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男女平等思想が普及している現代なのに、この問題については何で古代よりも遅れているのでしょう?
将来、皇太子夫妻の娘さんにすんなり天皇として即位していただくことに何か問題があるのですか?

A 回答 (11件中1~10件)

 No.9です。

補足をいただきましたので、再回答します。

>時には院政が敷かれ、天皇は形だけだったこともありましたね。
>そんな歴史を振り返ってみると、本質的には天皇はいなくてもいいのかもしれません。
→この「形だけ」というのが意外に大事だったりしますので、わたしにはわかりません。至尊の存在でありながら実権を持たないというのは他国でもまま見られる事例です。一人の人物に権力と権威が集中している状態というのは効率的ですが、急がば回れの言もあるように結果的にはマイナスも大きいのでしょう。

 ただ、だからと言ってそれが現代にあって「天皇」でなければならない道理もありません。象徴的な「大統領」で問題のない国もあります。
 個人的には、わたしは元来保守的な人間なもので、良くも悪くも日本の歴史を背負った天皇という存在は制度として残ってほしいと思います。ことに今上陛下は昨今世間に目立つ自称「保守派」などよりよほどすぐれた識見の持ち主と信頼しています。あくまでも個人的な感じ方ですが。
 しかし、なにしろ人間のやることですから、みんながみんなすぐれた「天皇」であることは期待できません。将来的にはおかしな野心をいだく人が即位しないとはかぎりませんし、下手に世間に迎合しようという人も現れるかもしれません。
 天皇という存在はこれで良いのか、という疑問はつねづね持ちつづけるべきだと思います。そして、その時代ごとにふさわしい「天皇」像を国民が選ばなければならないはずです。

 本来的には伝統の踏まえ方に正解などありません。もし皇族にも基本的な人権を認めるべきという声が高まりつつ、同時にそれでもわが国には「天皇」がいなければならないとみなが思うのなら、これにかなった然るべき天皇や皇族のあり方を定めるべきでしょう。わたしは別に無理難題とも思いません。
 なにしろ「国民統合の象徴」ですから、決めるのは国民です。
 ただし、男女同権という観点からは、先回答にも書きましたが、わたしは女性天皇も可だと思っているものの、わが国は男女平等ランキングで世界105位という情けない国です。この国民の貧相な人権意識を反映した貧相な天皇増しか描けなくても、それはそれで仕方のないことなのかもしれません。
 天皇に即位する方にとってはまことに不幸なことだと思いますし、そのような天皇しかいだけない国民にとっても不幸だと思いますが。
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悠仁親王が生まれたので危機的状況は回避されたと思います。

現在と良く似た状態がありました。それを解決したのが26位の継体天皇です。皇位継承権を随分とさかのぼり、北陸に住んでいた宮様を天皇につけたのです。体制を継いだとの意味で継体天皇と名付けられたのです。悠仁親王が生まれるまでは、継体天皇の例に従って皇位継承が行なわれると思っていました。

http://www9.wind.ne.jp/chihiro-t/royal/Tennoke.htm
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 学問カテゴリーではなく社会カテゴリーでご質問されていますが、まずは「女帝」についての学問的回答から。



 本来、家系は父系の男子が継ぐべし、という観念は中国から輸入されたものでした。中国人は父から息子へと受けつがれる「気」というものがあり、これが血脈の核心だと考えていたのです。いっぽう古代の日本は双系社会であったと考えられており、中国から先進文明(と当時の人が思った)を受け入れても、意外に根づよく父系の男子にこだわらない気分が残っていたようです。後々まで血がつながらなくても家名を継がせることがあったのはこのためです。中国にはこの習慣はありません。
 古事記や日本書紀に記されている皇統、とくに継体・欽明朝以前の大王の系図はかなり改竄されていますが、これは中国式の観念にしたがって大王位が父系の男子によって継承されてきたようにつじつまを合わせることが目的の第一だと考えられています。
 しかしながら、この時代の大王でも飯豊王――記紀からは省かれているものの即位したことをうかがわせる有力な証拠があります――のような例外はありますが、基本的に男性だったと思われます。それというのも、このころの大王には神事を司ると同時に軍事指揮者であることも求められていたからです。神功皇后のようなフィクション性の強い女性もいますが、やはり戦争となると男性の仕事でしょう。

 奈良時代ともなると天皇から軍事指揮者の役割が失われ、この点にかぎっては男性でなければならない理由はなくなりました。しかし、中国由来の観念は少なくとも貴族のあいだでは常識化していったので、やはり天皇位は男子が継ぐものと考えられていたようです。
 いっぽうで、奈良時代の天皇は実際に政治を執ることが求められていたので、いくら父系の男子でも未成年者では務まりません。そこで、有資格者が条件を満たすまでの場つなぎとして、先帝の配偶者などの経験をつんだ者が女帝として即位したわけです。
 ところが時代が進んで天皇に期待される役割がもっぱら神事になると、幼帝であっても構わないというか、幼帝のほうが望ましいとさえなります。成年の天皇は自分で政治を執りたがりますが、そうするといろいろ間違いもしでかすことになります。しかし、現人神がまちがいでしたでは困るのです。
 この間、中国式の観念はより規範として確立されていったので、ますます女帝の出番はなくなりました。

 現代式の男女平等という理念からすると、女帝がいた時代はその後の時代より「進んでいた」と言いたくなりますが、しょせん結果論です。その後の時代の人からすれば「女帝など時代遅れ」だと感じられたでしょう。時代ごとの常識を異なる時代に当てはめるのはあまり意味がありません。
 ということは、逆に中世の常識を無批判に現代に当てはめるのも、はたして意味があることなのかよくよく考えなければなりません。伝統は必要がないかぎり改めるべきではないというのは一つの見識ですが、必要があっても改めないのはただの思考停止であり、旧套墨守です。頑迷固陋とも言いますか。
 ことにわが国の「保守派」が奉る伝統には明治以降の歴史しかなかったり、自分たちに都合よく切り貼りしただけにのものが眼につきます。この人たちの言う「伝統」を尊重する意味がどれだけあるのか疑問です。もっと言えば、父性社会と母性社会などという俗論に耳を傾ける価値はありません。

 ただ、現在天皇家に伝わる神事には男性でなければならないものもあると聞いていますので、安易に女帝を認めるわけにはいかないのも現実です。この辺は神事、すなわち信仰ですので、社会常識とは異なる規範意識が働きます。わたしは七五三や初詣で神社にお参りするくらいですが、まじめに神道を信仰する人たちを否定することはできません。
 いっぽうで、憲法に定められた「国民統合の象徴」という役割からは、男性でなければならないとの結論は導き出せません。あたりまえの話ですが、皇室典範よりも憲法が優先します。皇位を継承する必要があり、かつ憲法に期待される役割からそれにふさわしいのが具体的に愛子様であるのなら、わたしは女帝天皇で構わないと考えています。天皇家の神事はまた別途考えなければなりませんが。
 とはいえ、なにしろ「国民統合の象徴」なのですから、ことは国民の総意によって決めるべきでしょう。国民的議論の結果がやはり天皇は男性にかぎるとなるなら、個人的には残念ですが受け入れるしかないでしょうね。

この回答への補足

時には院政が敷かれ、天皇は形だけだったこともありましたね。
そんな歴史を振り返ってみると、本質的には天皇はいなくてもいいのかもしれません。
後続の方々には、基本的人権すらないというのも、現代にあってはまことに奇妙なことですね。
自分から後続を辞めたいという方が続出するようになった場合はどうするんでしょうね?

補足日時:2014/09/10 23:02
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/10 23:02

>中世以降、男尊女卑傾向が強まったのでしょうか?



未婚を強要する方が、男尊女卑傾向が強いのでは?
しかも、かなり短い間のリリーフですしね。

この回答への補足

天皇制度自体は、これからも存在意義を保血続けることができるのでしょうか?

補足日時:2014/09/10 22:58
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/10 22:59

天皇はすべて男系の血筋を引く天皇に継承されてきたのです。

昔の女性天皇はすべて男性天皇の直系を残すためのワンポイントリリーフです。女性天皇が一般男性と結婚して、その息子が天皇になったことはありません。

たとえば天皇の夫が早死にした場合に妻が女帝となり、自分の幼い子を次ぎの天皇にする場合です。その例としては斉明女帝が息子の天智天皇に継がせた例です。
息子が早死にして男の孫が残されたが、夫の天皇が亡くなった後に妻が女帝となり孫を天皇にする場合です。その例は推古女帝と持統女帝が孫のために一時的に天皇になったのです。

男系の血筋を引く皇位継承者は3人しかおらず、皇太子の徳仁親王と秋篠宮の文仁親王とその息子の悠仁親王が天皇になれる血筋なのです。悠仁親王がもしも亡くなると愛子内親王の目もあるが、旧宮家を復活させてその男子が天皇なる方が有力です。

この回答への補足

女帝は短期リリーフしかいなかったということですが、皇位継承権は、いつの時代もややこしいので、トラブルの元ですね。

補足日時:2014/09/10 22:57
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/10 22:58

天皇を神格化してる有識者とか言うアホな連中が


「皇統は男系男子で継がなければならない」と強固に主張しているためです

こいつらは過去の女帝の存在すら認めてませんね



皇室典範ていう皇族の法律が明治の古いのを使ってるから
「皇位は男系の男子に限って継承される」というこれを変えないかぎり女帝は不可です

一時期皇太子の娘が天皇になりかけました
しかし上記の識者連中はそれに猛反対
秋篠宮夫妻に男子を産ませて男系維持をはかりました


現在残っている皇族男子は…
天皇陛下 常陸宮殿下(天皇弟) 三笠宮さま(昭和天皇弟) 皇太子 秋篠宮さま 悠仁さま 
これだけです
前3人は高齢で 近いうちに亡くなられるでしょう
そうすると皇族の男子は 皇太子と秋篠宮と息子だけになります
日本の皇室も断絶の日が近いようです

この回答への補足

何か大相撲と似たところもあるような。
スポーツなのか、神事なのか。
皇族の方々も本当の意味でそろそろ人間扱いされてもいいのではないでしょうか?
何から何まで規則でがんじがらめ、常に国民に監視されている感じで、お気の毒だと思います。

補足日時:2014/09/06 18:54
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/10 22:56

天皇の歴史、女帝の歴史というものをどこまで理解していますか。


そのことをまず勉強してからの話しです。

単に現代が民主的で、男女平等が当たり前という論理とは、別次元の話しなのです。
日本の天皇の系譜というものは、世界的に見ても、特別です。
天照大神の子孫として「天孫降臨」した瓊瓊杵命(ニニギノミコト)の曾孫に当たるのが初代の神武天皇だと神話の世界では語られています。
勿論これは建国神話ですから、実際にそうだったというわけではありません。
当然、初期のころの天皇が実在したのかは分かりません。
しかし、その初期のころから、ずっと男系の血筋を持った天皇が続いてきました。

今、明確に存在が認められている第26代の継体天皇からでも、1500年以上は経過しています。
こんな国は世界中のどこにもありません。
中国にせよ英国にせよ、先の王朝を後の王朝が倒して、国の歴史が続いているのが現実です。

ある意味では、天皇家の歴史そのものが、無形文化遺産であるとも言えます。
ですから、日本の天皇は、特別の存在であり、世界各国からも最大の敬意を払われているのです。

過去に女帝が存在してはいますが、それはあくまで次の天皇の候補者がまだ幼いなどの理由で、中継ぎとして天皇に即位しただけであって、すべてその後は男系の男子が皇位を継承して来ました。

古代もそうですが、誰が次の天皇になるかは、成文化されたものはありませんでした。
その時々の政治情勢により、その都度決められたというのが実態だと言えるでしょう。

しかし明治維新を迎えて、近代国家を目指した政府は、法治国家としての整備を行います。
大日本帝国憲法が定められ、いろんな法律も作られましたが、皇室制度に関しては「皇室典範」ができ、この中で初めて天皇になる順序が法律の一つの規定となりました。
敗戦後は、憲法も改正され「日本国憲法」となり、それに併せて「皇室典範」も改正されました。

現在は、この「皇室典範」で、男系男子しか天皇にはなれないことになっています。
仮に女帝を認めようとするためには、「皇室典範」を改正しなければならないのです。
その場合でも、2つのやり方があると、私は考えています。

その1:女性が天皇になることは認めるが、その次の天皇は男系男子とする。
     (過去の例と同じく、中継ぎとして)
その2:男系男子にこだわらず、男女すべてを平等に年長順にする。
     (一見、近代の思想を反映した進歩的な内容とも見えるが、大きな間違い)

天皇と言う存在は、一般人と共通には考えられない。
天皇家には、我々と同じ戸籍はない。したがって選挙権さえない。
「皇族男子の婚姻は、皇室会議の議を経ることを要する」と皇室典範で定められているため、皇族に生まれた男子は、好きな女性ができたとしても、当事者同士で結婚の約束を結ぶことさえできない。
男系男子で1500年以上も連綿として受け継がれてきた世界でも稀な伝統が、途絶えてしまう。
一度途絶えたものはもう元に戻すことはできない。

天皇の仕事は、ハードである。
憲法に定められた「国事行為」を始め、「公的行為」の外国訪問・地方訪問・内外の賓客接待・新年の一般参賀・歌会始・園遊会など多忙を極める。
それだけではなく、天皇自らが直接神を祀られる親祭による「宮中祭祀」がある。
これらを日夜黙々と行われることは大変な重労働と言える。

これらが女性には荷が重すぎるとまでは言わないが、私の考えは、日本独自の伝統を守り続けていくことこそ、世界での存在感を高めることにつながるものだと信じています。

この回答への補足

皇室の方々は、どのように考えておられるのでしょう?
人権が無く、自由もない立場は辛くないのでしょうか?
昔イギリスの王子?が本人の意思で王室から脱退して一般人になったことがあるそうですね。
昭和天皇はその方と仲が良かったそうですが、内心羨ましく思われていてあのでしょうか?
ちょっと脱線しましたね。
すみません。

補足日時:2014/09/06 18:51
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/10 22:56

"昔はよくあった女性天皇"


  ↑
125代のうち、人数で8人、10代ですから
よくあったとは言えないでしょう。


”最近は男性ばかりなのはなぜ ”
    ↑
皇室典範という法律でそう定められているからです。

第一条 「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。」


”男女平等思想が普及している現代なのに、この問題については
 何で古代よりも遅れているのでしょう?”
     ↑
男女平等というのは、平等原則の一つですが、
天皇の存在そのものが平等原則の例外です。
その中で男女平等を主張するのは背理ですら
あります。


”将来、皇太子夫妻の娘さんにすんなり天皇として即位して
 いただくことに何か問題があるのですか?”
     ↑
いくつかの理由が挙げられています。

1,初代の天皇が男ですから、伝統を守るためには
 男の方が望ましいのです。

2,天皇は神主なので、男性の方が都合が良いのです。
 神道の神は血を嫌うので生理中の巫女は神事に参加できません。
 宮中祭祀の中には天皇しか行えないものがあります。
 女性には月の障りで国家安泰を願う重要な祭祀が行え
 ないリスクがあり、男性にはそれがないという事です。

3,欧米が父性社会であるのに対し、日本は母性社会です。
 母性社会は何もかも包み込む、優しい社会です。
 苛烈な競争を嫌い、能力による差別を嫌います。
 敗者に優しい判官贔屓になり、のび太が主人公になれる
 社会です。
 犯罪の発生が少ない国になります。

 こういう社会はそれなりの素晴らしい点も多いのですが、
 反面欠点もあります。
 自我が弱く自律を妨げます。
 登校拒否とか対人恐怖症なんてのは母性社会の弊害です。
 特に、対人恐怖症は日本人がダントツに多い病気です。

 男性天皇の存在は、こういう母性社会の病理を
 少しでも減らせることが期待できます。

 法律を変えて、女性天皇を認めてもよいと思いますが
 少なくとも男系は維持すべきだと考えます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/10 22:55

昔はよくあったか・・・


全125代中592~1762年の6例のみが女帝なんですが・・・

17世紀以前の天皇という位は、「神」でしたので、神様に性別は、それほど性別とに拘らず
「この日本に天照大御神の子孫が居られる」でまとまったけれど。

天皇を人として男女平等と考える事自体が時代の流れなんだろうか??

「古代よりも遅れているのでしょう?」

質問者様は天皇陛下は「神」として崇めてるのでしょうか?
それでしたら、男女となど考えずに、「神」として崇めていれば問題ないですよ。

この回答への補足

性別がどうでもいいなら、後継者問題を心配する声は出ないはずですが、どうもそうでもないようで。
まだ国民の大多数は、天皇は男性に限ると考えているのでしょうか?

補足日時:2014/09/06 15:23
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/10 22:53

今でも機会があればなりますよ。



機会がないだけです。

この回答への補足

機会を作らせなかったということはありませんか?

補足日時:2014/09/06 15:06
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2014/09/10 22:52

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