
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
同じような疑問をもち、調べたことがあります。
結論から言うと、日本で言うところの「入浴」という習慣を持つのは日本しかない、です。
日本の入浴の習慣というか特徴を書きます。
A 体を石鹸などを用いて洗う。そのような道具が無い時代でも泥を利用するなどして体を清潔に保つ。
B 湯船にお湯を張り、その中に体を沈めて暖める。
C 上記の行為を同時に行わない。
実はこの日本的な入浴習慣とよく似た「入浴」をした民族がかつていました。ローマ人です。ローマ人は日本人と同様に、体を湯船とは別の場所(洗い場)で洗い、湯船にはお湯につかるために入っていました。それ以外にも寒い地方などではいまでいうサウナもあったようですが、一般的には日本の公衆浴場と非常によく似ていたといえます。
このローマ人の入浴はキリスト教の伝来とともにヨーロッパでは廃れましたが、コンスタンチノーポリ(現イスタンブール)を首都とした東ローマ帝国では文化として生き残り、中近東でもこの地域には入浴文化が残っています。
現在ではこれらの地域を除いて「入浴」する民族や国はありません。
ただし、Aをする民族はたくさんあります。この場合Aは沐浴と呼ばれることが一般的です。
特に東南アジアからインドにかけての熱帯地方にする人々はほぼすべて沐浴します。特にインドのガンジス川で行われる沐浴は有名ですが、微妙に宗教的な意味合いも含みます。
日本人も江戸時代までは、大切なお願いをする際には沐浴(井戸の冷たい水を体にかけるなど)してお参りしていましたので、文化的な要素としては仏教が伝来したアジアでは一般的な行為なのだと思います。
逆に中国の東北部やアジアの中央高原、中近東の砂漠地帯などでは体を水で洗う、という習慣が見られません。ひとつには水が貴重なことが上げられるのでしょうが、乾燥した地域であれば洗わないほうが清潔を保てるのかもしれません。
欧米についていうと、シャワーが一般的です。西部劇などではお風呂がでてきますが、あれは日本の入浴とは違います。どちらかというと、シャワーのように流水でお湯を使うことができないから、バスタブにお湯を張ってその中で体を洗っている、という行為になります。
入浴と違って洗い場は必要ないのは、お湯につかることが目的ではなく体を洗うことが目的でお湯がシャワーのように流して使うのが難しいからためているだけです。
また北欧ではサウナが発達史、ロシア帝国を通じてシベリアまで伝えられていました。朝鮮も寒い地方に入りますが、チムジルバンと呼ばれるサウナ(岩風呂)があります。
ということで共通した、または独特な文化を列挙しておきます。
・風呂にはいくつかの種類があります。お湯につかることを目的とする入浴、蒸気を体に当てるタイプのサウナ、温度が高い部屋で汗をかくこと目的とする岩風呂、体を洗うことを目的とするシャワーなどです。
・日本式の入浴は体を温めるためにお湯につかるという点で独特です。たぶんに温泉が沸く風土が影響していると思われます。
・水で体を洗うという行為自体は、宗教的な要素から習慣化されたものであり、仏教の伝来に深く関わっています。またイスラム教でもそれに近いことをします。
No.7
- 回答日時:
臭いに対する敏感さ、感受性の違いが大きいような気がします。
チベットへ行ったことがありますが、チベット人は生まれてから死ぬまでほとんど身体を洗いません。当然風呂は愚かシャワーも金だらいもありません。チベット人のそばに行くと、日本人には耐えられないような強烈な体臭(と言うより垢の臭い)がします。それでも彼らは平気で生活し、セックスもします。
ドイツで民宿に泊まったら、風呂はなく、壊れかけたシャワーしかありませんでした。無理を言って直してもらいましたが、変な顔をされました。ヨーロッパ人はほとんど風呂には入りません。きつい体臭なのに、せいぜいシャワーで済ませます。体臭を誤魔化すために香水を多用しますが、香水と体臭が入り交じってとても変な臭いになります。日本人は臭いに敏感なのでとても耐えられません。でも彼らは平気です。
あの広大なベルサイユ宮殿の中に、バストイレがなかったのは有名な話です。だからお姫様もひどい臭いがしたそうです。王侯貴族でもそうなのだから、経済力の問題ではないでしょう。
No.6
- 回答日時:
日本人は毎日風呂に入る人が多いのはそれが必要だからです。
では何故必要かというと、それは温帯に属する地域としては珍しく湿度が大変高いことがその理由です。そしてそれは世界的には異常な気候であり、従って毎日風呂に入るのは日本人くらいのものです。では熱帯、亜熱帯の人達はどうかというと、確かに多湿地域がありますが、気温が高いので何も高い費用を投じてお湯を作らなくても水に浸かったり浴びたりするだけで用が足ります。一方温帯以北では水で身体を毎日洗う必要性が殆どなくなります。ですから風呂に入らないのは当たり前なのです。温帯以北の浴室は必要だからあるのではなく、それは贅沢または娯楽の一種なのです。居間にステレオセットがあるのと同じなのです。
No.5
- 回答日時:
乾燥したヨーロッパなどではそもそも入浴の必要性が低いです。
シャワーになるのに週1です。「えっお風呂毎日入らないなんて不潔」なんて発言するのは日本人くらいでしょうね。
これも汗をかく仕事か分泌物の多い男性なら1日1回で丁度いいかもしれませんが、体が風呂に合わせて代謝するわけではないので当然ながら単位は1日ではありません。1.5日とかもありますが考慮される方はいないですね。
入る機会があれば逃さず入らなければいけないという意味ではなかったのに、どうも口頭ではその前提が無視されます。
また皮脂は天然の潤い成分ですので、女性は2日に1回以下にしないと入りすぎです。
まだ髪や体に潤いが行き渡らないうちにボディソープやシャンプーで落とし、リンスやボディクリームで補う。無駄であり負担ですね。
しかも実際は「毎日じゃないと気持ち悪いし必ず入る」という方は少ないです。
入らないと言ったら恥ずかしい、という妙な繕いが差が出た理由の一つであると考えられます。
気候が似ているはずのお隣韓国でさえ水の環境が整ってないのでそもそも夏はお湯がでなかったり、湯船もないケースが多いそうです。

No.4
- 回答日時:
>(風呂に入る=家に浴室がある、と考えています)
これじゃちょっと文化論的な比較をするにあたっては
暴論というか、貧弱というか。
まず、風呂に入る習慣がないところは
寒冷地であるか、乾燥地である場合が多い。
ということでは。
湿潤で、高温地域、水が豊富なところで、
入浴の習慣があるかというと自信がない。
東南アジアあたりどうなんでしょう。
ただ、寒冷地で乾燥地であっても、
インドチベットのように沐浴の習慣を持つ地域もあるから、
気候的な側面と、文化的な側面の双方からの影響が
あるということは考えられると思う。
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