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背景と被写体、どちらにもピントが合った写真を撮る事は可能ですか?

一眼レフに限った話ではなくて、
どういう事をすれば、そんな写真が撮れますでしょうか。

そういう事を目的に作られたカメラがあるとか、合成であればこういう方法があるというアイデアなど、とにかく範囲を決めていないので、いろいろと教えて頂けると助かります。

A 回答 (12件中11~12件)

パンフォーカスの写真を撮影する時に、光の通り道を狭めて(=絞りを絞って)ピントの合っているように見える幅を増やす(=近いところから遠いところまで、被写界深度の深い写真)こと以外にもうひとつ方法があります。



ジャバラのカメラをご存知ですか?
よく、プロがコマーシャル用の写真を撮影する時に使用するカメラです。

フィルムや、撮像素子を支える枠とレンズを支える枠の間がジャバラでつながれたカメラです。

通常のカメラは、フィルム面(撮像素子面)とレンズの面に角度を持たせることが出来ません。
この結果、ピントは、その面に平行な、ある面にしか結ばれません。
しかし、絞りを絞って、光の通り道を狭めると、光の通り道の角度が狭まって、ピントを結んだところと少し距離のあるところでも、人の目ではピントが合ったように見える範囲を広げることが出来ます。

でも、フィルム面(撮像素子面)、レンズ面と平行な面にしかピントが合わないことにかわりはありません。

そこで、ジャバラのカメラですが、実は、アオリという機構を使って、フィルム面(撮像素子面)とレンズ面に角度を持たせることが出来てしまいます。これが出来ると何が出来るかと言うと、ピントの合う面を、フィルム面やレンズ面と平行ではない面に変えることが出来てしまいます。

絞りを開いた状態でも、レンズ面とフィルム面、ピントを合わせたい平面を、ひとつの線で交わるよう調整すれば、ピントが合ってしまうんです。近いところから遠いところまで、ぴったりとピントを合わせることが出来てしまいます。これをシャシンフリュークの法則と言ったり、シャインフリュークのピント面と言ったりします。

最近は使用する方が少ない大判カメラ(ジャバラのカメラ)ですが、コンシューマー向けのカメラとはまったく違うユニークな特性(ピント面コントロール)を持っています。また、そういうカメラが存在するんです。

大判カメラ専門店のURLを見てみてください。ピント面コントロールという大判カメラならではの機能が紹介されています。
http://www.ohban4x5.com/index.html
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この回答へのお礼

アオリという事について、すごく分かりやすくご説明頂いて、
実は、アオリという事に頭が閉鎖的になっていたのですが、少し開けた感じがします。

なぜ、ああいった形のカメラがいまだに存在しているのかも分かりましたし、その利点も理解できました。

普段何気なく見ている写真にも、いろいろな技術や機械が駆使されていて、
自然に見えるからこそその「自然」がプロの手で作り出されているものなのだな、と分かりました。

回答、ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/19 10:01

追伸 2


アオリにも興味があるようなので私もわかりやすそうなサイトを紹介します。
http://www.komamura.co.jp/lecture/lecture05.html
http://www.komamura.co.jp/lecture/lecture06.html
コマーシャルフォト(商業写真)で商品撮影や建造物の撮影は大判カメラ(4x5)で撮られることが多かったようです。

デジタル一眼用にこんなものがあります。
http://www.komamura.co.jp/digital/VCCpro/index.h …
ピントの合う範囲が狭い近接撮影で威力を発揮ですね。
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この回答へのお礼

URL先は、
アオリで、どのような効果が得られるのかが、とても分かりやすいサイトでした。
私のような、カメラに詳しくない者にとって、アオリと聞くとすぐに難しい方に考え敬遠してしまいがちですが、まずは簡単な事を理解する事で、もっと勉強したいなと思えます。

一眼レフにも、ああいったオプションを付ける事ができるんですね。
いいですねぇ・・・ちょっと費用のかかる話ですが・・・

追伸、ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/20 09:47

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