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Nikonのカメラのイメージセンサーについて質問です。
ニコン製のカメラのイメージセンサーはSONYから供給を受けているという話を聞きますが、ニコンは半導体露光装置などの製造プロセスは自分で用意できるはずなのに、なぜ、イメージセンサーを自社製産しないのでしょうか?教えてください。

A 回答 (5件)

・ソニーのステッパー(縮小投影型露光装置)はニコン製です。


因みに、ニコンのステッパー出荷シェア2009は全世界で39%です。(キヤノンは9%)
ソニー製イメージセンサーはニコン製のステッパーにより製造されています。

全世界でのニコンの認知度は、カメラメーカーとしては一級品ですが、半導体メーカーとしてはイマイチです。
ソニーは、全世界に電子家電メーカーとして広く認識されている一流企業です。
全世界を相手に、イメージセンサーを販売するには、ニコンデジカメに採用され実績のあるソニー製センサーの方が都合が良いのです。
ニコン製で売るよりも、ニコンに採用されているソニー製の方がイメージセンサーは、携帯電話用から特注品まで、多く売れるということ。
イメージセンサーにおけるニコンとソニーは、すばらしい協業関係にあります。

因みに「LBCAST」は、ニコン自社開発の撮像素子、製造はソニーという関係になります。
http://www.nikon-image.com/enjoy/interview/works …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
URLもつけていただき、ありがとうございます。

ソニーとニコンはカメラメーカーとしたら、ライバル関係であるのに、ちょっと驚きでした。

お礼日時:2011/10/11 23:15

車や家電製品と同じですよ。


何が何でも、100%内製より、モノが良くて安く仕入れる事が出来る、特注にも応じて貰えるなら、適正なディバイスを求めるのは、モノ造りの自然な成り行きです。
ニコンは、イメージセンサーのみならず、画像処理プロセッサー(エンジン)も、某電気メーカー製です。

一方、キヤノンは、イメージセンサー・エンジンは、自社開発ですが、製造自体は、某電気メーカーに委託しています。

半導体製造装置の露光機(ステッパー)は、オランダに拠点を置くメーカーとニコンでシェアを二分しています。
ステッパー滑り装置の、最終段階のゼロコンマ何ミクロンの微調整は、職人の手から伝わる感覚です。機械では出来ない職人技ですね。
このように、モノ造りにおいて、餅屋は餅屋に任す。
競争に打ち勝つ為、より良いモノをより安く供給する。企業の姿勢として、何ら悪い事ではありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
プロセッサーも他社生産だったんですね。

日本メーカーにはぜひとも頑張ってもらいたいところです。

お礼日時:2011/10/11 23:20

全てソニー製ではありませんよ。

ニコン自社製(D3などフルサイズ)もありますし、海外のメーカー(アプティナイメージング)とも提携をしましたので、今後そのメーカーからも供給されるでしょう。

何でも内製すれば良いというわけでもありません。自社で作るより安くて良いものがあれば、それを採用しますし、ソニー側も自社のカメラだけに搭載するより、シェアの大きいニコンに供給することで、部品単価が安くなり、自社のカメラも値段を下げることができます。
お互いの利害が一致しているからこそ、そのような関係が成り立つのです。

よくキヤノンはイメージセンサが自社製だから優位、みたいな話も出たりしますが、逆に自社のみで使用しなければならず、コスト面では不利になる可能性もあります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
キヤノンはセンサーを自社生産しているという話は聞いたことがあります。

お礼日時:2011/10/11 23:17

コストの問題でしょう。



仮に研究設計費から製造プロセス機器の設計製造、工場敷地の確保、設備設置まで 30 億円の費用をかけてハイエンド・カメラを作り、世界中でトータル 10 万台を販売したとすると 30 億円÷10 万台=30 万円がイメージセンサの製造コストとなり、イメージセンサの販売価格はその数倍になるでしょうから誰も買わないでしょう(笑)・・・結局、自社製カメラにしか需要がないでしょうから 30 万円のイメージ・センサを使ったカメラの値段は・・・やはり 10 万台売れたら奇跡みたいなハイエンド・カメラですね。(昔、画素数が 150 万画素ぐらいだった頃、専用のカメラを作ろうとイメージ・センサ・メーカーと交渉したことがあるのですが、総売上 100 億円以上を挙げないことには実現不能という試算を前に夢破れたことがあります(笑))。

一方 SONY は極めて多くのイメージ・センサを製造しているメーカーですので、同じ製造ラインで一部の機材を入れ替えるだけで異なるイメージ・センサを製造できますし、イメージ・センサを購入してくれる顧客をたくさん持っていますので製造コストは極めて安価になります。

「SONY も東芝も日立もトランジスタから IC の製造プロセスを自前で持っているのに何故 VAIO や DYNABOOK や FLORA といった PC に INTEL のチップを使うの?」という疑問に対する回答も似たようなもので、自前で作ったら設計から生産までトンデモないコストがかかるからなのでしょうね。

設計は NIKON で行って製造は SONY で作って貰った方が遙かに安価でしょう・・・同様のことはあらゆる業界で行われています・・・例えば FPGA を利用した専用 IC などは回路を組み込んだメーカーと FPGA メーカーとは異なりますよね。(FPGA については下記参照 URL に詳しい説明があります)

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/FPGA
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この回答へのお礼

URLまでつけていただき、ありがとうございます。
そうですね。PCの世界で考えてみれば当たり前のことですね。
ですが、個人的な意見としては、センサーで色あいなども決まってくると思うので、自社生産して欲しかったなと思います。

お礼日時:2011/10/11 23:19

製造設備を持っているから作れる、というものではないですよ。

半導体、設計もKnowHowがあり、それは半導体製造設備とは全く別の技術になります。
自動車の生産用の機器を作っているメーカは多数ありますが、そのメーカが自動車(あるいは部品)を製造できるか、とい言えばできないですね。
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この回答へのお礼

早々と回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/10/11 23:16

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