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神社の御手水で顔を洗うことは、やってはいけないことなんでしょうか?ご教示願います。

A 回答 (5件)

神社のお手水は、元来「水の神」を司る風習から着ています。



旧暦の1月1日の早朝、井戸の水を汲(く)んで神に供えること。またその汲んだ水を若水といい、神への供え物や家族の食事を調えるのに、用いられました。

若水は邪気を除くと信じられ、福水・若井・初井・生華水などとも呼ばれて、元日の朝早く、まだ人にあわないうちに汲みに行き、もし人にあっても口を利かないしきたりがありました。

汲んできた若水を神棚に供え、そのあと家族の食物をたき、口をすすいだり、茶をたてたりしました。

古来、人間の手は左右で、宇宙をあらわすとされており、その手を境内の水で清めることは、不浄な穢れを落として、神にお供えするというものでした。

つまり、お供えするために、手についた汚れを落とすのがその目的です。
陰陽五行学説では、人の手は 「陰」をあらわします。男性と女性では、この手のひらが司る・陰と陽が逆の関係になります。

水は「陰」を表しています。
いわゆる「陰」の作用で、手の陽気を払い、神に仕える前準備として心を調える意味があります。

できるだけ少量のお水で、邪気を祓い神にお供えするこころの準備をし、あわせて水の神に畏敬をする。といった儀式の前の所作に当たります。

手は体温を司る器官でもあり、合掌礼拝行の粋たる所作に当たります。

ゆえに、顔を洗うという行為そのものは、神にお供え物をする前提条件ではありません。
人間の手には、脈という12経絡が、足の裏と同じ数だけあります。

手を清めれば、髪の毛から足先まで、清めたことになるのです。
ですから、「顔」という人間の5尺の身の一部分を清めて、洗ったとしても、真に身を清めたことにはならないから、顔を洗っても意味のないこととされています。

お手水とは
神社には必ず、井戸があります。
その井戸水を汲んで、手を清め、お供え物をする前段階の儀式ですので、ここで顔を洗うためのお水を使うとなると、その量も時間もかかります。

水を汲むときは、縁起をかついで、「黄金の水を汲みます」などと、目立たない言葉を添えるのがしきたりであった時代もありました。

このように、お参りは元来、目立たないように参るものとされていたのです。
神社のお手水で「顔」を洗っては、人に見られたりして目だってしまいます。
人に見られれば、それだけご利益が希薄になると恐れられていたのです。
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この回答へのお礼

大変勉強になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2013/08/30 12:52

神様がいやだと思うことはしないほうがいいと思います

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「顔」は別の所で洗った方がいいでしょうね。


顔を洗い始めたら、周りの人は確実に「引き」ますよ。
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マナーというより作法にのっとってするものなので


常識的にするものではないでしょう

常識にないことをすると非常識・無教養の物知らずということに
なり嘲笑されかねません
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御手水は、神に触れるために下界のものを触った不浄の手を洗い清めるものですから、顔は関係ないです。


マナー違反というか、不要です。
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