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まず消費者がわかり安いという話ですが、複数の商品を買った時に切り捨て切り上げされていた端数がずれてくるので、表示されている価格の合計が代金という具合にはならないようです。値引きしてもらった場合に金額を計算するのも面倒です。かえってわかりにくいですよね。書籍など一部の商品だけ総額でないのも混乱の原因になりえます。
消費者にわからないように消費税を増税できるという話ですが、総額表示のせいで、増税のたびに値札変更のコストがかかりますよね。一説によると一店舗につき1500万とか。これではさりげなく増税するどころか小売り業界から大反発がありそうです。
なんだか一つもいいことがないような気がしますし、四月以降は総額表示のせいで値上げ感が漂って景気も低迷するんじゃないかと思います。後の世の学者に世紀の失政と言われるような気がしているんですが、どこかいいところはあるんでしょうか?
いいところを見つけて教えてください。

A 回答 (9件)

専門家としての回答になっていますが、税関係の専門家ではありません。

商社に勤務するものです。
今回の総額表示のために、あちこちで値下げが発生しています。特にディスカウントを売りにしていたところが中心です。いわゆる「割安感」の演出問題ですね。
これは、末端の消費者にとってはメリットになりました。あくまでも予定外(政府の予測外)のメリットです。

で、私の勤務する会社はデメリットバリバリです(笑)
つまり、小売店から卸価格の値下げを要求されました。
売価を下げたいから仕入から下げろ・・・というわけです。
これは、あらゆる業種業態で同様の事例があるのではないでしょうか?
世紀の失政かどうかはともかく、今回の総額表示については他の方の意見にもあるように、増税が見え隠れしているように感じられてなりません。
あまり知られていませんが、今回納税業者の免税額(売上いくら以下なら納税義務が発生しない)の引き下げや、税納付の特例項目の改定も同時に行われています。
いままで取りこぼしていた税金にも一気に網をかけた形になっています。税率は変わりませんが、税収は確実にUPするはず(計算上)なんですね。
(参考URLに総額表示で発生する納税上の変更点の記載があります)
たしかに内税のほうがわかりやすいかもしれませんが、その後ろにある見え透いた魂胆をごまかすための理由付けのようにおもえて面白くありませんね。

ちなみにメリットをもう一つ。
総額表示特需というものもありました。レジ周りの商品が売れたりPOP用品が売れたりしましたよ。
経済効果はわかりませんが(トータルならマイナス?)少なくとも一部の業者は確実に恩恵を受けたことも事実です。

参考URL:http://www.toshibatec.co.jp/ryutsu/shouhizei/sho …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
確かに特需はあったでしょうね。見落としてました。
実質値下げの部分は割安感が出るわけではないので、あまり効果がなさそうに思えますけれど、どうなるでしょうか。消費は刺激されずに、デフレが進むだけのような。
私が失政ではないかと考えるのは、増税をしやすくしたつもりで実は増税のコストを増やして増税しにくくしてしまったのではないかと思うからです。
でも税率をあげずにどさくさにまぎれて増税してたんですね。こっちが真の狙いだったのかな。上手いなあ。
参考になりました。

お礼日時:2004/03/29 15:46

こんにちは。


内税、外税に関係無い話ではが、一千万までの売り上げでは消費税は業者の懐に入ってしまいます。年間50万円が余禄。←今でも腹が立ちますが将来段階的に税率がupして行っても内税なら別清算とは成らないので業者は当たり前の顔で涼しい顔をして懐へ入れて仕舞います。
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回答ではないですが・・・


税率アップを分かりにくくする目的があると
コメンテーターなどは言いますが
税率あげるとあなた達が騒ぐから
少なくとも消費者に隠れて税率を上げるのは
無理だと思う、と言いたいです(笑)
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>一店舗につき1500万とか


このかかった分が、特需になりますね

内税にしておかないと今後、消費税を上げる際に中途半端な税率に設定できないという危険性があります
消費税は10%では足りないので次の区切りがいいところは20%になりますが
5%から20%ではあげすぎだろうとか、
20%の根拠とかいわれると、税率を上げるときの反対材料になりかねません
次に税率を上げるときについでに内税にするとなると、内税にすること事態にも反感をいだかれるでしょう
ですから特に害のない内税化を先にしておいたということでしょう
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根本的な話ですが、


1、納税者に「税負担をしている」という感覚を、なくさせる。
それにより、納税者に、税(予算)の使い道に関心を抱かせない。
2、納税者に解り易いと感じさせて、実は物の値段・税率が分かり難いシステムを作る。
それにより、恒久的な財源(打ち出の小槌)を作り出す。
3、財源確保により、行政官は国家予算に係わる既得権益が守られる。
それにより、私腹が肥やせる。

という、すばらしい意図を感じます。

これが、いいところです。
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>複数の商品を買った時に切り捨て切り上げされていた端数がずれてくるので、表示されている価格の合計が代金という具合にはならないようです。



店によって価格が変わることはありますが表示されている価格の合計が代金になります。
例)
150円のものがあったとして2つ買った場合
現在は
150×2×1.05=315円
4月から
150円の物の表示は
スーパー(切捨てのところが多い) 157円
コンビニ(四捨五入のところが多い) 158円
百貨店(切上げのところが多い) 158円
2つ買うとスーパーは314円、他は316円になります。
(*但し経過措置で3年に限り現在の計算方法により315円になることもある)

消費者側は単純に足すだけですのでわかりやすいです。

あと
>後の世の学者に世紀の失政と言われる
ですが先進国で消費税が外税なのは確か日本だけです。後の世の学者に世紀の失政と言われるなら消費税を一旦外税にした方に言われそうです。(その時内税にしておけば今回のことはなかったわけですから)

ちなみに増税をやると内税でも外税でも小売店にコストはかかりますので同じです。(外税の場合レジなどのシステム変更が必要なのでこっちにコストがかかる)

あと#3の
>あらゆる業種業態で同様の事例があるのではないでしょうか?
ですがどこかが統計を取ったところ1/6ぐらいで行なわれていたようです。
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4月なればわかることなのだから、ここで質問する意味があるかなと思います。



ちなみに消費税導入時に、反対論者が言っていた批判というのは、机上の空論で、ほとんどはずれました。

そもそも、消費税原案は内税だったけど、反対論者が税額がわからないと困るといって批判したから、外税になったわけだけど。それが原案通りになるだけだ。

内税になれば値札の値段をそのまま払うだけです。もしかしたら、そのうちいくらが税金なのかはわからないかもしれません。でもそんなことで支障がある人がいるのでしょうか。

それに、税率が変わる度に値札変更の多大なコストがかかるというのはたしか当時の社会党も言っていたことです。値札が変更されるのは、消費税の税額変更の時だけではないし、そもそも値札変わりうるものです。コストがかかりすぎるなら、変更前の価格のまま売ってしまえばいいのだし、コストが気にならないなら、値札を変更するまでです。逆に、税額変更を商機ととらえ喜々としてやっていた感がありますがね。
質問者の主張(そもそもここは主張する場ではないですが)は、当時の社会党が言っていた反対のための反対と同じで、現実的ではないですよ。
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総合表示大変結構だと思います。



以前からいらいらしてました。

100円のものを子供が100円玉を握りしめて買いに行ったら、5円足りなくて泣いて帰ってきたという話があります。

そもそも消費税が表示してなかったからです。

内税だったり外税だったり、訳がわかりませんので、すべて内税にすればわかりやすくなりますし、消費者にとっては良いことだと思います。

お店にとっては大変でしょうけれど仕方ありません。

これはあくまで私個人の意見です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
ただ総額表示でも105円のものを二つ買うと211円になるというケースが出てきたりするようで、こうなると大人でもわけがわからなくなりそうではないですか?
さらに例外もあるので、全部総額ではないんですね。
たしかに子供が駄菓子を買うケースのみでは便利さが増しそうですが、大人の消費者にとってはいままでの方がわかりやすいとおもいます。
しかし子供にとってはメリットかも。
お小遣い100円の子供だけは勝ち組ですね。
参考になりました。

お礼日時:2004/03/29 13:59

あくまでも私見ですが、


今回の目的は足並みを揃える、
 事じゃないでしょうか
つまり、内税/外税を→内税(総額表示)に
こうして足並みがそろうと、何年か後に
 5%→7%→10%
 消費税アップを行う時に分かりやすい?
と判断があったんじゃないかな
(現在のように内税/外税を許したまま移行も
 考えられますが)

将来の5%のままであれば総額表示に持ってゆく
 必要はないと思います
こう主張すると税アップ賛成者に思われそうですが
 実は絶対反対者です
質問者のように色々分析したいのですが
 コスト、効率、分かりやすさ、を論じる前に
ある目的に向かって進められている姿を
 みると、論じる気力も無くなってしまいます

こたえにならなくてすみません
あくまで、私見で
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
5%→7%→10%という風に税率変更するときに、外税方式で統一しておけば、レジの対応だけなので、税率変更によるコストはほとんどかからないわけです。
しかし、内税に統一してしまうと、税率変更の度に小売店は多大なコストを負担しなければならず、結果として税率アップの度に小売店に負担がかかり、税率が硬直的になってしまうのではないかと思うのです。税率変更をにらむならむしろ外税に統一すべきだったのに、内税にしてしまったことによって消費税の税率を変更できないのでは?という疑問です。

お礼日時:2004/03/29 13:48

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