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医療関係を勉強していてわからないことがあるのでどなたか教えてください。
1.抗癌剤治療は免疫抑制となりますか?
2.臨床所見といった場合どのようなことを指すのでしょうか?
(臨床所見の中に検査所見は入るのでしょうか?)
どなたかよろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

質問から日数が経っているのでもう間に合っているかと思いますが(^^; ご参考になればと思い 補足させていただきます。



抗がん剤についての説明は 概ね myeyesonly さんの書かれているようなことで、抗がん剤は細胞分裂を活発に行っている組織に対してより強い毒性を発揮します。悪性腫瘍の細胞はこの条件に合致する場合が多いので、抗がん剤が効力を発揮することになるのですが(薬の作用機序によって効果の出やすい腫瘍の種類に違いが出ます)、骨髄も盛んな細胞分裂により血球を作り出す工場であり、このダメージを受けやすいことになります。赤血球は血液中に出てからの寿命が120日程度と長いため、一時的に産生が滞ってもすぐに減るということにはなりにくいのですが、白血球(特にリンパ球)は寿命が短いので骨髄機能の抑制がすぐに血球数の減少につながります。白血球は免疫システムの重要な構成要素なので、これが減ると防御力が低下することを意味します。これが、抗がん剤治療で免疫抑制という副作用を生じる理由であると思っていただくとよいと思います。

「臨床所見」というのは、いろいろな守備範囲で言われますが、意味合いとしては臨床的にわかる所見はひっくるめてこう呼ばれます。ので、広い意味で使われている場合には生化学的・生理学的検査所見もこれに含めて考えてもかまわないと思います。いわゆる「検査所見」と区別する意味で言われている(狭い意味の)場合は 下記の説明のような解釈になるかと思います。
ちなみに、視診、触診、聴診、打診などの診察手技によってわかる所見は「理学所見」と言います(体温、脈拍、血圧などもこれに含めてよいと思われます)。これと、患者さんの訴え・過去の病気の既往・家族の話など(これらは「病歴」という範疇になります)を組み合わせて基本的なデータとしていきます。
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こんにちは。


1、抗癌剤=免疫抑制剤になるというわけではありませんが、免疫細胞は一般的に分裂が盛んなので、癌細胞を攻撃する藥の標的になりやすいという事はあります。白血球減少が有名で、そのくらい必発であると言えます。

2、臨床所見とは、患者さんの自覚症状、他覚症状、視診、触診、聴診、家族や周辺の人(入院の場合は看護婦等も含めて)の話・・・と言った、診察によって判る所見を言います。
普通は検査所見とは区別します。

体温、脈拍、血圧・・・といった所見は本来は検査所見に属しそうな気もしますが、臨床で扱う事が多いようです。
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この回答へのお礼

早速の回答大変ありがとうございます。勉強が行き詰まっていましたのでよかったです。またの機会によろしくお願いいたします。

お礼日時:2004/04/08 06:49

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