プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ピアノの演奏を聴くのによいヘッドホンを勧めていただきたいです。私はアルフレッド・ブレンデルの演奏が好きのですが、高音を丁寧に出してくれるものがよいです。逆に言えば、高音を優先して、ドラムの低音や、音の空間的な広がりは見切っている機種で構わないと割り切っています。偏りがある、一点突破型の機種で構いません。

アンプは経由しない仕様のものがよいです。この意味では、StaxやSennheiserは想定外なのだろうとも思うのです。しかし後者は携帯型の機種も出しているようですから、検討の余地があるかなとも思ったのでした。予算は、五万円前後までとしたいと思っています。しかし、予算を超えてもよいものがあったら、理想的な比較対象としてみたいので、教えてください。のんびり買うつもりであるので、普通では見かけない型を勧めていただいてもいいです。

ちなみに、今はMarchallのMajorを使っていました。低音があまり出ず、バランスという意味だと難点があるかもしれませんが、中音から高音がきちんと出るなと思っていました。私の好みを言えば、このような設定を更に推し進め、高音のレヴェルがあがっているものがいいです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

>アンプは経由しない仕様のものがよいです。

この意味では、StaxやSennheiserは想定外なのだろうとも思うのです。

・・・とは言え、是非 STAX の Electrostatic 型 Headphone を御試聴なさってみてください(汗)。

「ピアノの演奏を聴くのによいヘッドホンを勧めていただきたいです。私はアルフレッド・ブレンデルの演奏が好きのですが、高音を丁寧に出してくれるものがよいです。」という目的に最も合うのは予算を 2 倍も超過してしまう SRS3170 の方ですが、予算内にぎりぎり収まる SRS2170 も他方式の Headphone とは一線を画す中高域の解像度を持っています。

ちなみに Electrostatic 型 Headphone の Amplifier は Diaphragm (発音体) の Condenser Film に高電圧をかけないと駆動できない構造であることから高電圧を発生し易い真空管や FET (Field Effect Transistor) による Amplifier を介しているのであって他の Dynamic 型 Headphone を駆動する Headphone Amplifier のような目的で利用するものではありません。

Microphone も Dynamic 型は電池も電源も必要としませんが、Classic 録音や Piano 録音では欠かせない Condenser 型 Microphone は 48V の Phantom 電源を必要とし、内部で Condenser Film Diaphragm を駆動させるために高電圧を発生させています。

Electrostatic 型 Speaker System の中高音域が Dynamic 型とは一線を画す背景には極めて薄く軽量な平面 Diaphragm による低歪率再生能力という点にあるのだろうと思うのですが、その一例を示す実験 Report Page を下記参照 URL を示します。

STAX の Electrostatic 型 Headphone の音は「比較対象用」として耳に焼き付けておいても無駄ではないですよ(^_^)/。


Dynamic 型では Beyer DT48E/25 辺りはどうでしょうか?

DT48 は 1970 年頃の私の愛用 Headphone で、Keith Jarrett の Solo Piano に入れ込んで自分でも Piano を弾いては録音しまくっていた私にとって DT48 は Piano 独特の ADSR (元は Synthesizer 用語ですが、音の Attack Decay Sustain Release) を細かく聴き分けられる数少ない Headphone として重宝していました。

DT48 は Recording Monitor Headphone の草分けとも言える Headphone ですので、丁寧な高音再生と言うよりも「嫌な音は嫌なまま曝け出す」Type の音なのですが、Wide Range で空間領域も広く感じさせる音作りが Standard となっている現代の Headphone と較べると空間表現が狭くて Narrow Range な感覚を伴うものながら Tite な音と言っても芯がしっかりした骨太の濃い音調で必要充分な高速反応性は現代では強烈な個性とも受け止められる McIntosh とか JBL といった 70 年代 80 年代の Monitor Sound に共通した Backbone を感じさせる音です。

造りも非常に頑丈で、落としたり踏んずけたりぐらいではビクともせず、Head Pad は Tape を巻いて補修したものの(笑) Ear Pad は交換部品を手に入れて 10 年余も愛用しました。

価格は EURO 安で随分変動しているようで、2000 年頃に付けられた定価が (Premiere もあるのでしょうが) 7 万円近くしていたのに対して現在は 3 万円ほどで販売している店もあるようですね。

現在でも Minor Change ぐらいで昔の DT48 と殆ど同じの DT48E/25 が販売されていますので時折 Shop で試聴しては懐かしんでいるのですが、SONY MDR CD900ST よりも装着圧が強くて耳が痛くなるので(笑) 現在の私は SONY MDR7506 を愛用するほどにヘタレてしまいました(爆)。・・・DT48 ほど堅牢な作りではありませんので SONY の 40mm 径 Driver Headphone は 3~4 年で買い換えてきて既に 6 機目になっていますが 1~2 万円の商品ですので不満はありません(笑)。

>予算を超えてもよいものがあったら、理想的な比較対象としてみたいので、教えてください。のんびり買うつもりであるので、普通では見かけない型を勧めていただいてもいいです。

Beyer DT48 の対抗馬としては昔は KOSS 社のものが有名でしたが、私には高額のものが Knife や拳銃の Grip を象牙にしてみたりする American 好みの Custom 品に見えてしまうことから好きになれず、試聴したことがありません(汗)。

参考URL:http://www38.tok2.com/home/shigaarch/electrostat …
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この回答へのお礼

丁寧にありがとうございます。やはりSTAXですか。データを示してくださったように、高音だと一線を画しているようですね。高い方の機種は無理ですが、五万円前後の方は、携帯型のヘッドホンはもう持っていると考えて、家で聞く際の置き型として検討してみたいと思います。

しかし白状すると、実は、BeyerのDT48Eに心を惹かれています。Keith Jarrett、私もかなり、好きでした(といっても、あくまで平凡な愛好家という程度に過ぎませんが)。それでKeith Jarrettにちょうど良いのなら、これは、さぞいいのだろうと思うのですが、加えて、
>丁寧な高音再生と言うよりも「嫌な音は嫌なまま曝け出す」Type の音
というくだりに、大変心を引かれました。

というのも、高音を丁寧に解析するということは、「音の曖昧さ=艶」という甘えを許さず、虚飾を引きはがすからです。まさに、高音をきちんと鳴らしてくれそうな印象がします。私個人は、最近、人気のMonster beatsの音などは、どんなに下手な演奏にも臨場感をつけてくれるので、現実から目を逸らしているという印象がして、あまり好きになれません。

ところで愚問かもしれませんが、DT48EとDT480は大きく異なりますか? 型番の類似からすれば、似ていると推測されるのですが。

お礼日時:2012/02/11 14:12

わたしもSTAXをお勧めします。


これは本当に別格という感じで、これほど繊細な音を再現する製品はないと思います。


昔これを秋葉原で視聴したときに、録音に入っていた人の声が本当に自分の周囲で出たものと思って、思わず振り返ったということがありました。 それほど忠実です。

これはベンツの研究室がエンジンの音の判別に使っているということで有名になったものです。
ただ、専用のアダプターが必要なこと、そのためセットで10万円は覚悟しないといけないと言う欠点があります。
でも今では数万円のヘッドフォンも珍しくない時代ですの驚くほどではないですね。

高級ヘッドフォンをお探しならばこれは候補からはずすことはないですよ。

私は今では使う機会があまりありませんが、ここのSRーXという製品を永年愛用してきました。

ただし構造的に重低音には弱いですね。これは仕組みから仕方ないことなのですが。
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この回答へのお礼

丁寧にありがとうございます。そうですか。当初は持って歩けるものとも思ったのですが、お金を張り込むとなれば、持ち歩きようは別で考えようか、と心が傾いてきたところです。

お礼日時:2012/02/13 16:50

ピアノ演奏を聴くのであれば、私はSTAXの静電型をお勧めします。


お近くに視聴できる場所が有れば一度聴いてみて損は無いと思います。
(少なくともヨドバシとかBICカメラには置いてあったと思います。)

昔オーディオフェアーが開催されていた時期に初めて聴きましたが、
鳥肌もんでしたよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。やはりそうですか。

お礼日時:2012/02/13 16:47

>> お仕事でお使いということで、プロの方のようですね。

//

いや、ただの趣味ですよ。それも、出身校の吹奏楽部の合宿とか、家族がやっているピアノサークルの発表会とかで、回数もたかが知れています。

>> これではかなり選択の幅が狭まってしまうな、とも思っていました。 //

実績として、公称250Ω/96dBのDT 880 PROでも、初代iPod nanoで十分実用に堪える音量がとれました(ただしクラシックではなくポップス)。iPodは出力の表記がないのでよく分かりませんが、「ポータブルだからダメ」とも言い切れないでしょう。まして、電源に余裕のある据置型のプレーヤー(コンポ、CDプレーヤー、パソコンなど)であれば、普通に鳴らせると思います。

予算次第ではありますが、まずは欲しいヘッドフォンを買って、直接繋いでみて、音量に不満があればヘッドフォンアンプを買い足す、というのが健全な買い方だと思います。音質面で全く意味がない訳ではないにせよ、「ヘッドフォンアンプがないと(音質面・音量面で)使い物にならないヘッドフォン」というのは、そう多くはないと思います。

参考までに、再生機器として何をお使いになる予定なのか、教えてもらえますか?

>> その程度のことはわかっておりますので //

これは失礼しました。なにぶんネットの情報は文字だけで、音という主観的な話題であり、いきおい詩的な用語にならざるを得ないので、「あなたも同じ感想を持つとは限りませんよ」ということには触れておきたいのです。既に十分理解されているとのことなので、余計なお節介でした。
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この回答へのお礼

>公称250Ω/96dBのDT 880 PROでも、初代iPod nanoで十分実用に堪える音量がとれました

丁寧に、ありがとうございます。それは想像しませんでした。私の行く家電売り場は、ヘッドホンが壁にぶら下げられており、自由にIpodにつなげるようになっています。これをやってみた結果、あまり音が取れないなと考えてのことでした。再生機は、パソコンを使おうと考えていました。

お礼日時:2012/02/13 16:47

あまりピアノソロを聴かないのと、マーシャル(MarchallではなくMarshallですよね?)のヘッドフォンを聞いたことがないので、あまり参考にならないかも知れませんが...



>> アンプは経由しない仕様のものがよいです。この意味では、StaxやSennheiserは想定外なのだろう //

STAXは静電型なので電源装置(アンプというより)が必要ですが、Sennheiserはダイナミック型なのでアンプは必要ありません。もちろん、再生機器のヘッドフォン出力ではパワー不足(音量不足)になる、という場合には別途ヘッドフォンアンプが必要ですが、それは他社でも同じです。

>> このような設定を更に推し進め、高音のレヴェルがあがっている //

レベルというのは、「格」の意味ですか? オーディオの世界では「強さ」の意味でレベルとも言うので...

前述の通り、マーシャルのヘッドフォンは聞いたことがないので何とも言えませんが、個人的に、高音の質が良いと思うのはAKGです。レコーディングのときには、これが一番質感を聞き取りやすく感じます。

ただ、AKGのヘッドフォンはコンパクトにならないので、お出かけ録音のときに嵩張るのが難点です。次点として、beyerdynamic DT 250を持って行くことが多いです。家でもこれに近い音が欲しくなってDT 880 PROを買い足しましたが、次はAKG(の開放型)を揃えようと思っています。

beyerdynamicのDT 250/770/880/990は、同じドライバを使っているらしく、音の傾向が似ています。低音から高音まで淡々と鳴らすように思いますが、世間的には「低音が強い」だの「高音が耳に痛い」だの言われているようです(再生機器や録音物のバランスの悪さが出ているだけという気がしますが)。

比較ということで書いておくと、Sennheiserは湿っぽい音という印象があります。SONY(のMDR-CD900STなどのモニター用)は音の立体感がなくなる(というか全部の音が近く聞こえる)気がします。SONYのモニター用はかなり耳に痛い音だと感じます。

しかし、好みの問題が多分にあるので、何が良いとも言えません。個人的にはSennheiserやSONYは好きではありませんが、好きだという人がいても当然です。AKGを「曇っている」という人もいます。

他人の意見は全く当てにならないので、(ピンポイントでこだわりがあるようなので)やはりご自分で試聴してお決めになった方が良いでしょう。あえて参考にするのであれば、「マーシャルのMajorを、あなたと同じように評価している人が、それよりもピアノに合う」と評価しているヘッドフォンを探すのが良いでしょう。それ以外の意見は、しょせんは「外野」です(もちろんこの回答も含めて)。

この回答への補足

私のお礼欄で、誤字を後から見つけました。「視聴」ではなく、「試聴」です。失礼しました。

補足日時:2012/02/11 17:23
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この回答へのお礼

ありがとうございます。お仕事でお使いということで、プロの方のようですね。いろいろとご意見、頷くところが多いものでした。また私がかなり曖昧な書き方をしていたことにも気が付きました。ありがとうございます。

まず、綴り字ですが、名字のMarchalではなくて、マーシャル島のMarshallの方ですね。知り合いにMarchal氏がいたもので、それに頭をとられていました。投稿の後に気付いたのですが、後の祭りで、失礼しました。

>再生機器のヘッドフォン出力ではパワー不足(音量不足)、
そうですね、私も後からそう思い始めました。少し重くても携帯できるアンプを買うべきである、と。今はI-Pod用の用品も売られていますから利便性という点で、アンプ無しで済むものにしようかとも思ったのです。しかしこれではかなり選択の幅が狭まってしまうな、とも思っていました。

>レベルというのは、「格」の意味ですか? 
もちろん音量があがっていてもいいですが、解析のレヴェルが上昇しているのが望ましいです。これをもって「格」とおっしゃるなら、格があがっているものがよいです。

>高音の質が良いと思うのはAKGです。
なるほど。もちろん視聴したことはありますが、澄んだ音だ、と思いました。しかし「曇っている」とまでは言えないと思いますが、「上品すぎる」という感想を持つ人もいるかもしれませんね。荒々しい音をそのまま荒々しく聴きたいという人には、向かないものかもしれません。
私は現代音楽でブーレーズなどの不協和音を聞いても、それはそれで美があると感じるような感受性の持ち主なので、聴きやすい音に変換されると、少し物足りないと思うだろうと思います。この意味では、beyerdynamicの方が、性にあっているかもしれません。しかしAKGも注目して、比較の良い対象にしたいと考えています。

>Sennheiserは湿っぽい音という印象があります。
湿っぽい……というか、私の聞いた範囲、音量が足りずに、「これは何がいいのだろう?」と首をかしげるばかりでした。誰か、Sennheiserがお好きな方の反対意見を聞きてみたいと思っています。私の視聴の仕方が悪かったのかもしれませんし、あるいは、音量という虚飾に惑わされて、音質を聴きとっていないのかもしれません。Sonyについても、概ね、ご意見に賛同するところです。

マーシャルを聞いたことのある人以外の「意見は全く当てにならない」とまでおっしゃられると、他の投稿者の方に申し訳ない気持ちがします。もっとも、その程度のことはわかっておりますので、ご安心ください。これはこれで、かなり偏った音であると思うので、勉強させていただくような気持ちで質問しておりました。

お礼日時:2012/02/11 17:20

KOSSのMV1とかPRO/4AAATあるいは往年の名機?PRO/4AA


あたり一度聴いてみてはいかがでしょうか?

http://tascam.jp/product/pro-4aa/
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。少し重いのとインピーダンス250Ωが少し気になるところですが(アンプが必要でしょうね)、結構、よいみたいですね。名機とおっしゃるので、PRO/4AAを調べてみました。
http://blog.livedoor.jp/edwardsamasama/archives/ …

また次の、「高音よりのカマボコ」という表現が、私は大変気に入りました。
http://www.geocities.jp/ryumatsuba/pro4aa.html
どうやら、私が探し求めているものの第一候補であるようです。視聴できる宛てが無いのが、価格がそれほどではないので、(たぶん)買ってみます。

とはいえ、33年前のもので、コレクター・アイテムとしての価値が先行するようです。近年のものと比べて、実力はどうでしょうか? もしKOSS社のヘッドホンを、どれかお持ちなら、もう少し教えていただけないでしょうか。

お礼日時:2012/02/11 12:04

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