが、その中でイギリス人らしい人の発音で、「r」をスペイン語のように「ルルッ」と発音している人もいました。この人が純粋のイギリス人か、ラテン系の人なのか不明でしたので、何かの機会にイギリス人ネイティブにこういう発音は存在するのか尋ねてみたところ、その人も他のイギリス人に尋ね、両方とも知りませんでした。今でも謎です。長くなりました。もう一度BBC「英語の歴史」を見てみます。
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この回答へのお礼

さすがBBC、なんだか興味深いテーマですね。
言語の歴史は人類の歴史、当然文化にまでつながっているのですね。
これからのライフワークになりそうです、ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/30 16:35

こんにちは、



二月になると、アカデミー賞の授賞式があります。多分コリン・ファースが最優秀男優賞を受賞するでしょうから、機会があったら、受賞のスピーチを聞いてみてください。見事なクィーンズイングリシュを話します。(YouTubeでゴールデングローブの授賞式もみられるといいのですが。)

司会をするジェームズ・フランコとアン・ハサウェイと比べてみると一目瞭然です。

感情を抑えて、受賞の喜びを豊かな形容詞の選択しながら、理性的に心情を分析しつつ語ってゆく印象を受けます。

単語の使い方に違いがあるのは、手っ取り早くて単純なアメリカ人と、形式を重んじるイギリス人の気質の違いだと思います。ジェスチャーや表情などを交えて話を進めてゆくアメリカ人と、言葉で全てを伝えようとするイギリス人。ばかばかしいジョークで大笑いするアメリカ人と、少しひねったジョークでフフンと笑うイギリス人。母音を伸ばし気味なアメリカ英語と、母音を短く、切るように話すイギリス英語。

と、思いついたままあげてみました。

イギリス英語ですが、やはり訛りの強い人と弱い人がいます。アメリカ英語でも同じです。ロンドンの下町で話されるコックニーは”マイ・フェアー・レィディ”で有名になりました。私は、ちょっとオーストラリア訛りに似たように思うのですが。

”The King’s Speech”をご覧になると、ほぼ全員イギリス英語を話しています。(ジェフリー・ラッシュはオーストラリア人の役なのですが。)

参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。アカデミー賞、そういう楽しみ方もあるのですね!今までは結果のみを追う形でした。新たな発見です。
その他、いろいろな判りやすい例えをありがとうございます。私の拙い英語レベルでも共感出来るところがあり、とてもうれしかったです。

お礼日時:2011/01/30 16:33

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