10秒目をつむったら…

お世話になります。よろしくお願いします
リチウム空気電池、リチウム硫黄電池、マグネシウム電池などのまだ商品化されていない
電池の説明にはよく「従来の何倍のエネルギー密度でコストは何分の一で云々」という
謳い文句が使われていますが、この手の電池関連の「夢の技術」は一体いつになったら
実用化されるのでしょうか?HDDの垂直磁気記録やFinFETのように20年は待たないと
いけないのでしょうか?

A 回答 (2件)

まず、電池に限った話では全くないですが、基本的に、一般向けのマスコミの記事に登場する


「従来の何倍のエネルギー密度でコストは何分の一で云々」
みたいな話は、ほとんど全て(99%)が誇張だと思ってください。

「従来の何倍のエネルギー密度でコストは何分の一で云々」
ていう発表は、そうになる可能性(ポテンシャル)を『秘めている』という意味です。

研究機関は研究機関で、ウソにならないぎりぎりの範囲で成果を大きく見せようとしますし、
さらに、マスコミは、はっきり言えば、本当かウソか、よりも、ニュースバリューがあるかないか、のほうが重要ですから。


>一体いつになったら実用化されるのでしょうか?
で、この質問ですが、一応、原理検証はできている、という状態だと思えば、あとはどれだけ金をかけるかで決まります。
電池は、将来的にも有望な市場なんで(少なくとも今現在はそう思える)、それなりの投資はするでしょうから、いつかはできるんでしょう。
(他に、画期的な蓄電技術ができない限り)


ちなみに、tance様の意見に反論するのは、少し気が引けるのですが、
>「電池開発者に、エレクトロニクスに詳しい人が少ないから、なかなか実用化できません」
これは、違うと思います。正直、エレクトロニクス技術なんて、電池本体の技術からみたら些細なことです。本当に、電池本体が実用化できそうとなれば、大手電機メーカーの社内で余りまくってる(社内失業状態の)エレクトロニクス技術者をいくらでも投入すればよいです。
問題は、電池本体の特性が悪いにつきると思います。優れたエレクトロニクス技術があれば電池本体が持つ特性を100%引き出すことができるでしょうが、電池本体の特性以上の性能を出すことはどうやっても無理です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2013/06/16 14:15

理屈ではなく、私の経験から考えると、何故か電池の開発には電気を知らない人がメインになっているために、原理は確認できても実用にならないものばかり、と思えます。

事実、電子クロックが動いたとかLEDが点いたとかいう実験結果から、「後は商品化するだけ」と言った短絡的なケースを多く見聞きします。内部抵抗の見通しを聞いても、「内部抵抗って何ですか」といった返答さえあります。

当然、みんながみんなそうでは無いとは思いますが、錚々たる大学の教授がやっている研究にこの手の電気オンチが多いのに驚きます。なぜそうなのか私には解りませんが、ある大手の材料メーカの技術部長さんも同じ事を嘆いていました。(電池を作るには誰もが使うと思われる材料のトップシェアメーカ)

解りませんでは答えにならないので、敢えて言うと、「電池開発者に、エレクトロニクスに詳しい人が少ないから、なかなか実用化できません」と言えるのではないかと思います。 ちゃんと電池開発をされている方、気を悪くしないでください。問題発言かもしれませんが、経験上、本当にこんな状態なんですから。

ところで、HDDの垂直磁気記録はすでに多くのHDDで使われています。 FinFETもIntelの22nmプロセスでは採用されているようです。(14nm以下は少し足踏みしているようですが、設計ツールなどは次々にFinFET対応が出ているので、そんなに待たなくても一般的になるのはすぐのように思います。今年2013年末とか来年とか)
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