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検査に携わっている者です。こちらで質問させて頂きます。心電図の胸部誘導で、左室肥大とSTの
ストレイン低下を自動解析装置が可能性ありとの所見を示しました。これは心エコーで遷延化する高血圧心疾患の推察が示唆されるのでしょうか。またどの程度の持続で上記心疾患の形成が確立されるのでしょう。更に肥大型閉塞性及び非閉塞性心筋症では,胸部誘導で巨大陰性T波は必ず出現するのでしょうか。どうぞ循環器系に詳しい方がいらっしゃいましたらご教示ください。

A 回答 (3件)

> 心電図の胸部誘導で、左室肥大とSTのストレイン低下を自動解析装置が可能性ありとの所見を示しました。


> これは心エコーで遷延化する高血圧心疾患の推察が示唆されるのでしょうか。

無症状の時にストレイン型低下のパターンの場合は高い確率で何らかの左室心筋の肥厚の可能性があります
その代表的な原因疾患としては長期のコントロール不良の高血圧や大動脈弁狭窄症、肥大型心筋症などがあります

高血圧心の場合でどの程度からかは個々に差があって難しいものですが、中等度以上で10年単位の経過を経ていることが多いかと思います


> 肥大型閉塞性及び非閉塞性心筋症では,胸部誘導で巨大陰性T波は必ず出現するのでしょうか
いいえ
巨大陰性T波の場合に典型的なのは心尖部肥大型の場合です

主として中隔が肥厚する元々の肥大型心筋症では陰性T波の程度は様々です
陰性T波より異常Q波のほうが目立つこともあります
中隔肥厚の型でも心尖部側に肥厚が強い場合は巨大陰性T波の割合が増えます

高血圧や大動脈弁狭窄症による左室肥大では陰性T波はV5~6で目立ちますが
V4で目立つ場合には肥大型心筋症の陰性T波のことが多いものです
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この回答へのお礼

早速の御回答を有り難う御座いました、ebisu2002様のご教示を参考に心電図、心エコーの情報としていき
ます。

お礼日時:2013/12/20 17:17

心エコーのような断層画像は適切な断面でなければ判断を間違える可能性があります



心尖部の際奥は他より薄く、そこは長軸方向には収縮しないものですが
心エコーでこれを描出するのは容易ではなく
真の心尖部を見ているつもりでも見ているのは心尖部の周辺付近といったイメージです

特に心尖部の側壁側など心エコーでは描出することが困難な場所もあり
III、aVfでQ波、aVLで陰性T波など となりうる心尖側壁に偏在した肥大型心筋症疑い例などでは
心エコーで肥厚と見えなくても造影CTや心MRなどでの左室断層像での評価を勧めることも考慮なさってください
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この回答へのお礼

今晩は。ebisu2002様。何度もご回答頂き有り難うございます。ご指摘通り色々なpointからapproachし
ても、確かに心尖部を明瞭に描出することはribなどが介在し困難です。 < III、aVfでQ波、aVLで陰性
T波などとなりうる心尖側壁に偏在した肥大型心筋症疑い例などで心エコーで肥厚と見えなくても造影CTや心
MRなどでの左室断層像での評価を勧めることも考慮なさってください > 上記ECGの所見と心尖側壁を主座
とする偏在型の肥大型心筋症の存在は初耳です。私の学習不足です。追加でご教示頂き感謝申し上げます。

お礼日時:2013/12/21 22:31

回答1の通りです。



ただ、経験的には心尖部肥大型心筋症は心エコーでは捉えにくい事があり、?と思う事がありました。
そういう場合でも冠動脈CTを施行してある症例ではLVを3Dで解析してみるとなるほど..と思う事がありました。
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この回答へのお礼

こんにちは、USB99様 ご回答に感謝致します。心尖部肥大型心筋症の場合は心エコーで評価が難渋するとの事があるらしので、心電図でV4-V6に巨大陰性T波出現の場合は,上記疾患の可能性含め色々なwindow駆使し評価鑑別しようと思います。ご教示有り難うございます。

お礼日時:2013/12/20 17:29

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