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私の好きな作家の佐藤優さんと古賀茂明さんとの対談で、

「高度成長は優秀な官僚たちのおかげだったとされてきたが、実は大幅な円安が真のエンジンだったという研究がある。官僚=優秀という「前提」が間違っていることに、国民はそろそろ気づくべきだ。」

という内容の文章があるのですが、

円安がなぜエンジンになるのか、あまりピンときません。

この文章が正しいか正しくないかは置いておきまして、

円安が高度成長を後押しした可能性についてどなたか考察していただければとても勉強になります。


どなたかもし案があれば教えていただければ助かります。
よろしくお願いします。




http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31495

A 回答 (2件)

経済が高度になる以前の市場では、充分な国内需要がありません。

購買力がないからですね。

そこで、外需に依存して製造業を発展させることで、輸出型の製造業が潤い、この潤った製造業従事者が内需を担うという構造が必要です。

日本では経済が高度成長する過程において円安であったために、外貨建ての輸出で価格競争力が付き、輸出が伸びることによって経済全体が牽引されたのです。

しかし、この事実は、「官僚が優秀でない」という主張を裏付けるものではありません。
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この回答へのお礼

さっそくのご回答感謝します。

外貨建ての輸出で価格競争力が伸びる。という理由はとてもよくわかります。

今の状況では、相対的に国外需要が高い。現在の円高は輸出品価格競争力の足枷になる。なので日本の経済成長のマイナス要因になる。ということでしょうか。

そうなれば、

通貨ダンピングによる円安化を進めれば価格競争力がつくのではないか、という素朴な疑問が出てきました。どこかの国がやっていたような気もします。また調べてみます。


とてもわかりやすいご説明で、とても勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2012/02/09 17:34

あまり小難しい話はわかりませんが。

。。

戦後は物が不足しています。欲しいものがたくさんあります。しかし、円安になると海外のものは高くて買えません。では、輸入に頼らず国内で何とかしなくてはいけません。そして、

物をつくります→物が売れます→生産者が儲かります→給料が上がります→もっと物が欲しくなります→もっと物をつくります→もっと物が売れます→。。。

といったところでしょうか。
海外品が安ければ、輸入で済んでしまいますので、国内企業は投資しませんし、日本の経済は拡大しにくくなってしまいます。企業、個人が借金をすればするほど経済は拡大するのです。

一例でしたが。。。
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この回答へのお礼

さっそくのご回答感謝します。

NO1の方は、外需から見たアプローチでしたが、
内需からのご説明は新鮮で面白いです。

物をつくって売れる、というサイクルは、物が売れるという前提のもと成立するということですね。

円安だと輸入して買うよりは、国内製品を買ったほうが安い。売る方としても、円安だと外国製品よりも安く売れる。

これだけ見れば、とてもいいことばかりのような気がします。
これも気になります。

上記のスパイラルは永遠には続かなかった。
作れば売れるという前提が崩れた。といういことでしょうね。

相対的に通貨高になったことも影響としてあるのでしょうか。

そのあたりも勉強してみます。

わかりやすいご説明どうもありがとうございます。

お礼日時:2012/02/09 17:40

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