アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

尿中のシュウ酸の量を定量したいのですが、いい方法はありますでしょうか?
私は生物専攻だったので、さっぱり化学のことがわかりません。


自分なりに調べてはみたんですが、
過マンガン酸で定量する方法や、酵素を用いた分光光度計を使う方法があるようです。

分光光度計は大学に行って、使わせてもらえるとは思うんですが、もう卒業した身なのでできれば避けたいです。

医療検査会社でも測れる(キャピラリー電気泳動法)のですが、予算オーバーです。


100~200検体ほど検査をしたいと思っています。

尿の中にはさまざまな物質が存在していますが、自分で測定するのは無謀でしょうか?

精度はあまり求めておらず、半定量くらいでもかまいません。

A 回答 (2件)

> 液クロとかでもできるんですね~。



陰イオン交換系のカラム (できれば有機酸分析用のもの) と,210nm付近の測れるUV検出器が要りますので,汎用のODSカラムやHgランプにフィルタの簡易型のUV検出器とかではだめですが.

> 水に再分散してシュウ酸カルシウム飽和液を使うというのは
> 析出した結晶を最小量の水で溶かして、飽和に近いシュウ酸カルシウム溶液をつくるということでしょうか?

要は,析出した結晶を洗いたいのです.ただ,このとき蒸留水とかを使うとある程度は溶解して系統誤差を発生するので,別に作っておいた飽和シュウ酸カルシウム溶液を使って洗うのが理想です.
シュウ酸水溶液と水酸化カルシウム水溶液を混ぜて沈殿を作り,遠沈で上澄みを捨て,純水を入れて再分散,遠沈,上澄み廃棄,という操作を何回か繰り返し,できたシュウ酸カルシウムをある程度大量の水に分散させておきます.で,試料を洗うときには,この分散液の上清をさらにフィルタを通したものを使うのです.
でも,まあ,半定量でもかまわないということなので,ここは純水で洗ってもいいでしょう.

析出した結晶を洗って乾燥し重量を量るのが簡単ですが,スピッツでやるには使うスピッツの重量をひとつづつ0.1mgまで測っておき,スピッツごと乾燥させて重量増加を測るのが現実的でしょうね.もちろん,汚れが付いたり,逆にスピッツが傷ついたりしないように,注意は必要です.それでも精度を出すのは難しいですが.もとの試料量とシュウ酸含有量にもよりますけど.

沈殿を酸溶解して過マンガン酸滴定でシュウ酸を分析するとか,あるいは酸溶解後にCaを原子吸光かEDTA滴定で分析すれば,精度は出しやすいでしょう.検出感度も重量法よりはずっと高いはずです.
    • good
    • 0

検体数が多いので,液クロを使いたいところですが,導入コストが出ないでしょうね.


古典的な方法でやるなら,塩化カルシウムか水酸化カルシウムあたりを加えて,シュウ酸カルシウムとして沈殿させ,加温して結晶を成長させたあと遠心沈殿,水に再分散 (できればシュウ酸カルシウム飽和溶液を使う),再遠沈後,乾燥して重量測定か酸溶解後に過マンガン酸滴定あたりでしょうかね.
200検体やるとなるとかなり大変ですが,これなら試薬は安価だし,遠心機くらいはなんとかなるでしょう.買うにしてもそんなにすごいものは必要ではなく,スピッツのままセットできる卓上型の小さいやつくらいでも大丈夫じゃないかと思います.5万円とかそんなもんですかね.

この回答への補足

遠心分離器、その他消耗品は院内にあるので大丈夫です。
液クロとかでもできるんですね~。化学にうとっくって苦労しています。

すいません、わからないことがあるので、補足お願いします。

水に再分散してシュウ酸カルシウム飽和液を使うというのは
析出した結晶を最小量の水で溶かして、飽和に近いシュウ酸カルシウム溶液をつくるということでしょうか?

析出したシュウ酸カルシウムは水にほとんど溶けないものだと思っていたんですが・・・。

補足日時:2011/12/02 03:44
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!