プロが教えるわが家の防犯対策術!

以下のテーマの小説を探しています。

6~12歳くらいの少年が主人公
登場する少年は1~3人くらいの少人数
児童書やラノベではない
悩み、憂い、死、などあまり明るいテーマではない

古典~現代など刊行(執筆)時代、日文・外文は問いません。

できれば現在も入手可能な作品であると助かります。

これまでに「銀河鉄道の夜」「車輪の下」「寄宿生テルレスの混乱」、長野まゆみ作品は読みました。

A 回答 (9件)

 しばらくの間、冷却期間を質問者様にお預けしておきました。


実際に『源氏物語』の光を少年として読むことは可能です。一見して若者と観られがちですが、実際には彼の年齢が幾つであるかなどとは書かれてもいません。
 具体的な年齢を記すことが、その作品を完璧にコントロールする材料ともなりえないからです。この逆を利用しているのが児童文学、殊にドイツやイギリスの作品群といえます。
 質問者様の条件をそのままに受け容れる作品ならば、ルナールの『にんじん』もあります。現代文学の古典でいうならば、安部公房の『赤い繭』もあります。登場人物はただ単に「おれ」となっているだけで、あとは読者の想像に任せるとの手法がとられています。
 家族が周りにいるにもかかわらず、その家族が最も遠い存在であることを知っている現代人ならではの筆致ともいえます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「源氏物語」の作中に光の年齢は書かれていないかもしれませんが、これまでのマンガ化、映像化を見るとほとんどが青年くらいの姿で描かれてるので私の中での光のイメージがそうなってしまってますね。

「にんじん」は読みました。好きな作品です。
ただ、今回の条件としてはもう少し暗い部分が欲しいところです。
「赤い繭」ざっくりとぐぐりましたら何やら難解そうですね。

お礼日時:2014/07/13 14:13

宮部みゆきの「ブレイブストーリー」


悩み、離婚、死などを少年の視点から見ています
ファンタジー冒険小説なんですが。


永井豪原作の「凄ノ王」年齢はちょっと高め、高校生ですが
えげつない内容がかなり含まれます。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまい大変申し訳ございません!
ブレイブストーリーは読みました!すごく面白いですよね。
確かにあの作品も闇の部分も描いてありましたね。

へぇ、永井豪!デビルマンのイメージが強いのですがどんなのか気になります。
ご紹介ありがとうございます。

お礼日時:2014/07/13 12:48

パッと思い浮かんだのはこの本でした。


辻村深月『ぼくのメジャースプーン』
http://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784062763301
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまい大変申し訳ございません!
タイトルは知っていたのですが、そういう内容だったんですね~
ご紹介ありがとうございます。

お礼日時:2014/07/13 12:45

6~12歳くらい


1~3人くらいの少人数

このどちらからも外れているのですが(作中でははっきり書かれていないがもうちょっと年上で人数も多い)、大江健三郎の「芽むしり子撃ち」は少年という世代の自分にいだく、でき上がっている世界に対する異物のような感じをテーマとした小説だと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまい大変申し訳ございません!
条件から外れてるようですが、作品的に気になりました。大江作品は未読なのでご紹介ありがとうございます。

お礼日時:2014/07/13 12:44

 トーマス・マンの『トニオ・クレーゲル』、紫式部『源氏物語』。

トニオも光源氏も最初から大人ではありません。ここがミソです。
 そして「児童書だから」と侮ってはいけません。テン・テグジュペリの『星の王子様』もミヒャエル・エンデの『果てしない物語』も海外では立派な文学として通用しています。とかく日本の似非読書家は「~たから」と根拠もなく断定的に分類することがお好きなようですね。これでは読書の楽しみもどこかに置き忘れられてしまいます 笑

 痛烈に日本の社会を風刺した、開高健の『裸の王様』も傑作の一つです。また三島由紀夫の『金閣寺』も独特の耽美的な美学意識に基づいた書かれた作品ですので一読の価値はあります。あとは読み方次第で評価が180度変わるとの作品で有名な、志賀直哉の『小僧の神様』ですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
今回「児童書・ラノベ」を外したのは、多少えげつない部分、残酷な表現があるものも含めたかったからです。
小説全体からすると児童書とそれ以外の作品に厳密な線引きはないと思いますが、一般的に児童書とされるものだと今私が求めているものとしては甘いと判断しました。

「ヴェニスに死す」を書いたトーマス・マンの「トニオ・クレーゲル」は知らなかったので気になりました。
「源氏物語」ちゃんと全部読んだ事ないですが、ちょっと今回求めるイメージとは違うかなと思うのですが、これは少年が主人公とみる作品でしたっけ?

お礼日時:2014/06/22 01:03

ディケンズの『オリバー・ツイスト』。


椎名誠の『岳物語』。
子供が主人公と呼ぶのは苦しいかも
アイラ・レヴィンの『ブラジルから来た少年』。奥田英朗の『サウス・バウンド』。エラリー ・クイーンの『Yの悲劇』。ロバート・B・パーカーの『初秋』『晩秋』。色川武大の『百』。
途中で年齢オーバーか
ギュンター・グラスの『ブリキの太鼓』。フィールディングの『トム・ジョウンズ』。アゴタ・クリストフの『悪童日記』。東峰夫の『オキナワの少年』。
年齢が越えているかも
ジャン・コクトーの『恐るべき子供たち』。野坂昭如の『火垂るの墓』。幸田文の『おとうと』。多島斗志之の『少年たちのおだやかな日常』。乙一の『ZOO 』。ヒルトンの『学校の殺人』。
子供の数が多すぎるかも
ゴールディングの『蠅の王』。小松左京の『お召し』。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「オリバー・ツイスト」は映像作品ではいくつか見ていたのですが、原作は未読でした。
「ブリキの太鼓」は池澤夏樹編の河出の全集でしたっけ?以前帯を読んで興味をそそられたのですが、お値段に萎縮してそのままでした。
たくさん挙げてくださってありがとうございます。
書店で確認してみますね。

お礼日時:2014/06/22 00:50

育ってしまうものでも良ければ「宇宙皇子」(うつのみこ)はいかがでしょう。


歴史の詳細な記述があり、ファンタジー要素も絡みます。
古い本になりますが、時代が確か700年とかの頃なので古さは関係なく読めると思います。
ただ少年らは5人なのでちょっと多いかな…歴史を含むので登場人物は全体に多いです。
いのまたむつみが作画を担当しているためパッと見そう見えないかもしれませんが、子供用やラノベではありません。
今年新装版がでる模様なので、この質問を期に気づいて良かったです。また読みたい…。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
「宇宙皇子」!実はちょっと気になってたのですが、表紙のせいでうーんどうしようと悩んでたとこでした。
試しに書店で立読みしてみたいと思います。

お礼日時:2014/06/22 00:46

質問者様の好みに合う・合わないは別として、少しだけ年齢が上(13~14歳)かもしれませんが、重松清の作品とかどうでしょうか。



・ナイフ 
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83 …

・エイジ
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82 …

・疾走
http://www.amazon.co.jp/%E7%96%BE%E8%B5%B0-%E4%B …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
重松清作品は説教くさいという評判を耳にしていたので読まず嫌いなとこがあったのですが、これを機に挑戦してみようかなと思います。

お礼日時:2014/06/22 00:43

「車輪の下」と同じ著者の短編集はいかがでしょう。


世界観が同じだそうです。


「少年の日の思い出 : ヘッセ青春小説集」

ヘルマン・ヘッセ 著 ; 岡田朝雄 訳

出版元: 草思社

刊行年月: 2010.12

【掲載作品】
ラテン語学校生
大旋風
少年の日の思い出
美しきかな青春
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
ご紹介くださったヘッセのその作品は未読でしたので気になります。
探してみますね。

お礼日時:2014/06/22 00:41

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