オーサリングDVDがプレイヤーでうまく再生出来ない

いつもご丁寧な回答をありがとうございます。

Windows7 HomeP.
Video studio proX4

自作ビデオをまとめたDVDをオーサリングし、DVD Video 形式で焼きました。

パソコンでは、問題なく再生できますが、家庭用のDVDプレイヤーでは、再生自体はできるものの、コマ落ちする特定の箇所、再生できない特定のタイトルがあり不安定です。

他のDVDプレイヤーで確認していませんが、一般のお客さまに配るので、DVDプレイヤーでの安定した再生が条件です。

これを解決するためには、一旦ISOファイルを作り、それからDVDを作成したほうが良いでしょうか。

それとも、今回の不安定さは、他の原因が考えられますでしょうか。教えてください。お願いします。

No.1 ベストアンサー 回答者： tama80ji 回答日時： 2012/08/21 01:12

＞家庭用のDVDプレイヤーでは、再生自体はできるものの、コマ落ちする特定の箇所、再生できない特定のタイトルがあり不安定です。

このような場合経験上、大抵がオーサリング前の元データに問題があります。
元データをWMPなどの再生ソフトで再生しても異常は見られません。それはデータ破損部分(ブロックノイズ)やドロップアウト部分をスキップして音声同期を取る補正がかかるからです。
また元データが著しく分散化している場合でも生じます。
なので、まずしてみることは元データがあるドライブのデフラグ。但しSSD使用の場合デフラグはしない方が良いので、元データを取り込み直し、一からオーサリングし直すしかありません。

元データの破損具合の確認はX4の複数カットでズームイン、ズームアウトで＋側一杯にするとウィンドウ部分は1フレーム毎の表示になるので、これでチェック。
プレビューでは補正が効いて見つけられません。
大抵問題が発生する位置で補正しきれないブロックノイズ発生や、ドロップフレームがあるのが発見できます。
ドロップフレームはシーンがいきなり切れて黒画面が1フレーム挿入されています。ひどい場合は多数あります。これがあるとオーサリング後作成したDVD-VIDEOは再生で引っ掛かります。
その部分をカットすればいいのですが、シーンが繋がっているとどうしても不自然さが生じます。また不定期で連続して発生している場合はどうしてもカットが多くなり細切れになるので、余計に不自然さが際立ちます。
このドロップフレーム、多くは繰り返し使用したDVD-RAMやDVD±RWから素材を取り込んだ場合に発生します。
原因は相変化無機素材の弱点で、繰り返し使用による部分劣化で、その箇所の書き換えが上手く行かなかった場合、その箇所がエラーとなり、Bフレームなどにエラーが発生してIフレームとの合成失敗時に生じます。
書き替え型は品質にメーカー毎の差が大きい上にバラ付きもあり、1～5回程度の繰り返し使用で発生し出します。DVD±RWよりはDVD-RAMの方が多少耐性は高いですが、やはり5回程度繰り返し使用した場合は発生しやすい傾向があります。
ライティングソフトの完全消去で、物理的に地ならし、更地にしない限り、その同じディスクでは何を記録しても同様な症状を呈します。
完全消去は一種のディスクのリフレッシュです。欠点は通常書き込み時よりも高いレーザー出力で強制的にディスク上のデータを全て消すために、簡易消去のように短時間では済みません。
2倍速ディスクで約30分かかります。
元ディスクを再生してもやはり問題箇所がスキップ、音声同期の補正がかかって再生されますので、発見は困難です。根気よくコマ送りすれば何とか見つかりますが・・・

＞一旦ISOファイルを作り、それからDVDを作成したほうが良いでしょうか。

DVD-VIDEO作成時の書き込み速度はできるだけ低速、4～6倍速程度で書き込んだ方が書き込み品質が向上します。
が、編集ソフトやオーサリングソフト側にライティング機能がある場合、他のランディングソフトとバッティングが生じ、この速度調整が出来ない場合があります。またソフト側で動作確認がとれていない光学ドライブの場合でも速度調整ができない場合もあります。
このような場合には一旦ISOで出力し、元々のライティングソフトのディスクコピー機能でコピーした方が良いでしょう。
VIDEO_TS、AUDIO_TSフォルダを作成して出力して他のライティングソフトでの書き込みは、そのライティングソフト側のルールに従ってファイル配列が変更される場合があり、その場合はPCでは再生できるけど一般のDVDプレイヤーでは再生できないなんちゃってDVD-VIDEOとなります。

この回答へのお礼

まるでひとつの講義を受けているよう。大変よくわかりました。ありがとうございます。

原因が推測できました。

素材データを分散化していたのです。

映像はローカルディスク、写真はネットワークドライブというように。

前回オーサリング時は、日中、ネットワークドライブに、複数の人間が同時にアクセスする時間帯でした。

必要データをローカルに置き直し、作業して見ます。


しかし、それではデータをコピーすることになり、ハードディスク容量の点でも非効率です。

ISOデータそのものは、正常なのか、調べてみます。

お礼日時：2012/08/21 08:14