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私は非電解質の定義は
非電解質=溶解した部分がほとんどイオンにならない物質 と考えていたのですが
いたるところで 
非電解質=溶解した部分がイオンにならない物質
という説明を見かけます。


後者の定義を採用するならば、例えば水に対する非電解質、つまり水に対して溶解した部分が
まったくイオンにならないような物質が存在することになりますが
そのような物質はあるのでしょうか?
程度の差こそあれ、まったくイオンにならないとは考え辛いと思うのですが

それとも前者の定義で正しいのでしょうか?

A 回答 (1件)

水に溶かす溶質はなんですか?それのよりけりです。



たとえば砂糖(化学的に言えばショ糖)は水に溶けてもイオンにはならないので、非電解質です。
多くの水溶性有機物質はこれに該当します。

貴方の言う溶質は、イオン結晶の物質ですか?

もともとがイオン結晶ならば、溶解度の差はあれ、わずかでも溶解しますので、イオンになります。
ただ、難溶性イオン結晶(たとえば硫酸バリウム)と身近な塩化ナトリウムの溶解度の差は10^30とかいう違いになるので、通常、イオンになると言う言い方はしません。
(^べき乗の記号)

要は程度の差ってことです。
鉄だって、手でたたけば、原子数個ぐらいは、表面から飛び出してガス(気体)になります。

なお化学も含め自然科学では、数学のように絶対とか100%というのは存在しません。ですから厳密すぎる定義をしてしまうと、逆に不自由な理論展開となってしまうのです。

最後になりましたが、質問の回答は、
『わずかだがイオンになる』です。
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