No.22
- 回答日時:
今のニホンジンは、特攻は悲劇だと思う人の方が多いと思います。
攻撃手段としては、非常に有効でした。それ以上でも以下でもありません。
で、この航空機による組織的体当たりですが、日本だけではありません。ソ連でもドイツでもやっていました。
ソ連のタラーンは、自分の飛行機を敵(ドイツ)の飛行機にぶつける攻撃方法です。ただ、パラシュートで脱出したり、そのまま帰って来てもOKでした。タラーンが得意なパイロットもいたくらいですが、無謀には違いありません。
追い詰められたら、人は似たようなことを考えるようです。
ドイツはエルベ特攻隊という組織で、アメリカの飛行機に体当たり攻撃をしました。意外なことですがヒトラーが非常にいやがって、1回だけで終わりとなりますが。
No.20
- 回答日時:
神風特別攻撃隊は、『悲劇』です。
日本の国政を担う大人たち多くが、国の方向を誤った責任を取ることを先延ばしするために、若者の血と命を犠牲にした特攻隊そのものに『日本の美』はありません。
日本の「精神美」としての武士道は、神風特攻隊とは相いれません。
武士道は、戦いの帰趨が明らかになった時点で、兵に無用の苦しみを与えたり、血を流すことのないように、負けを認めて、最高責任者が切腹してその責任の所在を明確にし、自分の指示に従った者達には責任がないことを示し、勝った方もその意思を尊重して、兵の身の安全を保障するという、戦争指導者双方が人間の尊厳を守る愛、つまり『仁』に基づいた行動を取ることを、「美」としています。
藩幕制度の江戸時代から、日本という統一国家の基礎が出来上がる際に起こった戊辰戦争をご存知でしょうか。その中で最激戦が行われた福島県の「会津」を舞台に行われた戦いでは、『白虎隊』の悲劇が起こっています。
日本人の美意識にある武士道の本質は、責任ある大人が「戦争の開始に対して責任がなく、多くの春秋を持つ若者の命を守り、戦争終了後の未来の可能性を信じ」、それに殉ずることにあります。
この白虎隊に日本人が涙するのは、『武士道の本質を未だ会得していない若者が、武士道と信じて、本来守られるべき自分の命を、誤りにより先走って、戦いに殉じてしまった。』という悲劇だからです。
「死ななくてよいのに、死んでしまった。」という驚き。
「武士道を誤解するような、子供の心を持つ者たちを、戦場に出してしまった。」という後悔。
「未だ未熟な若者が、武士としての在り方、責任を全うすることに命を掛けた。」その気持ちに対する、深い敬意。
そして、「そのように純粋で真っ直ぐな心を持つ、将来が楽しみな若者を守れなかった。」結果、武士道を守れないまま生き残った大人達の悔恨・慟哭。
悲劇以外の何物でもなく、悲しみそのものの中には、世界共通の心の美しさがあるだけです。
ただ、その悲しみの大きさによって、江戸時代の会津には『武士道の美』があったであろうことと、会津の人々が『武士道の美』を貫けなかったことが、感じられます。
翻って、太平洋戦争をふり返ると、日本本土で子供・女性・老人が外国軍隊によって、毎日継続的に殺傷され、使者が数十万人になるるような状態に陥いっても「本土決戦」と主張し、戦争指揮を執った人々の責任が明確となる「敗戦日」を少しでも先にするために、若者を上からの命令で『武士道』と称して、自爆攻撃させるなど、本来の武士道はどこに行ったのかという状態です。
『死に行く若者とそれを花を振って見送る乙女に日本の美の究極を感じます。』
というのは、裏側に『地に落ちた武士道』という泥まみれの日本美と一体となっています。
<参考>
日の丸、君が代、武士道、愛国心、天皇・・・日本人の心の拠り所を戦争継続の道具として使用した結果、戦後65年以上経っても、戦争・戦いに結び付いたイメージで語られることが続いています。
戦争により、日本の精神美の象徴は泥にまみれました。
その状況を素直に認めたうえで、日本人はこれら日本の象徴の泥を落としていく歴史を積み上げていく王道を取りたいものです。
安易に、日の丸・君が代の廃止を叫ぶのは、泥まみれの歴史の切り捨てでしかありませんし、戦争を美化してみても同じように、歴史の切り捨てでしかありません。
過去において、日本の象徴が『戦争遂行の道具』として利用された歴史を認めたうえで、泥にまみれたイメージを、これからの歴史の中で変えていく努力を続けるしかありません。
戦争難民援助を継続し、戦場から逃げてきた人々が、『日の丸』の入ったテントを見れば、「助かった」と思うような、『武士道』と言えば、大人の日本人の取る責任ある行動であるというような、そういう実行を積み重ねていく覚悟が必要です。
No.19
- 回答日時:
日本国民が激しい爆撃にさらされあるものは
爆発でまたある者は閉じ込められ蒸し焼きに
なり大勢が死に続けていた状況なのです。
軍の戦闘力は激減し正攻法での戦闘が戦果を
上げ得ない戦況。軍人が命を捨てて反撃しい
くらかでも敵の攻撃を減じようとしたのです。
死にいく国民をわずかでも守るために・・
私は神風の効果を測らない。死を覚悟し戦場
に散った多くの兵士すべてに敬服するのみ。
No.18
- 回答日時:
http://www.nameless7.net/es_tokkoutai.html
【特攻隊と覚醒剤】
特攻隊と覚醒剤の関係について議論するつもりは毛頭ないですが、一部の特攻隊員には出撃前に覚醒剤を打たされたという証言があります。
ヒロポンについては、従兄(故人)が軍需工場に勤務してた時期に疲労回復剤として服用してた事実を聞いてます。
私の伯父(母の兄)は、海軍中尉(戦死後・少佐)として昭和20年4月に戦艦・大和と共に沖縄に特攻出撃をした軽巡洋艦・矢矧に乗艦して海の藻屑と消えました。
この出撃前には、伯父は仲間達と豪勢な「どんちゃん騒ぎ」を行ったと聞かされてますが、死を覚悟してたそうです。
これを知った、祖母は好物の「お茶を生涯断ち」息子の無事を祈ったそうですが、祈り虚しく戦死の知らせを受けることになりました。
伯父の妻は、新婚生活僅かで夫の戦死を知ったことで、ノイローゼ気味になり無理な断食をするようになり、終戦後間もなく衰弱死したと母親から聞いてます。
このような悲惨な事実を身近な親達から聞かされてるので、特攻隊や旧・日本軍を賛美するだけのような話は後世に伝えるべきではないのです。
【特攻隊と覚醒剤】
特攻隊と覚醒剤の関係について議論するつもりは毛頭ないですが、一部の特攻隊員には出撃前に覚醒剤を打たされたという証言があります。
ヒロポンについては、従兄(故人)が軍需工場に勤務してた時期に疲労回復剤として服用してた事実を聞いてます。
私の伯父(母の兄)は、海軍中尉(戦死後・少佐)として昭和20年4月に戦艦・大和と共に沖縄に特攻出撃をした軽巡洋艦・矢矧に乗艦して海の藻屑と消えました。
この出撃前には、伯父は仲間達と豪勢な「どんちゃん騒ぎ」を行ったと聞かされてますが、死を覚悟してたそうです。
これを知った、祖母は好物の「お茶を生涯断ち」息子の無事を祈ったそうですが、祈り虚しく戦死の知らせを受けることになりました。
伯父の妻は、新婚生活僅かで夫の戦死を知ったことで、ノイローゼ気味になり無理な断食をするようになり、終戦後間もなく衰弱死したと母親から聞いてます。
このような悲惨な事実を身近な親達から聞かされてるので、特攻隊や旧・日本軍を賛美するだけのような話は後世に伝えるべきではないのです。
No.17
- 回答日時:
日本ではその心を「まこと」と言います。
人の「まこと」は魂から魂に伝わり決して滅びることはありません。
私は、戦死した人たちに直接会ったことはありませんが、「まこと」を感じる瞬間があります。
戦死した方々も、「まこと」を信じて散華したと信じます。
「まこと」は日本文化の本質です、
赤穂浪士、吉田松陰の著作を読まれれば、さらにその心情が理解できるのではないかと思います。
日本人だと言うDNAだけで、理解できる問題ではありません。
No.16
- 回答日時:
先の大戦中に用いられた「特殊製剤」について一部誤解があるようです。
製剤には、覚醒作用、逆に睡眠作用、増血作用、高栄養など各種ありましたが、これらは軍人では航空勤務者に限らず対空監視員など、また軍人以外でも軍需工場の夜間作業員などに投与され投与規定を厳守するよう配慮されていました。さらに一部は市井にも出回っていました。したがって、これ等製剤は秘密ではなく比較的よく知られたものでした。
「疲労回復」「集中力」のためには覚醒剤が投与されましたが、有名な物は「ヒロポン」。飲むと疲労がポンと消えることに名付けられました。軍では「突撃錠」と称し、勤務前1時間に服用することなど使用回数や限度が定められていましたが、頻度が重なるにつれその副作用に苦しみました。
「夜目が効く」効果を狙ったものでは「み号剤」(猫目錠)があります。これは魚から抽出したビタミンB2を主剤としており、使用前24時間に服用とされ、主に夜間戦闘機搭乗員、航空機偵察員、対空監視員らに投与されました。『歴史群像 太平洋戦史シリーズ39 帝国陸軍戦場の衣食住』(学習研究社 02年)所収の藤田昌雄氏による「み号剤」(同書114頁)に服用や効果などについての詳しい記述があります。
資料: 藤田昌雄 『写真で見る海軍糧食史』 光人社
No.15
- 回答日時:
訂正です。
No.11さんの通り、今まで違う詩で覚えていました。わと花が抜けていました。ご指摘有難うございます。何人かの回答者さんがおしゃっていますが、特攻の悲劇と戦争の悲惨さは忘れてはいけないと思います。日本人であろうと中国人であろうと半島人(コリアン)であろうと人間には変わりません。みんな愛する家族がいて、みんな愛する国があると思います。私達は人様をあやめる為に生まれて来た訳ではないのですから。特攻攻撃でアメリカ兵も命を落とした人がいます。特攻の悲劇も原爆の悲惨さも後生に残すのが、現代に生きる我々の使命だと思います。お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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