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はじめまして。ganochasoと申します。

最近、日銀が1万円を1枚刷る原価は20円である(シニョリッジの発生)ことを学びました。
20円という対価に対して1万円を生み出せるというほぼ打ち出の小槌に近いに日銀の力を使い続けると、紙幣の価値が無くなり、インフレが起こります。(当然の流れです。)

このことを知ってから、物の交換価値について考えるようになりました。
日銀は20円→1万円をつくれてかなりアンバランスですが、
通常、お金が発生するところには対価が存在します。


例えば、

労働⇔給与
物やサービスの提供⇔お金
株⇔発言権、配当権
融資⇔担保

実際に、対価の交換の比率が正しいバランスをとれているかはさておき、
支払側と受取側で双方の合意がとれ、取引が成立した場合に、上記のように対価とお金を交換します。


ここまではいいのですが、、、
ふと感じた疑問で、 

日経225 という商品は何を担保にできた金融商品なのでしょうか?

株であったら、その会社の発言権や配当を受ける権利とお金を交換、
FXであったら、その国のお金(国の信用)と交換しているのですが、
日経225は?? と考えたら止まってしまいました。

例えば、、同じ金融商品で
バイナリオプションであれば、上がるか下がるかにお金を払っているので、
(自分の想定外の動きをした場合のリスクと逆の場合の報酬)に対価を支払っていると思います。

バイナリオプションと同じ類と考えていいのでしょうか?
周りの人に質問してもバイナリオプションとは違う。ギャンブルではない。。。
と回答されますが、日経225の仕組みまではわからないようです。。。

これが分かれば、
金融商品について理解できていない何かが掴めそうなのですが、、、


もし回答できる方がいらっしゃいましたら、
教えて頂ければ嬉しいです。 お手数ですがよろしくお願いいたします。


 

A 回答 (2件)

日経225自体はご存知のように単なる指数です。

これは、東証上場の225社の株価を、昔アメリカのダウ社がやり始めたルールで計算・平均化して指数化したものです。

この「日経225」を取引できる商品としては、メジャーなものでは「日経225ETF」と「日経225先物」がありますが、この2つは、動きは似ていても構成内容は全く異なります。

日経225ETFは、「現物拠出型」と言われる投資信託で、実際に日経225に連動する株式を売り手が購入して、それを小口証券化して販売すると言うものです。一人で日経225構成株を構成比どり購入しようとすると莫大な資金が必要になるので、買いたい人がお金を出し合って共同で購入するとみなしても良いかと思います。従って、この場合は、株を買うことと基本的には同じと考えて良いでしょう。(もっとも、ETFで買うと発言権を個人が行使することはできないですが。)

一方、日経225先物は、下の方も書かれているように、先物取引ですので、杓子定規に定義すると「その会社の、『将来の』発言権や配当を受ける権利とお金を交換」と言うことになります。ここで重要なことは、「先物取引の『取引』っていつ発生するの?」と言うことで、実は、先物取引の契約(敢えて売買とは言いません)を行った時点では、まだ株の取引は発生していません。では、その時に支払うお金は何なのかと言うと、あれは売買代金ではなく、将来の清算日(SQ)までの間に契約者にトンズラされてしまわないように、担保金として主催者が「預かっておく」お金です。ですから、この時点ではまだ現実の株の売買取引は成立していません。お金を出した人の手元には、権利関係的には先物販売者との契約書一枚があるだけで、実態としてはまだ何も買っていないのです。

それで、清算日になったら、初めて、日経225を構成する株を売買することになります。買いで入った人は、清算日の価格がいくらであろうとも、契約時の価格でその株を買わないといけませんし、売りで入った人は、同様に契約時の価格でその株を売らないといけません(この時は、清算当日の価格で一旦株を買って、契約時の価格でその株をすぐに売る、と言う行為になります)。

先物取引で差金決済(現物の売買をすっ飛ばしての金銭取引)ができるのは以上のような構造になっているためです。毎日やっているように見えても、実際の現物のやりとりは、清算日のその日一日で全て済ませるので、一見現物は不要になるわけです。

と言うことで、おっしゃる主旨から言うと、日経225先物を含む先物取引では、契約した時点では、単なる将来の現物の売買権のみを買ったと言うことになります。しかも、この点も意外に知らない人が多いのですが、その売買権の真の対価は「販売会社に渡した手数料分のみ」であって、渡したお金の全額のほんの一部です。

じゃあ渡したお金の殆どは何かと言うと、それは、上述の担保金(証拠金)となります。このお金は、単に「預けたお金」であって、何か対価をもらうためのお金ではありません。従って、もし販売会社が清算日まで倒産する等して取引ができなかったりしたら、証拠金については返還を請求する権利が発生します(もし証拠金が何かを売買した対価であれば、こんな返還請求はできません)。
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この回答へのお礼

丁寧な解説ありがとうございます。

日経225ETFは非常に分かりやすいです。
投資信託というサービス(銘柄の組み合わせ)を販売しているので、サービス⇔お金というイメージがつきやすいです。
またそのサービスも現物株をもとにして作られているのでイメージがわきます。

日経225先物は、
常に一定期間内で 「売り・買い」がセットで行われることが理解できましたので、
日経225で買い(売り)をする際に払うお金は、反対売買を確定させるまでの担保として証券会社に一度払っているのですね。。。
で、日経225の市場での売買サービスを提供しているという意味で手数料を支払う。。。

だいぶ理解できました。
日銀の20円→10000円の発行のように、シニョリッジが発生している異常な商品ではないかな。。。と
一瞬考えましたが、違うことが理解できました。

ありがとうございます!

お礼日時:2013/07/07 15:50

物やサービスの提供⇔お金


が成り立つなら、
日経225先物⇔お金
です。以上おしまい。

では、簡単過ぎるので、先物とは何かを。

バイナリーオプションなる商品があります。オプションという名前を語った丁半博打ではありますが、オプションと言えば言えなくもないかな、的な商品です。

(真っ当な)オプションは実は(日経225)先物の派生商品とも言えるものです。
さて、先物はある将来の期日(SQと言います)の日経225の価格(指数)の売買を保証する派生商品(デリバティブ)です。だから、SQになるとその日の日経225の実際の価格(指数)との差分が利益/損失として決済されます。実際は、SQを迎える前にリアルタイムの日経225先物の価格との差分で決済する(差金決済といいます)のが通常ですが。
話しが難しくなりましたが、
日経225先物⇔SQ時点での日経225指数
とでも表記するのが正しいのでしょうか。

では、オプションは何か?これは日経225指数がSQでいくらになるかという期待値(プレミア)を想定するデリバティブなのですが、派生商品の派生商品なのでさらに理解は難しいかも知れません。機会があったら勉強されることをお勧めします。でも、安易に手を出さない方がいいですよ。先物やオプションの世界はリアルにプロが真剣勝負をする激烈なところです。生半可な知識で挑めば、即死です。

さて、何かと話題のバイナリーオプションです。短時間後のFXの値を予想するものですが、これをオプションという名前を付けて商品化するセンスは流石だと思います。
10分後のFX値を想定して1000円とか掛けるのは、まさにオプションの王道です。
日経225先物もそのオプションも実は丁半博打であることを垣間見せてくれる教訓的な商品です。
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この回答へのお礼

丁寧な説明ありがとうございます


SQ時に自動決済されるということで、
常に「買い-売り」が一定期間内でセットという点がポイントなのですね。
株のように持ち続けるという概念はないのですね。

バイナリーオプションは、一定期間先の為替を予測して丁半賭けるイメージですが、
日経225は、買い(売り)をしてから、SQ(決済)までの期間がバイナリーオプションより長いだけ。。。
という印象をもちました。

だいぶイメージできてきています。。。
ありがとうございます!

お礼日時:2013/07/07 15:43

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