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『岩間氏頃ろ高塏の地を卜し、其の別荘を経営せんとし、書を予に請ふ。』

上記意味を教えてください。
これは徳富蘇峰の『支那漫遊記』の『扇芳亭』という節からの文章です。

A 回答 (2件)

kegebousiさん、こんにちは。



「高塏の地を卜し」
わかりにくいのはここだけでしょうね。直訳(?)すると
「高く乾いた土地を占って選んだ」
くらいの意味です。これで通じるのでは?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/01/02 11:45

岩間氏はこの頃のこと、高くてさわやかな土地を選び定めて、その別荘を建てようとしており、その扁額の揮毫を頼まれた。



この執筆の時代と今日との語彙の意味合いの隔たりには、まさに隔絶の感があります。

・「頃ろ」…ころろ、もしくはちかごろろ。接尾語「ろ」は「名詞または形容詞連体形に付いて親愛の情を表わし、また語調を整えるのに用いる」(「国語大辞典」小学館)
例)
・「扇芳亭や、初め微に、中ろ盛に…」(この箇所の前文)
・「伊藤侯が頃ろ政黨改造の意見を發表して、」(鳥谷部春汀「明治人物月旦(抄)」)
http://www.aozora.gr.jp/cards/001161/files/43624 …

・「高塏の地」…「塏」のみでも「高くてさわやかな土地。爽塏(ソウカイ)」(「漢和大字典」学研)
・「卜す」…「(2)判断する、また、さだめる。「居を卜する」」(「国語大辞典」小学館)
・「経営」…「(1)なわを張り、土台をすえて建物をつくること」(「国語大辞典」小学館)
・「書」…扁額の揮毫
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この回答へのお礼

詳しく説明してくれてありがとうございます。

お礼日時:2013/01/02 11:48

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