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12月~1月に、八ヶ岳、赤岳あたりに登山する予定ですが、
登山靴として、今所有しているHanwag社のマウンテンライトで問題ないでしょうか?
http://takadaboueki.com/mountain_light.html
プリマロフトなどの保温材は入っていないですが、ゴアテックスは使用しています。
もし、難しいという場合、「寒い」レベルなのか、「凍傷になる」レベルなのかも合わせて教えていただけたらと思います。

また、上記の靴では難しいという場合、ゴアテックスを使用したオーバーソックスを使ったら何とかなる、など、靴を買い替えない方向で何かアイディアがあれば教えてください
http://www.rei.com/product/688268/rocky-gore-tex …

A 回答 (9件)

 No.2のJagar39です。



 質問の経緯はわかりました。
 八ヶ岳の麓の富士見町に友人が住んでいるのですが、2月頃には友人宅でも-15℃くらいまでは下がることがあります。
 元々八ヶ岳は積雪量はたいしたことがなく、アプローチも短いですし冬期の気候も安定しているので、北アの穂高あたりと比較しても難易度は比較にならないくらい入りやすい山、というイメージです。学生時代には、「八ヶ岳で冬山合宿をやるくらいなら山岳部なんて解散すべきだ!」と気炎をあげていたくらいですから・・・まあその我々も、厳冬期の剱に挑む根性はありませんでしたが(でも厳冬期の利尻には挑んでみたことが)。

 それでも、気温だけは八ヶ岳は一級品です。つまり「寒い」ということですが。ショップ店員さんの-18℃というのは別にオーバーなセールストークではないです。いつでも-18℃というわけではないので、条件が良ければ-5℃ということももちろん普通にあるのですが。

 それでも赤岳登頂などの八ヶ岳登山では、本当にシビアなところ(気温が低く風も強い場所)で行動することはせいぜい数時間なので、保温材入りの冬靴が必須、というわけではないと思います。
 まあ他の冬山にも行くというのであれば、冬専用に保温材入りの冬靴を買って夏靴と使い分けるのがベストなのはいうまでもありませんが、保温材なしのアイゼン対応靴を買ってオールシーズン使うというのも悪くないと思いますよ。

 実は私も同じ考え方で靴を選んでいます。
 私の靴はハンワグのクラックセーフティですが、今のラインアップではクラックかスーパーフリクションあたりと同じ位置のモデルでしょう。
 この分野は最近、どのメーカーも力を入れているので魅力的なモデルがたくさんありますよ。別に今からハンワグに決めてかからずに多くのモデルを見た方が良いと思います。私が今買うならスカルパのトリオレプロやシャルモも候補に入れます。少し安いですし。
 スーパーフリクションはカットが深すぎて、夏にこれはちょっと辛そうかな・・・と。

 ハンワグのマウンテンライトも、夏山用のトレッキングブーツとしては堅牢な造りなので、別にこれではどうにもならない、というわけではありません。北八ヶ岳のスノーシューハイクくらいだったらこれで十分だと思います。
 ただ、先の回答にも書いたように、今回のケースでは保温性より「アイゼン装着の適合性」の方が遙かに重要です。
 この点について、マウンテンライトはメーカー側がアイゼン装着を想定していない、というのが回答の前提なのです。

 そういう靴であっても、バンド式のアイゼンを装着することはできます。
 ただし、きちんと装着できるかどうかの判断ができるか、その靴に合うアイゼンを探すことができるか、という問題です。

 アイゼンはある意味、「足と靴」以上に「アイゼンと靴」が合うかどうかがシビアです。昔の靴とアイゼンなら、適当に持ってきてもたいてい合ったのですが、最近は靴の形もモデルによってかなり違うので大変です。
 私は今のアイゼンを買ったときは、自分の靴を持っていってアイゼンと合わせてみて買ったのですが、結局店の在庫を全て試しました。で、買ったのはセミワンタッチではなくバンド式だったのですが、それは同じモデルのセミワンタッチモデルよりバンド式モデルの方が靴に合ったから、というだけの理由です。

 今のバンド式は、昔の一本締めじゃあるまいし、血行障害を起こすほど足が締め付けられることはありません。でも、トレッキングシューズでもほんとに夏山しか考えていないペラペラの靴じゃまともには装着できないですけどね。
 少なくともマウンテンライトには装着は可能だとは思います。

 ただし、ソール剛性はやはり柔らかいですし、アイゼン対応靴ほどの安定した歩行は望めないでしょうね。
 また、ほんとうにきちんと装着できているのかの判断も、試しに装着して少し歩いてみた程度では判りにくく、かなりの経験が必要です。アイゼンが破損してしまうリスクもありますから。

 アイゼン対応でない、いわゆる「トレッキングシューズ」にバンド式アイゼンを装着して残雪期の山に登っている人はけっこういます。でもそれは自分の力量(アイゼンでの歩行技術)や条件をよく理解している場合、でしょう。
 厳冬期の赤岳は、アイゼン歩行をする場所としての難易度は決して低くはないです。急傾斜の比較的痩せた尾根で積雪量が少なく(風で飛ばされる)ミックスになっていますから、かなり厄介な状況になることもけっこうあると聞きます。
 かなりの超人系の人ならマウンテンライトに合うアイゼンを見つけてきて登れてしまうでしょうけど、まあ普通の人はアイゼン対応靴なしでは登れない山、という認識で良いと思います。

>低山冬山もいける靴との認識でした

 その認識で正しいです。北八ヶ岳などの2000m級の山でもなんとかなるでしょう。
 ただ、「アイゼン装着」には非対応なので、アイゼンを装着しなければ登れない山、あるいはルートであれば、例え1,000mの山でも無理、ということです。
 アイゼン非対応でも着けて着けられないことはないのですが、「ちゃんと着けることができている」判断に経験が必要なこと、着けてもアイゼン歩行性能は対応靴ほどは得られないこと、等の理由で、初心者にはお奨めできない、というのが「まとめ」ですか。

 なお、ソックスについては、最厚手のソックスで合わせているのであれば別に問題はないのですが、普通は「夏山用のトレッキングシューズ」に最厚手のソックスでは合わせないので。
 最近のは薄手でも非常にクッション性が良いですから、夏用のトレッキングシューズであれば薄手から中厚手くらいのソックスで合わせるのが一般的でしょう。
 私が今の靴を買ったとき、ソックスは薄手と最厚手では靴のサイズが1サイズ違ったので、どちらで合わせるかちょっと迷いました。夏に厚手のソックスは暑苦しくて嫌なので。
 でも、オールシーズン使うつもりであれば厚手しか選択肢はないのですが。
 アイゼン非対応靴であれば、普通は冬に使うことは想定しないのですから、それほど厚いソックスでは合わせないはず、という私の思いこみから書いたことでした。失礼しました。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなってすいません。
さらに詳細なご説明、ありがとうございます。

やはり、コバの有無が重要で、コバが無いものでもアイゼンは装着可能だけど、
装着の可否の判断も難しいし、装着できても技術が必要ということで理解しました。
確かに、自分ではそこまでの判断はできないですし、歩行技術もありませんので、
やはり、コバ付きの4シーズン用の靴を購入したいと思います。

また、最近知りましたが、オーバーシューズっていうのもあるんですね。
それほど、靴とアイゼンの相性がシビアなのであれば、どの程度有効かも分からないですし、
どなたも触れなかったところを見ると余り一般的ではないんでしょうね。

http://www.heritage.co.jp/wear_models/accfw_exp_ …
http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?produc …


>アイゼン非対応靴であれば、普通は冬に使うことは想定しないのですから、それほど厚いソックスでは合わせないはず、という私の思いこみから書いたことでした。失礼しました。

いえ、こちらこそ、何も考えていないようにとられたように感じ、少し絡んでしまいましたすいません。

お礼日時:2011/12/23 12:26

 No.2,4のJagar39です。



 オーバーシューズはヒマラヤなどの高所登山で使うもので、国内の冬山で使っているのは見たことがありませんし(昔はたまに見かけたような気もしますが・・)、考えたこともありませんでした。
 アイゼンとの相性については、「靴とアイゼン」の方が重要で、オーバーシューズを介することによってアイゼンの装着が甘くなるといったことはあまり心配する必要はないと思います。でも、それもそもそも靴がきっちりアイゼンに対応している、というのが前提ですが。

>ここだけ気になったんですが、汗で濡れたということなんですかね、防水の靴でないとは思えないのですが。

 これは私もちょっと不思議です。
 阿弥陀岳でビバークしたというのも不思議なところですが、今の靴でソックスが汗で濡れるというのもあまり起きないことのような気がしますから。あまり良くないソックスを履いていたのでしょうかね。

 私の靴はハンワグのクラックセーフティという、現行モデルだとクラックとスーパーフリクションを足して2で割ったようなモデルです。セミワンタッチアイゼンに対応した保温材なしのモデルです。
 当時のハンワグのカタログには、-10℃まで対応と書かれていましたし、現に-10℃程度の気温の山で足が冷たいとか思ったことはありません。-20℃近くまで下がるとちょっときついだろうな・・とは思いますが、長期の縦走でなければ致命的にはならないと考えています。
 なので、厳冬期の赤岳に行く計画があれば、わざわざ保温材入りの靴を買い足すことなく、この靴で行くでしょう。

 例えば購入するときに夏も履くからと薄手~中厚手のソックスでサイズを合わせて買ってしまうと、冬用の最厚手のソックスを履いたときにサイズがきつくて血行が悪くなり、却って足が冷たくなる、ということがあり得ます。だからといって薄手のソックスで冬に登れば寒いのは当然ですし。
 ですから、オールシーズン用の靴を購入するときは、冬用の厚手ソックスで合わせてください。
 夏は暑苦しいのを我慢して厚手ソックスのままで通すか、多少靴の中で足が遊ぶのを覚悟して薄手ソックスを使うかの選択をすることになるのですが・・・私は厚手ソックスで通しています。何度か薄手ソックスも試したのですが、それだとやはりワンサイズ大きくなってしまうので、足がけっこう靴の中で遊んでしまいます。
 夏に冬用のソックスを履いているとかなり暑苦しいのですが、それでも「汗でソックスが濡れる」という事態になったことはないのですけどね・・・
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この回答へのお礼

たびたび、ありがとうございます。

なるほど。オーバーシューズは、もっと過酷な環境用なのですね。
値段からすると、厳冬期用のシューズを買うよりかは安くすませられるので、
もし、厳しければそちらを購入しても良いと思ったのですが、そう考える人は余り居ないのですね。
スパッツが不要になるので、それほど邪魔になるとも思えないですし。
(高度の低いところだと、逆に暑いのですかね。。。)

また、クラックセーフティが-10℃対応とのこと、ありがとうございました。
スーパーフリクションも同じ素材のようですし、作りも似ているようなので、同等の保温性だと想定しておきます。
(残念ながら、スーパーフリクションの対応温度は書いていないので。)

また、ソックスについてもアドバイスありがとうございます。
使用するシーズンを想定して、適当なソックスで購入時にサイズを合わせたいと思います。

お礼日時:2011/12/26 18:38

>>途中でビバークして、極寒(たぶん-10℃くらい)で風吹き荒れる中、エマージェンシーシートにくるまり登山で濡れたソックスを履き替えていました。



>ここだけ気になったんですが、汗で濡れたということなんですかね、防水の靴でないとは思えないのですが。

完全防水の靴です。

履いているウールのソックスが汗に濡れているために、足が冷えてしまったということです。
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この回答へのお礼

なるほど。
やはり、動いていると、それだけの寒さの中でも汗が出て冷えてしまうのですね。
参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/26 18:31

冬の八ヶ岳には、赤岳(4月)、阿弥陀岳(12月・・・一週間前)に登った経験があります。


それ以外にもアイスクライミングで何度も足を運んでいます。

私が思うに、天候と風の強さに夜のですが、「寒い」レベルと「凍傷になる」の間くらいだと思います。

一週間前に阿弥陀岳を登ったのですが、仲間の1人が保温材なしの靴を履いて(質問者さんと同レベル)いたのですが、山の中腹で

「足が冷たい・・・やばい・・・」

と言っていました。

途中でビバークして、極寒(たぶん-10℃くらい)で風吹き荒れる中、エマージェンシーシートにくるまり登山で濡れたソックスを履き替えていました。

それで何とか乗り切ったそうです。

後で

「足が冷たすぎて下山しようかと思った」

と言っていました。

因みに私はモンブランGTXの保温材入りでしたが、それでも足の指先が結構冷えました。

赤岳クラスになると、尾根まで上がると小屋周辺以外は休むところはあまり無く、失敗すると命を落とします。

ぜひ、慎重な準備をおすすめします。

装備不足でつらい登山になるのは、個人的にはおススメしません。
(登山靴が高く、出費を抑えたい気持ちは私も同じなのですが(^_^;))
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この回答へのお礼

御礼が遅くなりすいません。

具体的な、冷たさのイメージありがとうございます。

>途中でビバークして、極寒(たぶん-10℃くらい)で風吹き荒れる中、エマージェンシーシートにくるまり登山で濡れたソックスを履き替えていました。

ここだけ気になったんですが、汗で濡れたということなんですかね、防水の靴でないとは思えないのですが。

>ぜひ、慎重な準備をおすすめします。

ありがとうございます。慎重な準備と山行を心掛けます。

お礼日時:2011/12/23 12:54

12月~1月に八ヶ岳の天狗岳に登る:この靴でも多分大丈夫です。



12月~1月に八ヶ岳の赤岳に登る:この靴ではダメです。

そもそも同じ八ヶ岳でも難易度が全く違い必要となる装備が変わります。

赤岳に登ることが出来る装備で天狗岳には登れますが逆は出来ません。

厳冬期長靴に6本の軽アイゼンを持って天狗岳に登った事は何度もありますが

その装備で赤岳に行こうとは思いません。

登ることは不可能だし滑落して死んでしまいます。



質問に赤岳あたり・・となっているので、

厳冬期の赤岳を登ることを前提に皆さん回答をされています。

赤岳の登山には不適という回答です。

防寒的に難しいのではなく赤岳登山に必要な機能が無いということです。

用途が違うと言っても良いと思います。

これが同じ南八ヶ岳の編笠山に登る・・こんな質問だったら回答も全く違ってきます。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなりました。

なるほど。八ヶ岳でも色々難易度、過酷さが色々あり、ということですね。
すぐに赤岳に登らないかもしれないですが、折角なので、赤岳に登れる靴ということで
購入する靴を検討したいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/12/26 18:44

追記



バンド締めアイゼンが善くないと言う事ではありません。
自分はワンタッチアイゼン・セミワンタッチアイゼン・バンド締め(一本締め・固定式)アイゼンを所有しています。
貴方の靴はアッパー(ミッドソールより上の部分)の強度が足りずアイゼンバンドで締め付けるとアッパーが変形して足が圧迫されるのです。
重登山靴と呼ばれる靴では、このアッパーが固く手で歪ませたぐらいでは簡単には変形しません。そのくらいの強度が無いと、アイゼンバンドで締め付けた時に簡単にアッパーが変形して足の血行を阻害します。
血行不良を防ぐためにアイゼンバンドを緩めに締めていると、今度は歩行中にバンドが緩み何かの拍子にアイゼンが脱落する危険性があります。
それと、登山靴を両手で持ってソールをしならせる様にした際に、簡単にソールが屈曲する様な登山靴ではシャンクが柔か過ぎます。
10本・12本爪のアイゼンを装着するにはシャンクが硬い登山靴が必要となります。
アイゼンはしならないのに、登山靴のソールが曲がる様ではやはり隙間ができ、歩行中に突然アイゼンが外れる恐れがあります。

自分が愛用する登山靴はオールシーズン対応の重登山靴です。
保温材は使用していませんが、中厚の化繊ロングソックスと厚地のウール製ショートソックスでサイズを合わせているので雪山でも問題ありません。
登山靴を履いた状態で、爪先立ちしてもソールが一切しならないほどの硬いシャンクです。
この様な硬いシャンクでなければ、アイゼンを装着しての雪山登山には適しません。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなりすいません。

コバの無い場合は、アッパーの強度が重要なんですね。
ソールについては、トレッキングブーツとしては固い部類だと思いますので、
それほど心配していなかったのですが、やはり、別の靴を買いたいと思います。

お礼日時:2011/12/23 12:40

質問の件について



もと登山用具店の店員をしていた者です。
貴方が所有している登山靴では雪山には対応出来ません。
せいぜい無理して1000m前後の低山の雪山ぐらいにしか対応出来ません。
10本や12本のアイゼンを使うには、もっとしっかりした強度(アッパーやシャンク)の登山靴を必要とします。
貴方の登山靴はコバが無いタイプですのでワンタッチアイゼンは装着出来ません。
バンド締めアイゼンなら無理やり登山靴に装着する事は出来ますが、歩行中に外れない様にきつく締め付けると、今度は足が圧迫されて血行不良を起こし凍傷になる恐れがあります。

ハンワグ アルパインシリーズ
http://takadaboueki.com/crack.html
http://takadaboueki.com/friction.html
http://takadaboueki.com/eclipse.html
http://takadaboueki.com/omega.html

ローバー アルパインシリーズ
http://takadaboueki.com/piz_buin.html
http://takadaboueki.com/silberhorn.html
http://takadaboueki.com/cristallox.html
http://takadaboueki.com/civetta_extrem.html

上記の他に、他メーカーの同等クラスの登山靴も候補に上がります。

たがだか数万円の登山靴をケチって凍傷になって足の指を何本も失うか、
歩行中にアイゼンが外れて雪の斜面を滑落して命を失うかのどちらかになるでしょう?

凍傷になりたくない、滑落して死にたくないのなら、雪山に対応した重登山靴を新たに購入し、その登山靴に合うアイゼンを購入してくださ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
大変参考になりました。

Jagar39さん同様、バンド締めアイゼンがオススメでなく、コバの付いた冬山登山靴を購入した方が良いというのは良く分かりました。
いまいち、それほどオススメできない、不完全とも言えるツールが普通に(?)売られているというのが私にはよく理解できませんが、そんなイマイチなツールでも需要があるということなんでしょうか。

>たがだか数万円の登山靴をケチって凍傷になって足の指を何本も失うか、
>歩行中にアイゼンが外れて雪の斜面を滑落して命を失うかのどちらかになるでしょう?

極端な話に聞こえてしまうのですが、これは、必ずなるとか高い確率でなるという話でしょうか?
快適さを求める装備と、最低限の装備とは異なると思っているんですが、petzl1968さんの感覚では、マウンテンライトにバンド締めアイゼンで登るのは最低限の装備以下ということなんですよね。

オススメしていただいた登山靴の中の、crackなんかは保温材も入っていないモデルだと思うのですが、ワンタッチアイゼンが付く云々は置いておいて、保温性もマウンテンライトとは異なるんでしょうか?
正直、タカダ貿易さんのサイト上では、素材も同じで、保温性についての記述も同程度だったので、同じくらいではないかと想定していたのですが、オススメされたということは異なるという事ですよね。
できればどのように判断されたのか教えていただけたら、非常に助かるのですが。

お礼日時:2011/12/18 20:37

 まず、冬の八ヶ岳に誰と行くのでしょうか?


 同行者が経験豊富な人であれば、その人にまず意見を聞いてみてください。
 未経験者同士、あるいは単独で行くというのであれば、まあそれはやめておいた方が良いと言っておきます。

 靴の話ですが、保温性の問題ではなく「アイゼンを装着できるか否か」が問題です。
 アイゼンを装着するにはソール剛性が必要で、夏山用の柔らかいソールの靴ではアイゼンをきちんと装着することが難しいですし(試し履き程度では問題ないように思えても、長時間歩行をすると必ずずれてきたりします)、アイゼンが破損する可能性もあります。シビアなところを歩いているときにアイゼンが破損すれば、非常に高確率で「事故」に至りますよ。

 そもそもワンタッチもしくはセミワンタッチのアイゼンは、この靴には装着できません。ビンディングを受けるコバがありませんから。
 バンド式のアイゼンであれば装着すること自体は可能でしょうが、長時間の歩行に耐えるかどうかは判りません。
 というより、そもそもハンワグのラインアップの中ではアイゼン非対応のカテゴリーとして販売されているモデルなので、基本的にはアイゼン装着を考慮されていない靴、として考えるべきでしょう。

 赤岳は急傾斜のミックスの稜線があるので、アイゼンと靴に関しては最低限まともなモノでないと実行は難しいでしょう。
 私が誰か初心者を連れて行くのであれば、きちんとしたアイゼン対応の靴とアイゼンを持たない人は連れて行きません。

 保温性に関しては、赤岳程度であればそれほどシビアに考える必要はないでしょう。
 これは「保温性に問題がない」という意味ではないですよ。
 ご質問のモデルのような「基本的に無雪期登山用」の靴で冬の赤岳に登れば、間違いなく足は冷たくてたまらないですし、凍傷にもなるでしょう。
 でも、本当にシビアな条件で行動するのは数時間に過ぎませんから、悪化する前に下山できるよね、という意味です。その時の天候次第では、下山して靴を脱いだら足の指が黒くなっているかもしれませんが、適切な処置をすれば大事には至らないでしょう。

 ゴアテックスというのは保温材ではありません。それはご存じのようですが、保温材ではないのでゴアテックスのオーバーソックスを使用しても保温性の向上にはさして役に立ちません。
 また、ご使用の靴が今の状態でサイズが合っているのなら、靴下の重ね履きは足の血行を妨げるので、却って凍傷の原因になります。

 というか、その靴、極厚手の冬用ソックスでサイズを合わせていますか?
 普通、夏山用の靴ってせいぜい中厚手くらいのソックスでサイズを合わせますよね。
 そもそも夏山用の靴と夏山用のソックスで冬山に登れるかも?と期待する方がどうかしているのですが・・・

 ソックスは極厚手の冬用ソックスにするのが大前提になるのですが、そのソックスを履いてサイズはきつくならないですか?
 きつくならないのならラッキーで(そうであれば夏用ソックスではサイズが合っていなかった、という可能性もあるのですが)、きちんと装着できるアイゼンさえ見つければ、冬の赤岳にもなんとか通用する可能性はあります。

 とにかく、最重要問題は、きちんと装着できるアイゼンがあるか?ということです。そもそもご質問の靴がアイゼン装着に対応できるソール剛性があるか、という問題でもあります。
 それをご自分で判断できないのであれば、素直に冬用の靴とアイゼンを購入した方が良いです。
 また、同行者も含めて「パーティー」としてそれが判断できないのであれば、それはこの山がこのパーティーの実力を遙かに超えているということですから、計画自体をやめた方が良いです。
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この回答へのお礼

詳細なご回答ありがとうございます。
保温性よりもアイゼンが装着できるか否かというのが重要とのことが良く分かりました。
また、アイゼンを装着するためには、ブーツの剛性と、なにより装着するためのコバの有無が重要で、バンド式のアイゼンは余りオススメできないと理解しました。
結論から申し上げますと、HanwagのスーパーフリクションGTXあたりの保温材なしの冬山に対応した靴を購入を検討しようと思います。
(今のマウンテンライトは売りに出して、次の靴を夏冬兼用の靴としたいとので、あえて保温材無しの靴を選びました。
 また、その際には、過去の質問も参考にさせていただきました。 http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4383579.html
 スーパーフリクションも-10℃くらいは対応していると想定しています。(別途Hanwagに問い合わせ中))

質問の経緯としては、マウンテンライトが、タカダ貿易さんのサイトで「低山雪山や残雪での使用も可能」との記載で、自分にとっては曖昧で、対応温度が書かれているわけでなく、また、ネットを検索したところ、同程度の保温性と思われるスーパーフリクション(ウィンターでないもの)を冬山や厳冬期に使用されている方もいらっしゃるようだったため、問題ないかどうかの判断が付かず、質問させていただきました。

また、パーティーの友人(冬山含め、登山経験7~8年、但し山岳会などには入っていない)は、「余りシビアな山行をしないこともあり、保温性は問題ないんじゃない」との事でしたが、靴のスペックまで詳細に分かっているわけではないため、セカンドオピニオン的に登山用品店で相談したところ、「アイゼンが付くかどうかも重要だし、先週末の八ヶ岳は-18℃、保温性の無い靴では凍傷になる。凍傷は一度なると癖になるため、保温性も重要。」と言われました。
ただ、ちょうど同じ時期に友人が八ヶ岳に行っており、-5℃と言ってたこともあり(時間と場所にもよるのでしょうが)、営業トークとも取れない事も無く、さらに広く意見を募り、客観的に判断したく、質問させていただいた次第です。

以下、個別の疑問点に対する回答です。
> まず、冬の八ヶ岳に誰と行くのでしょうか?
友人(登山歴7~8年)、友人の親御さん(登山歴40年程度、元山岳部、山岳会所属)との3人パーティです。

>  というか、その靴、極厚手の冬用ソックスでサイズを合わせていますか?
> 普通、夏山用の靴ってせいぜい中厚手くらいのソックスでサイズを合わせますよね。
> そもそも夏山用の靴と夏山用のソックスで冬山に登れるかも?と期待する方がどうかしているのですが・・・

使用している靴下は、ヘビーウェイトのものです。夏も同じものを使用しています。
http://www.lostarrow.co.jp/CGI/products/detail.c …
勉強不足と言われればそれまでですが、上記した通り、夏山用との認識はありませんでした。低山冬山もいける靴との認識でしたなので、その程度を知りたく、質問させていただきました。
正直、靴もソックスも夏山用で冬山に登れるかも、とまで私が期待したというのが、質問文から読み取れるとは思えないですし、
実際そのような期待もしてないので何か対応策があるかと訊いている訳なので。。。
期待もしてない事をどうかしてると言われても。。。
むしろJagar39さんのどうかしてると思ったのは、考え過ぎでだったりしないですか?

お礼日時:2011/12/18 16:42

靴は値段的によいのではないかと。

(ちなみに私は1万円程度+アイゼンで雪山を登ったことがありますが、原則雪山に登らないので)
アイゼンなどの用意は?(その他雪対策にサングラス)
使い捨てホッカイロなども役に立つはず(靴用の小型もあり)

参考URL

参考URL:http://www.okadablue.ecnet.jp/t-soubi.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

参考URLについても拝見させていただき、参考にさせていただきました。

お礼日時:2011/12/18 22:41

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