
No.14ベストアンサー
- 回答日時:
負けは当然ではありません。
ただ単に大本営の作戦指導にミスがあっただけの事です。
勝ち目はありました。
最大の失策はアメリカ1番の弱点を攻めきれなかった事です。
今も昔もこれからもアメリカの1番の弱点は人種問題です。
当時は現在よりもさらに人種問題は深刻でした。
その人種問題を謀略を用いて攻めきれなかった事。これが日本軍最大の失敗です。
当時の米国では黒人等の有色人種の権利は法的にも低いもので平然と差別が行われていました。
黒人等の有色人種はそれに不満をつのらせていました。
太平洋戦争が始まった時も黒人達は、対外戦争での勝利と、国内での人権向上の権利を得る戦いに勝つ、二つの勝利を目指す「2つのV」というスローガンを掲げていたぐらいです。
政府としては国内を平穏にしておくためと、不足する労働力を得る必要性から黒人への権利拡大に動きます。
その結果、それまで白人しか働けなかった職場に黒人が配置されたり、黒人がそれまで就けなかった地位に就くようになりました。
しかし、これに反発したのが白人労働者で「黒人と一緒に働くくらいならヒットラーやヒロヒトが勝ったほうがましだ!」とストライキや暴動を起こしています。軍需工場によっては白人労働者の9割が職場を放棄したり、2万人の労働者が職場放棄した造船所もありました。
1942年8月のライフには緊迫する軍需産業都市デトロイト(軍需物資の3割以上を生産していた都市)について「デトロイトでは人種対立が激化し、ヒットラーと戦う前に互いに憎しみをつのらせている。モラルの低下は国内でも最悪の状況で、デトロイトはヒットラーを粉砕する前にアメリカを吹き飛ばしてしまう危険がある」という記事を載せています。
実際、翌年にはデトロイトでは大規模な黒人対白人の人種暴動が発生し34人が死亡し1000人が負傷し、軍が動員され暴動が鎮圧されています。
こうした暴動はデトロイトだけでなく全米各地で発生しており47都市で100を超える人種暴動が発生しており、軍需生産にもかなりの影響を与えています。メキシコ系住民と白人との間にも暴動は発生しています。
人種対立は軍需産業における労働者だけではありません。
アメリカ軍内部でも発生しています。白人兵による黒人兵への差別、暴力は多く、それが暴動にまで発生した事件もありました。ルイジアナで起きた黒人兵の暴動では28人の黒人兵が射殺され3000人が逮捕されています。3000人といえば丸々1個連隊に相当する人数です。それが戦争に行く前に内部対立で失われているのです。
だから当時の黒人兵が回想で「我々が戦うべき相手はドイツ兵なのかアメリカの白人兵なのか」というような事を証言しています。
日本は白人と黒人、メキシコ系などの有色人種の対立を加熱させ利用するべきでした。
アメリカの国力は日本の10倍です。しかし、その巨大な工業力も人がいなければ動きません。
工作員を多数確保し白人側には黒人の社会進出の不満を煽り、黒人などの有色人種には白人支配の不満を爆発させるようにして、白人側、有色人種の側、双方から煽り対立を激化させアメリカ国内を紛争状態にし、その工業力を発揮させないようにするのです。有色人種が武器を持ち立ち上がり内乱状態にもっていければ最高です。
日本はスペイン人を利用して戦時中にアメリカ国内にスパイ組織を確保していますが、このように第三国を利用して工作員を多数確保するのもありでしょう。できれば戦前から工作員を確保しておくべきです。
日露戦争の時に明石元二郎大佐がロシア国内の反政府勢力を援助してロシア軍の大部隊を国内に釘付けにさせる事に成功していますが、そのような成果を狙えれば、なお良いでしょう。もしアメリカ最大の石油生産地帯である南部で大きな反乱が起こり、石油の流通に滞りがでればさらに良いでしょう。
日本も戦前からアメリカの弱点の一つとして黒人社会と接触していますが、その工作は規模が小さすぎ大きな力とはなっていないように見えます。これは完全な日本軍の手落ちでしょう。
なお、前述したデトロイトの暴動は日本人工作員によって発生したらしいという話しもありますが、確実な証拠に乏しく詳しい事は判明していません。
アメリカの国力は大きいですが、それが軍需産業としてフル活動するには時間がかかります。だから1942年10月には太平洋で無傷の大型空母は0隻になるという状況も発生しています。エセックス空母の1番艦が実戦に出て来たのは1943年からですし、アメリカ軍の戦力が大きく増強されるのは1943年以降です。
それまでの間にアメリカ国内で人種対立を激化させ内乱状態にまで持っていければ、アメリカは国内問題を先に解決しなければならず、日本に有利な態勢で講和という事もありえるかもしれません。
要は敵の内部を撹乱するのは兵法の常道でもあるにも関わらず、それを怠った大本営の作戦ミスです。
後はミッドウェー作戦での空母戦力の分散でしょう。
アリューシャン作戦を行い空母を分散させました。連合艦隊内部にもアリューシャン作戦は中止し、その空母を南雲機動部隊に合流させるべきだの意見がありましたが、採用されませんでした。
戦後、ニミッツ元帥もこの兵力分散を批判し、兵力を集中していれば日本が勝利していた可能性がある事を指摘しています。
ミッドウェー海戦では日本の暗号が解読されていた事を敗因に挙げる人もいますが、暗号を解読していたにもかかわらず空母ホーネットの爆撃隊は日本の空母を発見できず、20隻近いアメリカ潜水艦も空母を第1目標にするよう命令されていながら1隻も戦果を上げれなかった事からわかるように、必ずしも絶対的な要因ではありません。
もし、日本がミッドウェー作戦で空母を集中投入していれば勝利していた可能性はかなりあるかと思います。
そして、ミッドウェー海戦で勝利していれば、その後の展望も大きく違ってくるかと思います。
さらに日本潜水艦隊による通商破壊戦を全力で行う事でしょう。
アメリカは開戦時、Uボートの活躍で石油不足に陥っていますし、イギリスもUボートの活躍で海上交通路を攻撃され危機的状況にありました。これに日本の潜水艦による通商破壊戦の戦果が加われば、両国は一層苦しめられた筈です。
しかし、日本は潜水艦を全力で通商破壊戦に投入する事はしませんでした。潜水艦部隊から通商破壊戦実施の要望が出されてはいましたが採用されませんでした。
つまり・・・
(1)アメリカ本土での人種対立を激化させ国力を発揮させなくする。
(2)ミッドウェー作戦では空母を集中投入する。
(3)潜水艦による通商破壊作戦を全力で行う。
この三点だけでも成功すれば戦局は大きく動くでしょうし、日本の勝利の可能性もあるかと思います。
細かい事を言えば、まだまだありますが、多くの皆さんが言うように、日本の勝利が不可能だとは、少なくとも私は思っていません。善戦どころか勝利する可能性もあったのに、日本の軍部の作戦ミスで敗北したと私は判断しています。
的確な指摘ありがとうございます。
(1)は抜けていました。勉強になりました。
(2)確かにそうですね。
しかし、翔鶴、瑞鶴は珊瑚海開戦での被弾や飛行隊の再編でミッドウェイ不参加となったはずです。
無傷の瑞鶴を三戦させなかった首脳部の甘さが、日本の弱さでしょうね。
逆に、突貫工事でヨークタウンを戦闘可能状態にして、サラトガの航空隊をそのまま転用するなど、戦いに対する必死さが違う気がします。
私も暗号解読は勝敗には無関係だと思います。暗号を解読したからといって艦隊の位置まではわかりませんからね。
(3)もそのとおりだと思います。
潜水艦の数ももっと増やして行うべきでしたね。
回答ありがとうございました
No.17
- 回答日時:
日露戦争と太平洋戦争は双方とも日本の勝はあり得ない戦いでした。
つまり露国も米国も日本・首都東京を占領する事が出来ましたが、日本が全土はおろかモスクワやワシントンだけを占領できる訳がないので、日本は何れ講和に持ち込む必要がありました。
日露戦争では日本海海戦の圧勝により露国にも東京に攻め込む手段がなくなりましたが、米国相手ではそのシナリオは描けませんでした。
日露戦争では講和を目指すと言う事には首脳陣が一致しており、開戦前から露国のかく乱を図ったり、有利な状況づくりに外交努力で他国を味方に付ける事に成功し、特に英国はバルチック艦隊の運行を陰に陽に妨害してくれました。
そう言った成功要因をしっかりと分析評価せず、愚将ともいえる乃木将軍を神格化するなどで、軍部が「われらの手柄」として独占し、どんな相手でも負けないとの神話を作り上げたために、その後の外交上の悪手が頻発させる様になりました。
カードなのかパーティなのかは判りませんが、そう言った些事にかまけて対米宣戦布告を真珠湾攻撃後に手渡し、その担当大使がそのご出世していった事などもその良い例です。
また日本に対する宣戦布告を準備中のソ連に、講和の仲立ちを依頼するなど、その後の国家の危機においても外務省の神国ボケは最後まで治りませんでした。
軍事的な面ではランチェスターの法則通りの結果が出ており、ミッドウエイでの失敗が無くても戦局は大して変わらなかった筈ですので、より善戦と言う事なら外交と諜報の面でプラス出来る余地があったと言う気がします。
独ソ戦の開始、米国大統領選と言った事情を早期に入手して相手をかく乱する等に利用する外交、日本側の暗号解読やレーダーの開発と言う情報を入手する諜報について、努力が傾注されていなかった事が大きな要因でしょう。
この事は他の国が血みどろの総力戦を第一次大戦で経験していたのに、日本は中国のドイツ領に攻撃をしただけと言う経緯が影響していて、東条英樹は総力戦の研究を若手グループにさせた際、インドシナに侵攻して米国と戦争になったらと言うケーススタディで3年で負けると言う結果が出たのに、それをお蔵にして開戦したという話もあります。
>独ソ戦の開始、米国大統領選と言った事情を早期に入手して相手をかく乱する等に利用する外交、
確かにそうですね。
特にアメリカの世論は戦争を望んでおらず、ルーズベルトの私的な外交で米ソ中が連携している状態ですからね。ルーズベルトさえ失脚させれば・・・と思わずに入られません。
あと乃木将軍ですが、司馬遼太郎の影響などで愚将あつかいになっていますが、私は愚将とは言い切れないと思うのです。奉天会戦の運動などでは見事ですし、要塞戦で被害を出すのも当然な状況でしたから。何しろ世界は第一次大戦に到っても同様の戦法を採り続けたわけですからね。
回答ありがとうございました。
とても参考になりました。
No.16
- 回答日時:
「戦略」がない以上善戦もへったくれもないですよ。
「太平洋戦争、こうすれば勝てた」みたいにいう人もいますが、そもそもなにをもって「勝利」とするのでしょうかね。アメリカ本土を占領したら?ハワイを割譲したら?アメリカが和平条約に応じたら?
仮に太平洋戦争そのものを優位に終えることができたとしても、次はドイツ抜きでソ連とアメリカがタッグを組んで日本を潰しに来れる。ソ連とアメリカを同時に相手することなんてできまへん。第一次太平洋戦争が勝てても、第二次太平洋戦争で敗北します。
他の回答者さんの回答について記述するのは違反ですが、ミッドウェー海戦に対する誤解が多いのでそれについて記述しておきます。
元々、アメリカはミッドウェーに出撃するつもりはありませんでした。ミッドウェー島はハワイと日本本土の間のおおよそ1/3の場所にあり、ミッドウェーを占領してもハワイまではまだ2000キロもあります。もしミッドウェー島が占領されたら、アメリカは潜水艦とB17を使ってミッドウェー島の補給を締め上げようと考えていました。アメリカにとってミッドウェー島は戦略上たいして重要な場所ではなかったのです。
ではなぜアメリカはミッドウェーに出撃してきたか。その理由は、
・日本軍が油断しきっていたのを知っていたので、出し抜ける可能性があると考えた
・日本軍の暗号をほぼ解読していて、作戦、戦力が分かっていた
・まとまった戦力が集められた
つまり、相手の手持ちのカードをすべて知っていたから勝負に出てきたわけです。戦力比をみると、航空機の数はほぼ互角なんですね。ミッドウェー島にある戦闘機や飛行艇などを加えるとアメリカ側が優位です。
アメリカ側は「いつ頃にやってくるか」も分かっていたので重点的に索敵をしていました。一方、日本側はアメリカ側が出てくるかどうかは分からなかった。出てくるだろうと予想はしていましたが、その理由は「出撃しないと軍のメンツが立たないだろうから」というあまり根拠のないものだったのですね。だから、「日本側の戦力にビビって出てこないよ」という意見も少なくなかったのです。
だからもし、日本が決戦を求めてミッドウェーに出てきたなら、アメリカは自国の貴重な戦力をあえて危険にさらすことはなかったと思います。
元々、アメリカの戦略は「対日戦は現状維持。対ドイツ戦が片付いてからゆっくりやる」というものでした。だから、対日戦でアメリカが投入した陸上戦力は1943年までは実質的に海兵1個師団、陸軍1個師団程度の戦力でした。アメリカにとっては日本というのは「片手間の相手」だったんですよ。苦戦したというのは、「ちょろい相手とバカにしていたら意外に善戦するのでウザかった」という程度のものだったのですよ。
お返事ありがとうございます。
>・日本軍が油断しきっていたのを知っていたので、出し抜ける可能性があると考えた
油断しているかどうかは結果論ですよね。
相手が油断しているとどうして、他者が認識できるのでしょうか。
>・日本軍の暗号をほぼ解読していて、作戦、戦力が分かっていた
暗号関係なく戦力はある程度予測できまよ。
>・まとまった戦力が集められた
集められたのではなく、全戦力を集めた かと
ちなみに日本は分散させていますね。
>日本が決戦を求めてミッドウェーに出てきたなら、アメリカは自国の貴重な戦力をあえて危険にさらすことはなかったと思います。
アメリカは以後も貴重な戦力を惜しみなく、可能な限り全力で危険にさらし続けています。
なので、「史上最悪の海軍記念日」と言われる実働空母0の状態になってしまうのです。
>対日戦でアメリカが投入した陸上戦力は1943年までは実質的に海兵1個師団、陸軍1個師団程度の戦力でした。アメリカにとっては日本というのは「片手間の相手」だったんですよ。
あの、海戦主体の太平洋戦争、それも序盤では海兵1個師団、陸軍1個師団は大兵力ですよ。
日本側の戦力と比較してください。
No.15
- 回答日時:
質問者さんへ
>アメリカとの国力差をみると負けるのは当然
と書きつつ
>もう少し善戦できなかったのか
と書かれている。
敗戦時に、史実よりどういう状態ならばあなたのいう「善戦」になるのかがわからない。
「こうなれば善戦である」というあなたの定義を教えてほしい。
・S20.8.16以降に降伏する?
・より多くの連合軍将兵を殺す?
・降伏した際、史実より多くの領土を支配している?
・日本軍将兵の損害がより少ない状態のこと?
・降伏時、本土の国民が史実より栄養状態がよい?
・これら全部?
・上記のいずれでもない?
どうなっていれば『善戦だ』と納得できるの?
>>アメリカとの国力差をみると負けるのは当然
と書きつつ
>もう少し善戦できなかったのか
上記は矛盾しませんよ。
善戦は善戦です。
わからないのならば辞書をひいてください。
>どうなっていれば『善戦だ』と納得できるの?
史実をきちんとして理路整然とした理屈があれば善戦だと納得できると思います。
知識不足は問題外です。
No.13
- 回答日時:
開戦したことや、中国大陸にも戦線があったことを言っても虚しいので、せめて考えうることは、
1
開戦当初所有していた正規空母6隻を、後に1・2航艦と分散したことは、まずかったでしょう。
兵力は集中です。
2
ミッドウェーをやること自体はしかたがないのですが、同時に航空母艦をアリーシャン列島に割いて、AL作戦をやったことも、日本の防衛ラインの線引きを難しくなる結果におわったので、まずかったでしょう。
3
ガダルカナルのとき、米軍上陸はしかたないとして、周辺の滑走路建設可能なブカ、ブインに戦闘機だけでもいいから展開できる簡易飛行場を建設するべきでした。当時のアメリカ軍にここまで陸上兵力を展開する能力はありません。ラボールから飛行機をとばすより、はるかに有利な航空線が展開できたでしょう。
4
日本の潜水艦は敵艦隊発見に特化した特異な進歩をしたものでしたが、なぜドイツのマネをして連合国のコンヴォイ攻撃にふりむけなかったのかと。もったいないことをしました。
こんなところでしょうか。いえばキリがないのですが、この位がリアルに「なんとかなる」レベルではないかとおもいます。
回答ありがとうございます。
的確な指摘だと思います。
ガダルカナルを見るとどうも日本軍はにんげんの疲労度というのを軽視している嫌いがありますよね。
精神論で疲労は回復できると思っていたのでしょうかねぇ・・・・。
特に4は謎ですよね。
日本の駆逐艦も対潜水艦能力は微妙でしたし・・・
第一次大戦で地中海に艦隊を派遣してUボートの脅威を理解していたはずなんですが・・・
No.12
- 回答日時:
簡単にいえば、終戦工作を持ち合わせない無謀な戦争にのめり込んでいったことでしょうね。
アメリカが参戦する以前に中国でも退却を余儀なくされ、それでも転進と言いくるめるなどの姑息な言い訳に終始し、挙げ句の果ては本土決戦・一億玉砕などと愚かしい文句を並べ立てただけです。善戦もへったくれもありません。戦争では人間の生命が奪われるのですゲームの感覚か何かと勘違いされては困ります。回答ありがとうございます。
>終戦工作を持ち合わせない無謀な戦争にのめり込んでいったことでしょうね。
終戦工作は行っていますよ?
>中国でも退却を余儀なくされ、それでも転進と言いくるめるなどの姑息な言い訳に終始
ほぼ、中国は壊滅状態にしていたはずですが。
大陸打通作戦で、中国は政治的に存在しているだけだったはずです。
中華民国はサンドバック状態でしたから・・・。
No.11
- 回答日時:
こんにちは。
太平洋戦争に限っていえば「最大の失策はミッドウェー海戦」で主力空母4隻とベテラン戦闘員を含む将兵約3千名を一気に失ったことが大きかったようですね。
当時、海軍少尉だった伯父(母親の兄⇒中尉⇒戦死・少佐)が、この戦いの直後に妹夫婦になる私の両親(東京・浅草在住)に「この戦は負ける、東京は必ず火の海になる」から早めに疎開するようにと忠告したそうです。
恐らく、ミッドウェー海戦の大敗を知っての忠告だったと思いますが、当時は極秘情報だったでしょうから妹夫婦にも詳細は告げなかったそうです。
この伯父は、東京大空襲の2ヶ月前の昭和20年正月から、妹である母親と幼かった私の姉2人を連れて母親の実家に避難してたことや義理弟になる父親の無事を見届けるように、昭和20年4月に戦艦大和と共に沖縄特攻に出撃した巡洋艦矢矧に乗艦して戦死してますから、ミッドウェー海戦直後に両親に忠告した真相を戦後生まれの私は伯父から直接聞けなかったですが、主力空母4隻という大きな機動力を失ったことで、これ以降の海戦は日本海軍が不利になり連戦連敗状態に陥ったことは紛れもない事実でしょう。
なお、日本の作戦を暗号解読してたアメリカ軍の情報収集能力の高さと、日本人が発明した八木(八木・宇田)アンテナを利用したレーダーを開発してた「通信技術の高さでも日本は既に敗北してた」のです。
ちなみに、山本五十六司令長官(海軍大将⇒戦死・元帥)の行動も米軍に暗号解読され米軍機に待ち伏せされたことで山本長官の搭乗した航空機も撃墜されてます。
ミッドウェー海戦はどうなんでしょう、ベテランパイロットの多くは救助されてますし、人的損害は大敗の割りに少なかった気がします。
回答ありがとうございました。
No.10
- 回答日時:
歴史にイフは無いことを承知の上で:
そもそもアメリカと戦争したことが最大の失敗ですが、、ご質問が「太平洋戦争の失敗」と言うことなので、それに答えるとすれば、
まず第一はやはり中国大陸と太平洋と二大正面作戦を同時に戦ったことでしょうね。どんな強大な国でも二つ同時は無理です。ましてや日本のような小国には。アメリカと戦うなら、中国戦線を縮小するか、やめにするべきでした。
第二は戦線を広げすぎたことです。真珠湾の後、マリアナ、グアム、サイパン、フィリピンあたりまで戦線を後退させ、持久戦に持ち込むような作戦に転じるべきでした。それでも時間の問題で負けたでしょうが。
第三には、休戦、講和の準備をせず戦ったことです。日露戦争との最大の違いです。
回答ありがとうございます。
確かに二正面作戦は負けフラグですもんねー。
>二は戦線を広げすぎたことです。真珠湾の後、マリアナ、グアム、サイパン、フィリピンあたりまで戦線を後退させ、持久戦に持ち込むような作戦に転じるべきでした。
確かに。
そういう状態だとどういう戦いになるのか、史実のマリアナと同じ結末になるのか、そうでないのか興味がわきますね。
>第三には、休戦、講和の準備をせず戦ったことです。日露戦争との最大の違いです。
日露戦争と違うところは、講和の仲介を行える参戦国以外の有力国がソ連以外存在しない事ですよね。
そして何故か共産党シンパのルーズベルトが大統領という時点で、日本がいくら望んでも講和は難しい気もしますね・・・
回答ありがとうございました。
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