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 女流作家とか女流棋士という言葉の女流とはどのようにしてできたのでしょうか。二刀流とか、小笠原流のように流儀や流派があるわけでもないのに、流という言葉を使うのは変です。女性作家とか女性棋士と言えばいいと思います。これは自分の空想ですが、昔、初めて女性の小説家がデビューしたときに、世の中の男性が驚きと好奇の目を持って女流作家という言葉で揶揄したのではないでしょうか。下記サイトにも女流という言葉は差別用語になりうるので使用には注意とあります。しかし、将棋や囲碁では女流名人とかいって普通に使われています。女流という言葉が生まれたいきさつについて、おわかりのかたがあれば教えてください。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BD%F7%CE%AE

A 回答 (1件)

昔初めて女性小説家がデビューしたとき、と言っても、


紫式部に清少納言から、女性の小説家ははじめからたくさんいて
珍しがるものでもないと思います。

「流」という言葉は何かをひとくくりにするとき、流派のようなものが
たてられていなくても使うと思います。

たとえば剣術にも「古流」と呼ばれるものがありますが、
そんな流派があるわけではなく、古めのものや
古めの特徴を持つものをひとまとめにしたいときに
そう呼んでいます。それぞれには流派の名前があるでしょうが。

また、和風のことを日本流と言ったりしますが、この「流」は
「様式」という意味で使われています。

つまり、ある特徴的な様式やまとまりが認められるとき、流派などなくても
「~流」と名づける用法が昔から使われているのでしょう。

女性の書く小説にはたしかに男性とは違う雰囲気があるし、
漫画などを考えてみても、男性漫画家の作品とは違う様式が見られることが多いです。
従って「少年漫画」と「少女漫画」などと呼び分けられるのと同じで、
女流小説家、と分けて呼ぶのでしょう。

しかしもちろん、明らかに女性だ、男性だという特徴のある作品ばかりではないので、
女性であっても普通に「小説家」「作家」「漫画家」と呼ばれることもあり、
「女流」や「女性」が付いていないと不自然だ、とは誰も思っていない気がします。

将棋や囲碁の女流では、そもそも女性だけで競うことがほとんどでしょうから
男性とは分けて「女流」としてひとくくりにするのも当然だと思います。

差別用語になりうるなどというのはくだらない指摘で、
どんな言葉でも他人のいやがるように使うことはできるというだけの話です。
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