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 日本語を勉強中の中国人です。下記の文に理解できないところがあります。恐れ入りますが、教えていただけないでしょうか。

「シュルレアリスムには侵犯性があり、アブストラクトには論破力があった。そういった影響力をポップアートについてみると、いやおうなしにこちら側に飛び出してくる色彩の速度感と表層の被膜のもつ被覆性である。表現手法的にそうであるだけでなく伝播形式からいってもそうであった。」

 「そういった影響力をポップアートについてみると」はどういう意味でしょうか。『「シュルレアリスムの侵犯性とアブストラクトの論破力」をポップアートの角度から理解すると』でしょうか。その次の「いやおうなしにこちら側に飛び出してくる色彩の速度感と表層の被膜のもつ被覆性である。表現手法的にそうであるだけでなく伝播形式からいってもそうであった」はポップアートのことを言っているでしょうか。それともシュルレアリスムとアブストラクトのことを言っているのでしょうか。

 また、質問文に不自然な表現がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

原文がちょっと言葉足りずですね。



 ・シュルレアリスム=侵犯性がある
 ・アブストラクト=論破力がある
これをポップアートに当てはめて、
 ・いやおうなしに飛び出してくる色彩の速度感≒侵犯性
 ・表層の被膜のもつ被覆性≒論破力
と捉えているものと思います。

「表現手法的にそうであるだけでなく伝播形式からいってもそうであった。」
については、後ろに続く文章を見ないと確実とは言えませんが、恐らくは
「ポップアートには飛び出す色合いや表面材質を覆い隠すといった手法的な特徴があっただけではなく、実際に世間に広まる過程を観察しても、人々の意識を侵略し、論破する力を持っていた」
ということを書いた文章ではないかと思います。


~~~
原文を書き換えてみると、
「シュルレアリスムには侵犯性があり、アブストラクトには論破力があった。そういった影響力をポップアートにあてはめてみると、いやおうなしにこちら側に飛び出してくる色彩の速度感と表層の被膜のもつ被覆性がそれらにあたる。表現手法的にそういった特徴があっただけでなく、実際、伝播における影響力においても同様の特徴が見受けられた。」
といった感じですね。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/01/25 01:36

原文の作者は芸術論を展開する前に日本語を勉強する必要があります。

インテリの実態はシュルレアリズムといったテクニカルタームを並べさえすれば賢いと思っている馬鹿でその証拠として地の文章の日本語に整合性がない。
今回の文章も典型例。学者など、高学歴の日本人の書く日本語が正しいと思ったら大間違いで、高学歴の日本人ほど醜い日本語しか書けない傾向があります。日本人の書く日本語は正しいという前提は質問者にとって不利益になる場合もあるので肩書きを過信なさらないようにして下さい。
この度は馬鹿なインテリ日本人がご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。作者に代わり同じ日本人としてお詫びします。
(こういう民族規模の同族感情が「基本的日本人精神」です。《本家の中国人に漢熟語を講釈するのも妙ですが、私の感覚では「日本人基本精神」はおかしい語順の和製造語になると思います。語順を変えられないご趣旨がお有りならば、やはり「日本人の基本精神」というように「の」を挟む必要があります。漢熟語とは言え、あくまでも日本語ですからね》)

閑話休題。(この四字熟語を見かけても7割ぐらいは間違った使い方をしています。日本人は雰囲気ばかりで意味が適当になりがちです)

「そういった影響力をポップアートについてみると」ですが、まず稚拙な日本語であり、テクニカルタームで格式ばってみても台無しです。しかし日本人でさえそれに気がつかない人らが多いのですから外国人には無理もありません。実際日本人である作者が気がついていない日本人を代表しています。
「そういった」は会話表現です。「そういった」は「影響力」という言葉がどういう観点の「影響力」なのか、その定義を文の流れにまぎれこませています。
政治的影響力なのか商業的影響力なのか、今回はそういった常識的な影響力ではなく、「侵犯性」や「論破力」という類の(前衛的な)日本語ですが、ポップアートではその影響力はどうでしょうか、と論を進めています。
言葉の整合性を考えたら侵犯性ではなく「侵犯力」ですよね。被膜の被覆性は重言だし、本当に芸術論に通じていれば皮膜と言います。著者は馬鹿なんです。
前衛的な(変な)文学的表現である「色彩の速度感」以降の部分はポップアートについてです。
速度に感を付けたところで色彩に時速も秒速もありませんがそういった日本語で書かれている悪文です。気取らない日本人はシュールリアリズムという単語を使います。
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この回答へのお礼

 貴重なご意見をいただきまして誠にありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/01/25 01:42

1)シュルレアリスムは「侵犯性」という影響力を持っている


2)アブストラクトは「論破力」という影響力を持っている
3)これに対してポップアートは「速度感と被覆性」という影響力を持っている

ということですかね。

「表現手法的に~そうであった」は、ポップアートのことを指しています。
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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございます。とても参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/01/25 01:37

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