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なぜ王水は濃塩酸:濃硝酸=3:1なんですか?

A 回答 (1件)

初めに、何でもかんでも金属なら溶かせる.........だから「王水 aqua regia」とゆう訳では在りません。


一般的に、金属の王様=貴金属の王様として、太古の昔から金や白金が重宝されて来ました、其の名残りとして、金や白金を溶かせる液体=王水と名付けた(西暦800年頃、当時の錬金術師達に依り)様です。王水で溶かせない金属の代表としては、イリジウム、タンタル、銀等が在る様です。
当時の多くさんの化学者が、此の命題に挑戦した結果、
【体積比】で濃塩酸:濃硝酸=3:1の辺りの配合がより強力に金や白金を溶かす様です。
其の時の化学式、御存知でしょうが復習します.........
王水の合成:3HCl + HNO₃→NOCl + Cl₂+2H₂O

NOCl:塩化ニトロシル

体積比3の濃塩酸、体積比1の濃硝酸を反応させて初めて、生成される。だから、此れ以外の例えば、5:1、4:1、2:1、3:2等の組み合わせでは、実験の結果、強力な溶解力は発揮出来ない様です。此ればかりは、学校での実験OKして呉れるかな ? (大学では当然でしょうけど)

序(つい)でだから、金と白金の化学反応式も書いて措こう、
金:Au+NOCl+Cl₂+HCl→H[AuCl₄]+NO
白金:Pt+2NOCl+Cl₂+2HCl→H₂[PtCl₆]+2NO
「王水」の回答画像1
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