アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

中国等の一部の国が海軍力を拡張しています。

そこで日本も防衛力の整備の必要性があると思うのですが、有事の際だけというのはもったいないような気がします。

そこで、イージス艦等の自衛艦を原子力推進とし、原潜等もつくり、平時にはこれらの原子炉を発電につかい、専用ケーブルを使い陸上の変電所に接続することは不可能なのでしょうか。

各船舶の構造上の問題もあるのでしょうが、今後作成する軍事用艦艇(もしくは現存のものも改造する。)では発電して電力をつくり、モーターで推進するようにすることは不可能なのでしょうか。

(有事の際にはそれで推進し、平時には変電所に接続して電力供給に使うわけです。原子炉出力を発電所なみに大きくし、平時にはパイプ等でつなぎ地上の熱交換器や発電設備と接続し、有事にはそれと切り離し軍事用船舶として使おうとするものです。)

専用の港湾施設等がいるものの、例えば老朽化した発電用原発の設備から原子炉だけを撤去し、これらの船舶と港湾をつくれば発電設備も再利用でき、一石二鳥のようにも思えるのですが、どんなものでしょうか。(特に技術的な点から答えていただければと思います。)

投稿日時 - 2011-08-27 12:38:17

A 回答 (9件)

 現在世界最大級の原子力空母のニミッツ級の発電量は商用発電換算で約40~60万kW程度ということだそうです。

これは日本の15万都市の必要電力(一日あたり)に相当するということですので、東京だけでも数十隻のニミッツ級空母が必要な計算になります。排水量が1/5程度の自衛隊の艦船に置き換えるともっと大変なことに。
 また自衛隊の艦船は有事の際以外は訓練か整備にあたっています。何もせずにパースに係留されている艦船が多いわけじゃないので、平時にこれらの原子炉を発電につかい、専用ケーブルを使い陸上の変電所に接続することは不可能ではないにしろ、可能な艦は非常に少ないかと思います。

 ほかの方も仰るとおり、原子力推進のメリットがあるのは空母か潜水艦くらいです。面白いアイデアかとは思うんですけれど、メリットは極めて限定されるんではないかと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

皆さん、ありがとうございました。勉強になりました。

お礼日時:2012/01/09 21:41

技術的に解決すべき多くの問題以前に、平時には航行させることが不可能な艦船と、有事の際には利用できない発電所を兼ねた施設を作る利点が思い浮かびません。

このような施設が東日本大震災発生時の日本にあったと仮定しますと、電力不足に対応するために、艦船としては震災の救援には使わないことを認めたうえで発電所としての利用を継続するか、震災の被災地に向かわせるために、電力不足に拍車をかけることは承知のうえで、一時発電所機能を停止して、救援用の艦船として使用するかの二者択一を迫られる深刻な事態になると思います。
    • good
    • 1

 単純に技術的観点から云えば、不可能ではないですね。


 艦船に原子炉を搭載し、それに発電機を接続してモーター駆動するというのは原子力ターボ・エレクトリック方式といい、実際に研究もされています。
 アメリカ海軍は実験的にそのような潜水艦を建造もしましたが、動力システムの締める容積が大きくなるなどの問題があり、2隻のみの建造で終わっています。フランス海軍の潜水艦はすべてこの方式で、他にロシアや中国にもありました。
 現実的には、設備の増大や非効率性(速度が遅い)といった問題があって、採用例が少ないのです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%BC% …

 船舶に搭載できる程度の原子炉では、発電能力はそれほど大きくないから、余り意味はないでしょうね。逆に通常の原子力発電所並みの設備を搭載できる船体となると相当な大きさになります。武装するにに必要な容量(武器弾薬の他、それらを制御するために電子装備一式)が確保しにくくなりますから、軍用船としては使い物になりません。
    • good
    • 0

大変良い思いつきだと思います。



地震国の地上に原子力発電所を建設することが困難になった以上、今後は日本の造船技術と原子力技術を統合し、海上原子力発電へ進むことになります。この挑戦が成功すると、立地制約がなくなるわけですから、原発反対の地からは脱出し、原発賛成の地へ移動して電力供給することができるようになります。

結果として、人類70億人のエネルギー問題解決に大きく貢献できるようになります。

さて、大型バージ上に建設される海上原子力発電所と同様な技術で原子力艦船も建造することができると思いますが、平時には変電所に接続して電力供給をおこなうのは困難に思えます。
なぜなら、自衛隊や軍隊が原子力艦船を装備すると、実戦使用ががなくても、兵員の練度の維持・向上のため、日常的に訓練をしなくてはならないからです。実際のところ戦後に配備された艦船は一度も実践に使用されることなく、自衛隊員の訓練と警備に使われただけです。したがって、今後、ご提案の艦船が建造され、配備されても、実際には常に訓練に使用されるので、民間に電力を供給する為に長期間係留することはできななくなります。

また、仮に、電力需要が大きい7月~9月の三カ月を民間電力供給に使うとすれば、その三ヶ月間は自衛隊員を遊ばせて給料を払う事になります。これは、現状でも高コストで国際競争力のない日本国自衛隊を益々高コスト体質にしてしまい、日本の納税者に大変な負担を強いることになります。

このような事情があるので、自衛隊の艦船とは別に、海上原子力発電所を建造するほうが賢明です。
海上原子力発電所を全世界の電力需要増大都市の沿岸に曳航し、係留して電力供給をする事業は、これ自体を日本の国家プロジェクトとして推進するのが良いと考えます。
    • good
    • 0

原子力を主な機関として航行している艦船は主に航空母艦と戦略ミサイル潜水艦です。



航空母艦は原子力エンジンを積むことにより燃料の搭載量が減り、その分航空機用の燃料を多く搭載する事が出来るようになりました。
これが一番のメリットであり、原子力エンジンにした大きな理由です。
現行のイージス艦では、原子炉を積むことによりガスタービンエンジンよりも重量が増し、燃料の搭載量の軽減をほぼ相殺してしまいます。
また、航続距離が伸びるメリットよりも、事故によるリスクと管理の方が大変になるデメリットの方が大きく、有事の際に撃沈される可能性も大きいので大金や世論の反対を押し切って原子炉を積む必要は無いと思います。

潜水艦ですが、原子力エンジンのデメリットとして、電動機推進中のディーゼル・エレクトリック方式の潜水艦に比べて騒音が大きく、静粛性に優れていません。
現在は蓄電池の性能や燃料電池など、従来の通常動力潜水艦の潜航時間も伸び、静粛性も上がってきたので、もう一度通常動力潜水艦を見直そうという流れも世界の一部ではあります。

戦略ミサイル潜水艦のように、ゆっくりとしたスピードで同じ海域を長期に渡って潜航することが主な任務の戦略ミサイル潜水艦ならば、原子炉を低出力で稼動させればあまり問題ありませんが、偵察任務や哨戒任務では静粛性に優れた通常動力艦のほうが有効であり、低コストで生産出来るので数をそろえやすいです。


日本は原子力艦船を建造する知識も技術も持っていますが、現行では必要ないと思います。
    • good
    • 0

原子力潜水艦とかは、燃料交換を想定していないので


エネルギーを陸上に供給とかを行うと燃料枯渇による
早期退役になってしまいます
実際、能力としては行える可能性はあるが
意味がないです

なぜ燃料交換を想定していないかは
交換をするための開口部を作ると
装甲上の弱点、潜水艦の耐圧(=潜水深度)の低下につながるから
あらかじめ30年とかそれようの燃料棒を入れて
なくなったらスクラップという考え方です
    • good
    • 0

ただし、



船舶を緊急用の電源として使うことは構想されています。
漁業につかわれるイカ釣り船などは集魚灯をつけたりするために大容量の発電機を搭載していますし、一般の船舶の発電機というのもなかなかの大容量なのだそうです。

ただ、よくよく考えると通常時には陸につなぎっぱなしなどという軍艦はロクに訓練に使えないので戦力にならないでしょう。ぶっつけ本番で実戦などという危険な兵器は無意味です。
    • good
    • 0

なんか誤解なさってますけど、「原子炉」では電気を起こすことはできません。



原発の原子炉というのは、「水を沸騰させるためのもの」なのです。そこで沸騰した水蒸気を発電機のタービンに吹き付けることで電気を起こします。

ですので、質問にあるようにするには、原潜などに大量の水と水蒸気を循環させるための設備を取り付けなければいけません。

>各船舶の構造上の問題もあるのでしょうが、今後作成する軍事用艦艇(もしくは現存のものも改造する。)では発電して電力をつくり、モーターで推進するようにすることは不可能なのでしょうか。

まあ、無理でしょう。
    • good
    • 0

どこにメリットがあるのか?



高価なイージス艦を単なる発電機としてだけ使用して平時は接岸?
乗員は発電所の保守管理担当なのか?

まともな訓練も無しに、生産活動に邁進するって北朝鮮じゃあるまいし・・・・

戦闘任務も発電任務もって、中途半端に二兎を追えば結局は一兎をも得ず。
その昔、航空戦艦というモノがあったり、艦砲を装備した空母なんてモノもあったけど結局はどっちも中途半端であった。

有事に発電用の艦船が電力網から切り離されると、供給電力がその分減るから国内は大混乱になってしまう。
それって相手方にすれば、敵方の送電網を破壊して戦闘能力の低下を図る手間が省けるだけなんじゃないのか?

無理筋と無理筋をくっつけても、有効な策に転換することはやっぱり無理。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!