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R&B的な音楽のボーカルのメロディラインは
ロックに比べてキャッチーさに欠けるものなのでしょうか?



私はハードロック、ヘビーメタルをはじめとするロック系の音楽が
好きなのですが、妻はR&Bのような音楽が好きです。

私は妻の聴くような音楽はあまり好みではないのですが、
聴いていると、私が聴くような音楽に比べてボーカルの歌メロが
キャッチーさに欠けていて取っ付き辛い印象を受けます。
ドラマチックさも少なめに感じます。

これはただ単に私自身が魅力を感じていないだけなのか、
元来R&Bはわかりやすいメロディをあまり使わないものなのか、
興味が出てきました。

妻に聞いてみたところ
「そんなこと考えてみた事もないし、あなたの聴く音楽がメロディアスだとも思わない」
と言われました。

どんな事でも良いので聞かせていただけるとうれしいです。

A 回答 (5件)

それはまず単純に、日、英、米、では何を「キャッチー」「わかり易い」と認識するかの、それはそれは大きな隔たりがあることは確かですね。



例えば米国チャートに限ると、ついほんの数年前まで、ループ形式のR&Bやhip-hopを始めとしたラップ音楽がチャート上位の大半を占めているような時代が、10年以上に渡って続いていました。(ケイティやガガや最近のRihanna、Chris Brownのように、コードが展開し、なおかつ日本人でも比較的とっつき易いようなメロディのポップミュージックがチャートの花形になったのはごく近年で、それまでは少なくとも米国では殆ど見られなかった傾向のポップです。)
勿論、その時代のそれらのブラックミュージックは大衆レベルで大ヒットしている訳ですから、現地の人達からしてみれば間違いなく「キャッチー」なのです。欧米では少なくとも「メロディアスもしくは口ずさめる=キャッチー」ではないということは言えると思います。

日本のポップスは、欧米から見ても確かにメロディもコードも単純で明快でしょうが、それでも欧米の思う「キャッチー(かゆいところに手が届く)」とは明らかに違うというのはあります。
例えば日本と欧米でたまたま同じキャッチーなコードを使ったポップミュージックがあったとします。その時に、「アチラの音楽であれば、ここでこういうメロディ展開には絶対持っていかない」というような部分が日本のポップスには多々あるのを感じるのです。「その曲の最初から終わりまでの全て」と言ってもいいくらいかもしれません。それがまさしく、日本人が「どんなメロディにとっつき易さを感じる」かであり、「日本音楽らしさ」なのでしょうね。


HR/HM全体に言えるのは、クサいとも言えてしまうくらいのメランコリックさとドラマティックさ、ディアトニックにのっとった古風なメロディライン・・など、他の洋楽に比べると、日本の歌謡曲や演歌的な傾向が強い音楽だと思います。(実際、流行りの洋楽は全然わからないけどガンズだけは聴く・・というような人がいました。おそらく日本ではそういうタイプの洋楽リスナーは決して少なくないと思います。)
でもHR/HMが例え日本人には「R&Bよりメロディアス」に思えたとしても、欧米では今となっては花形音楽でないことは確かです。(それは古臭さからくる「とっつきにくさ」とも言えるのかもしれませんが・・・演歌がいくら解り易いメロディであっても、今の日本では受けないのと似ているかもしれません。)


余談ですが、数年前に英国だか米国だかで「オールタイムでキャッチーな曲は」というアンケートを大衆で実施しその結果1位は"Rihanna - Umbrella"だったそうです。
この曲は確かに日本の洋楽ファンにもそこそこ人気ある曲だと思います。でも日本人にとって本当にとっつき易い洋楽はと言われれば、おそらく"Aqua - Cartoon Heroes"や"恋はマイアヒ"や"Nicki Minaj - Starships"レベルの曲になるのだろうと思います。
日本にはBeatlesくらいキャッチーな曲でも「(どこに良さを見出したらいいか)わからない」と言う人も結構いるようです。


以上、思い当たったことを書き連ねただけになってしまいましたが、音楽というのは結局、その人が日頃から囲まれている音楽が最も「親しみ易い音楽」となるのは確かなようです。
ちなみに自分もここ10年以上日本音楽には目もくれず洋楽ばかりに関心を持っていたら、今や街で耳にするj-popやk-popは環境音とか雑音のようです・・・意識すらしないのです。その一方で、たまたま耳にする洋楽には自然と意識がいくのです。「あ、これなかなか良さそうだけど、誰の曲だろう」とか「ガガがまたつまんない曲出してる」とか。「洋楽はBGMにしかならない」なんて言っていた方がいましたが、これって全く同じことなんだなと、世の摂理を見たようでした。
奥さんとmisago5464さんの「キャッチー」の認識の違いもそんなものかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お礼が遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。

日本人の考えるキャッチーさと、外国のかたの考えるキャッチーさは
違うと言う事なのですね、ヘビーメタルなどのキャッチーさは演歌的で
古臭いというのはなるほどとおもいました。

おっしゃるとおり、例として上げられたRihannaのUmbrellaよりも
AquaのCartoon Heroesの方が好きですね。ヘビーメタル以外の音楽で
私が好きなABBAやカーペンターズのような音楽は、昔流行ったというだけで
今の耳であちらの若者が聴いても「うわー古臭いな」ってかんじなのかもしれませんね。

ありがとうございました。

お礼日時:2012/11/20 01:52

一言でR&Bといっても、「黒人歌手が歌うもの」「所謂R&B調のリズムを持つもの」など定義の仕方も様々あります。


また、R&Bのジャンルの中でまた細分化されます。
ROCKなどと同じようにスロー、ミドル、アップテンポのものがあるのはもちろんですが、曲調も様々です。
SOULミュージック系の生音中心のクラシックソウル風R&B、ビートが強調されたHIPHOP R&B、80年代以降に流行った
AORなどのアーバン系R&Bなどなど様々です。
(特にHIP HOP R&Bは、HIPHOPのビートを下敷きにして、サンプリングなども多用したR&Bというジャンルの主流のテイストです)

たぶん奥様もそうだと思いますが、最近の方が言う"R&B"とは、かなりポップな系統のもので、
「黒人歌手が歌うもの」「所謂R&B調のリズムを持つもの」と、R&Bの基本は同じものの、よりクロスオーバーなPOPなテイストの
ものが多いように思います。90年代以降、ビルボードのチャートでも普通にR&Bの曲がトップランクに入るなか、より多くの
リスナー(非黒人層)をターゲットにするべく、それまでの「黒人音楽」っぽさを抑え、よりソフトでとっつきやすく
またメロディーがわかりやすいものが増えました。(近年ではNE-YOなどがそれにあたります)
(ちょっとナヨっとした細いボーカルも特徴です)
昔からR&Bが好きな人間にすると、クロスオーバー過ぎて「こんなのR&Bではない」という意見も多いのですが
作り手の狙いは当たり、R&Bというジャンルがそういったクロスオーバーテイストのものばかりになってきています。
つまり、近年のR&Bは「わかりやすくキャッチーになった」といえるでしょう。
ですが、他のジャンルに比べるとR&Bは、もしその曲がR&Bっぽさを出しているものであれば単調に聞こえるかもしれません。
多くの曲がメロディーを繰り返し(曲によってはビートも同ビートを延々とループする)で、ブリッジパートのみ展開がある
ようなものも多いからです。その点では、他ジャンルに比べて「単調」であるといえます。

*ここでひとつ言わずにはおけないことが。
日本の歌手が歌っているものは、たとえレコード店がそのようにジャンル分けしているものも
海外のR&Bとは別物であると言うことです。もし奥様が日本のものをお好きなのでしたら、私の出るところではなかったかも
しれません。あれはR&Bではなく「R&B風ポップス」です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。

妻の聴いているのはR&B風ポップスに近いものなのだろうとおもいます。
例として挙げられていたNE-YOのようなナヨっとしたボーカル
あれもちょっと苦手ですね(笑)
ハードロックにもナヨナヨした声は多いのでなんとも言えませんが…

ありがとうございました。

お礼日時:2012/11/20 02:22

確かにR&Bのメロディーはキャッチーではないかもしれませんね。



R&Bは、あの独特のコブシ(演歌とは違うが)の効いた歌い方に特徴があり、メロディーそのもは大したことはないのに素晴らしい曲に思えてしまうことが多いのです。つまり、譜面に書けないあるいは譜面にするのが難しい部分で勝負しているのです。

伝統の西洋音楽理論では、メロディー、リズム、ハーモニーに音楽に分けて考えます。五線譜もこれに基づいて作られています。コブシのようなものは表現しにくいのです。R&Bの源流をたどればアフリカになりますが、そこではメロディー、リズム、ハーモニーtという概念はありません。アフリカの伝承音楽ではハーモニーがないのが普通ですが、音色で変化させたりコブシを付けたりということで表現を豊かにします。

それに対して、西洋音楽の伝統の中で育ってきた白人にとっては、コブシとかよりもメロディーそのものが和音(ハーモニー)の上に乗っていることが大切なのです。白人には分かり易いメロディーのものが受けるのだと思います。もちろん、R&Bの名曲の中には、素晴らしいメロディーのものが数多くありますが、ロックに見られるようなキャッチーなメロディーは少ないような気がします。

最後にマイケル・ジャクソンですが、黒人としては結構キャッチーなリフが多いと思います。万人受けするようにキャッチーなリフを入れているのだと思います。因みに「スリラー」「ロック・ウィズ・ユー」「オフ・ザ・ウォール」の作曲者は白人(イギリス人)のロッド・テンパートンです。万人受けする音楽でありながら、黒人音楽の本質を失わない音楽をつくり「キング・オブ・ポップ」にまで育て上げたプロデューサーのクインシー・ジョーンズははやり稀代のプロデューサーというべきでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
お礼が遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。

お話のなかになった「譜面にするのが難しい部分」ってのが
苦手なのかもしれませんね。
マイケルジャクソンの曲に関しても、知っている曲も
好きな曲もあるのですが、やはり黒人っぽさを感じてしまい
苦手なところもあります。

ありがとうございました。

お礼日時:2012/11/20 02:15

いmnお今のような歴史的な経緯からしますとそもそもロックとR&Bの明確な区別はありません


ロックンロールが比較的軽くR&Bは重い
ただR&Bのパフォーマーに黒人が多かったんだ段々と特にアメリカでいつのまにか黒人のイメージが出来上がりました
白人が作ったものであっても

面白いことに60年代中頃から数年間は後年明らかなロックの代表的グループであるRストーンズなどをR&Bのバンドとしてることです
当時の雑誌の復刻版を見るとわかります

それとロックという省略形が確立されだしたのはかなり遅く69年から後です

67年に一気にアートロックとニューロックなるものが出てきた後になります

最もアメリカンミュージックが良かった頃です

アートロックとニューロックの区別がレコード会社で違う位で結局ヨーロッパで使ってたプログレッシヴロックに落ち着くんですが当時の日本のマスコミは今のような英語の形容詞をそのまますぐには使わなかったのでプログレッシヴを難しい言葉としてましたね
リアルタイムでその内容のラジオ番組を聞いてます

ただフォークロックは65年ソフトロックは66年にもう定着してます
ハードロックは69年以降ですね

70年代に入ってR&Bよりソウルと言われだしてからロックとの距離が出てきます
この頃は黒人音楽という表現もありましたが80年代からはアメリカの黒人はほぼ混血だしサハラ以南のアフリカの音楽が素晴らしいし何より人種差別的という理由でブラックミュージックなる言葉はサハラ以南の音楽を意味することになりました

実際それは強く同意します

でメロディの差ですがもうこれはジャンルというよりモロ好みの違いに落ち着きそうです

R&Bが最高に良かった頃のを再現したのパンクのブームの裏にあったノーザンソウルです
それが今のクラブサウンドのひとつのルーツです
ソウルミュージックの欠点は皮肉なことにリズムの単調さにあります
そこでフォークルーツのメロディ豊かなプログレ系とワールドミュージックをルーツとしたポリリズムが魅力的で楽しいエレクトロニカがとても心地いいですね

総体的にはアメリカンミュージックはあんまり魅力がないですがいいものは先にイギリスなどヨーロッパで評価される傾向があります
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
詳しく教えていただき勉強になりました。
リアルタイムでロックの変遷を体感してきたのですね。

で、メロディの違いに関してはジャンルと言うよりも単純に
好みということなのですね。私が聴いたものもごくわずかな限られたミュージシャンの
ものですし、もしかしたら私好みのR&Bもあるのかもしれませんね。

お礼日時:2012/10/22 23:56

ハードロック、ヘビーメタル、R&Bとジャンルを並べてもミュージシャンによって音楽性の違いがありますから一概には言えません。



が、パツパツの衣装や角の尖ったデザインのギターの使用、髪の毛をでっかく盛り上げているようなのが特徴のヘビーメタルについては大抵がメロディラインが短調ですね。

そして、短調のメロディを「メロディアスだ」と感じるひとはそこそこ多いようです。

特に日本にはヨナ抜きという伝統的な音階があって、短調と似ていますからこれを良しとする感性の人は多いのでしょう。


R&Bは音程の上げ下げよりも音価による表現を重要視しますから、リズム面のニュアンスについて興味のない人にとっては面白くないメロディということになるのかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

おっしゃるとおり大まかなジャンルのくくりでまとめてしまうのは
少し乱暴でしたね。
そしてやはり私も短調のメロディが好きです。

専門的な事はわからないので、表現が適当かはわかりませんが、
フェイクというのでしょうか、ボーカルのメロディを使って
遊んでいるような、あれが苦手なのかもしれませんね。

お礼日時:2012/10/22 23:47

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