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「生命保険会社の収益の大半は死差益が生み出している」
http://allabout.co.jp/gm/gc/44393/
という記事を読みました。保険業には「利得禁止の原則」「給付・反対給付均等の原則」があり、真っさらな頭で考えると利益の追求を否定されているように思えます。
 
とはいえ、民間会社なのでどうしても利益を追求してしまいがちになると思いますが、保険会社がそうならないために、「厳密に考えると上記の原則に反していそうな死差益」と「他産業と比較した場合の給料の割高感」を認めることが、保険会社に「その位で満足して、あんまりアコギにそれ以上の利益追求に走るなよ」という歯止めになっているという理解は正しいでしょうか?

あと、損害保険会社には上記の「死差益」に当たるような、「利得禁止の原則」に反するようなものはありますか? 別の言い方をすると、利益を確保できるような構造的な仕組みはありますか?

A 回答 (4件)

損害保険の保険料は「純保険料」と「付加保険料」で構成されています。



「純保険料」は過去の損害率統計から割り出され、損害保険料率算出機構
が提供するアドバイザリーレートを各社が採用しています。
これは、生保で言う死差益に相当します。
ただ、これは生保の死差益のようなゆとりはなく、自動車保険では
毎年の損害率の上昇で、赤字の会社が多いのが実態です。

一方「付加保険料」部分は各社の事業費に相当するものであり、各社の
経営努力により利益がでたり、損失が出たりします。
大手では30%台前半ですが、中小では30%台後半の会社もあり
ます。

あとは、損保各社は過去の保有資産の運用により数百億の営業外収益
があり、この運用益が最終利益の源泉となっており、これなくして経営は
成り立たないのが実態です。
また、この部分は生保には大きく水をあけられています。

そもそも損保は過去の決算を見ても、営業利益は出にくい構造になって
おり、資産運用益で何とか経営を維持しているのです。

また、損保の収益は単年度で見るという性格のものではありません。
今回の地震のように巨大な損失が10年に一度のように出てくるのです。
そのための準備金も必要であり、大事故が発生すれば、過去の単年度の
利益など一瞬にして吹っ飛ぶのが、損害保険なのです。
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この回答へのお礼

大変わかり易く、かつ深い説明ありがとうございました。
 
確かに死亡率がかなりの確度で予見できる生保と違って、前提となる損害率が予見不可能な損保の場合、意思があっても給付・反対給付均等の原則を守るのが難しいですね。

おっしゃるように十数年・数十年単位で合うようにしていくという手法しかなさそう。そうなると損害保険料率算出機構あるいはその監督官庁?の裁量的な部分が大きくなってきますね。

一方、じゃあ生保の死差益の放置って何なんだろうという疑問が大きくなってきましたけど。

お礼日時:2011/07/10 16:45

保険数理によって、損をしないように計算されています。

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この回答へのお礼

...

お礼日時:2011/07/26 10:32

簡単なことです。



保険加入者からは多額の掛け金で運営

保険加入者からの保険金請求で保険代金の支払い

次回更新のときに契約内容にもよりますが・・・
自動車保険は保険金がアップして保険金の支払い以上のお金を加入者に請求


損害保険で
5年で5回 治療費数千円貰っただけで、保険会社から契約更新拒否
新規加入で数十万円掛け金が必要


車対車の事故の場合

事故の状況で過失割合が決まっておりほぼ強制的に
過失を取られる場合が多く
次回更新日に
相手が悪いのに
自動車保険が上がってしまう。

事故が多い場合にはブラックリスト掲載のために
保険加入が不可能な状態になったり
年間金額も25万
保険を払った以上のお金が請求される。
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この回答へのお礼

...

お礼日時:2011/07/26 10:34

利得禁止原則って、保険会社ではなく、被保険者は保険によって利得を得てはならないと言う、被保険者が主体の話しだったのではないでしょうか?


損害保険会社の利益確保に関しての足枷は監督官庁からの基数値データや規則だけなのでは?
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この回答へのお礼

申し訳ありません。ご回答を頂いてからあまり日数を置かずに、お礼を書いたつもりだったのですが、うまく入力できていなかったみたいです。

>被保険者が主体の話

私の間違いでした。ご指摘ありがとうございました。
仰るように損害保険料率が足枷のようですね。

お礼日時:2011/07/26 10:39

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