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坂本龍一さんって正確ものすごい悪いらしいですけどそんな人でも戦場のメリークリスマスの曲みたいな名曲をたくさん作っていますよね。
私は音楽って個人の個性が出るものだと思っていますがあれはどういうことなのでしょう。
あんなのからあんな綺麗な曲が産みでてくるのが不思議でたまりません。
そこで質問なのですが坂本龍一さんが名曲を作れる理由はなんだと思いますか。

A 回答 (2件)

う~ん・・・日本で知られているような過去のクラシック作曲家はみんな、坂本龍一なんて比較にならないくらい性格悪いと思います。


例えばドビュッシーのように攻撃的で内向的で人当たりや素行が悪いとみなされていた作曲家はいますが、だからと言ってラヴェルのように「人懐っこく大衆に愛されていた」と言われるような作曲家でも、やはり他者批判や皮肉はしっかりしています。
欧米ではポップミュージックの世界でも同じです。ビートルズの各メンバーは、みんな基本的に毒舌屋で皮肉屋で冷酷です。とても「いい人」等と言われるようなタイプではないです。・・・ヨーロッパではその流れは今でも若手ロックアーティストに引き継がれていますね。

坂本龍一は確かに我が強く同業者に厳しいですが、あんなのは欧米のクリエイターやアーティストの世界では「性格悪い」部類にも入らないと思います。欧米では「自分が評価出来ない対象への批判」というのは表現者にとって当たり前の「自己表現」の1つだからです。「表現作品」というものと本気で向き合っているからこそ。
「優れたアーティストは悪口なんて言わない」等とわけのわからないことを本気で言ってしまう音楽ファンがいるような日本とは状況が全く違います。

日本で「性格悪い」というとまず「人に優しくない」という意味が考えられますが、まず「美しい作品を作る」「優しい作品を作る」ということと、「他者に厳しい」「我が強い」ということは、切り離して考えた方がいいです。
アーティストというのは「我が強く、気難しく、自分が認めないものは徹底的に受け入れない」ものなんですよ。だからこそ最高の独自の「美」を生み出し、それがある世界を変え、時代を超えられる作品になれるのです。「誰にも嫌われない」というスタンスで何かを生み出そうとしても、いずれ限界が来てしまうんです。「多数派に通用する(言い換えるとグローバリズム)」という意味でそこそこいいビジネスにはなるのかもしれませんが、そういう作品は結局「後々まで残る」強さを持たない。でも一方で、自分だけの「美」を本気で追求しようとすると、どうしても結果的に「敵」を生んでしまうもの。
・・・・これを理解出来る人は、少なくとも日本国内では本職のクリエイターでさえそう多くはないのかもしれません。欧米ではありきたりな考え方なんですけどね。これが結果的に日本とヨーロッパのクリエイター業界の「差」になっていることは確かですね。
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この回答へのお礼

なるほど確かに他人に配慮しすぎるようでは自分の音楽はつくりだせなさそうですね。ご回答ありがとうございました

お礼日時:2014/11/30 00:04

日常生活を描く人が、日常生活からかけ離れた生活していては無理でしょうが、



非日常を描く人が、日常生活に完璧に適合できると期待するのも無理かな、と思います。

それが、文章であろうが絵画であろうが写真であろうが映画であろうが音楽であろうが・・・
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この回答へのお礼

適合できないからこその一般人が美しいと感じる音楽になるのですかね、ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2014/11/30 00:04

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