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東京の水道水が心配になったので色々調べていると、
東京都健康安全研究センターが水道水の放射能調査結果を
健康安全研究センターのホームページに掲載していました。
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring. …

そこでは、「原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標」との比較をしていますし、
そうした基準で大丈夫という回答も見ますが、
そもそも、原子力安全委員会などが定めた基準って、大丈夫なんでしょうか?
というのは、厚労省の基準でも野菜類や肉類などに比べて、飲料水の基準値が厳しく設定されていますが、
今回の厚労省の基準は、食品の安全基準を定めた食品衛生法に、放射能の基準がないために取られた緊急措置という記事を見つけたからです。
イギリスの水道会社のサイトでは、元素の種類は特定なしですが、総量で年間0.1ミリシーベルトとなっています。
http://www.thameswater.co.uk/cps/rde/xchg/corp/h …

イギリスの基準では、放射性ヨウ素は年間約33ミリシーベルト、他の放射性物質は年間5ミリシーベルトで、まず桁がちがいますよね。
日本の基準というのは、本当に大丈夫なのでしょうか?

A 回答 (3件)

>そもそも、原子力安全委員会などが定めた基準って


>大丈夫なんでしょうか?

これはもう「WHOも公認の値に準拠していますから大丈夫
です。」というしかないですね。

ちょっと換算してみます。

  ・イギリスの基準は年間0.1mSV
  ・WHOの平常時水質基準(大人)は10Bq/kg
    これを大人が365日(1年)、毎日1リットル飲むと
     10Bq×365日×1リットル×2.2÷100000
     =0.08mSv

つまり、両者はホボ同じなんですね。
ところが、質問者様も触れられた「飲食物摂取制限に関する
指標」では300Bq/kgとなっています。

   *:この300Bq/kgは、主にIAEAが決めた「非常時に
     関して、1年に限り許される数字」で、WHO公認の
     もとにIRCPでも認められた値です。

「WHOの30倍の値じゃないか!」と不安に思われる方が多い
状況なんですが、同じくWHOの基準では「緊急時の対応として
はIAEAの定める基準によるとする。」としているんですね。
(そして、IAEAは緊急時の最初の一年間まで、100Bq/Lを上限
とする...と認めている。)

なんで「緊急時1年間は良いの?」となりますが。
これは「緊急時に、そのような食物しか得られない状況の市民が
に対して平時の基準を適用すると、彼らが一切の食物を摂取でき
無くなる。」ということから来ています。

ですからもちろん、政府等の配給や個人の努力によって「それ以
外の食物を」入手できるなら、それを摂取する方が望ましいんです。

御調べになられる時のために、資料をご紹介しておきます。
和訳は印刷物しか持っていませんのでお許しください。
(Google翻訳等でも大体の感じはつかめます。)

IAEA資料:III辺りに書かれています。
http://www-pub.iaea.org/MTCD/publications/PDF/Pu …

WHO資料:第9章です。
http://www.who.int/water_sanitation_health/dwq/g …
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この回答へのお礼

数値的な疑問が解決できました。
なので、ベストアンサーとさせていただきます。

やっぱり、できるだけミネラルウォーターを入手する必要がありますね。

お礼日時:2011/03/26 13:53

運転中の原発から出る廃液・排水の規制値をご存じでしょうか?


放射性ヨウ素の場合、廃液・排水の規制値は一リットルあたり40ベクレル以下と定められています。

いまの水道水は、運転中の原発から出る廃液・排水より高い放射能を含んでいます。
これが「大丈夫」なのですから、これまで原発の廃液を飲んでも大丈夫だったのです。

食品の放射能汚染の暫定基準は政府の検討会で月末までに2倍に引き上げられる方向です。
いままでの2倍、食品が汚染されていても「大丈夫」になります。(日経・毎日)

国際放射線防護委員会(ICRP)は、日本だけ被ばく線量限度を引き上げるように勧告しました。
今後は、世界的には1ミリシーベルト以下の基準を変えずに、日本人だけ20ミリシーベルトまで「大丈夫」になります。(日経・毎日)

テレビに出てくる自称専門家の言うことを信じるなら、この2週間で日本人はずいぶんと放射線被曝に強くなったようです。結果が出るのは数十年先になりますが、本当に「大丈夫」だと良いですね。
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この回答へのお礼

原発の廃液の基準よりもあまいということを初めて知りました。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/26 13:55

ごめんなさい、抜けてました。



IRCPについてはWEB上でナカナカ見つかりません。
(以前はICRPのHPから手繰れたんですが、昨日くらい
 に試すと繋がりません。)

興味を持たれたら、翻訳済み出版物が図書館で取り寄せ
閲覧できるかと思います。

参考までにリストが載っているURLをご紹介します。
http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,1233,76,127,h …

参考になるのは以下の二つです。
 ・妊娠と医療放射線 2002年3月 ICRP-84
 ・国際放射線防護委員会の2007年勧告
    2009年9月 ICRP-103
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