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何に投資をすればよいでしょうか。

21歳大学生です。
両親から110万の贈与を受けたので、投資に回そうと思います。
来年から相続税対策のために毎年110万円贈与してくれるそうです。
年内の分の期限が迫っているのですぐに決めないといけないそうです。

両親が内藤証券でNISA口座を作ってくれたので、そこから投資をしようと思います。
(1)内藤証券のNISA口座というのは適切な口座でしょうか?


(2)投資先はどうするべきでしょうか。
両親は20%ほど利回りのあるワールドリートオープンと
アジア・オセアニア高配当成長株オープンというもの
2つを薦めてくれています。

投資先はこの2つで良いのでしょうか?
それとも、ポートフォリオを組んで2つ以外のものにも投資をした方が良いのでしょうか?


もし後者なら、バフェットが保有しているとされているウェルズファーゴやコカコーラなどの株、
株主優待が良さそうな吉野家と日清食品の株に投資したい気持ちはあるのですが、適切なのか分かりません。
もしかしたら、これに加えて他の日本と世界の債券、株式GOLD、プラチナも細分してポートフォリオに入れた方が良いのでしょうか。
よろしくお願いします。

A 回答 (10件)

こんにちわ。

二回目です。華の金曜日に、手短にお手伝いします。

貴方はNISAをする必要はないと考えます。前に書いたとおり、NISAにより税金が減る場合と増える場合があります。どちらに転ぶか不明ですので、無視するが良い。またNISA(小額投資非課税制度)は最大500万円の元本が対象です。読んで字の如くに、庶民を相手にする小額な制度です。年110万円及び相続3億円の貴方が気にする制度ではありません。

VTI(アメリカ株・全業種・全サイズ・受身運用)を選んだとのことですが、良い選択です。チャールズエリス「敗者のゲーム」の図1-1によると、68%のアクティブファンドはインデックスに勝てない。またSP500の1970年~2013年の利率が年10.40%ということを考えると、SP500(大型)・SP400(中型)・SP600(小型)を混ぜたVTIは最適。買ったら放置するだけで良い。放置プレイで年10.40%。放置するのが最高の投資法です。下手に売買を繰り返す人は負けます。無駄な努力は実らない。

CAGR(年利)10.40%はココ↓
http://en.wikipedia.org/wiki/S%26P_500

また、インデックス投信は銘柄の組み換えが非常に少ない。VOOの銘柄組換率は3.40%、VTIは4.30%です。よって実現利益がほとんど発生しません。含み益に税金は発生しない。僅かな実現利益と配当金にだけ税金が発生するので、インデックス投信を選ぶならば、税金対策にNISAを使う必要も薄いです。

「株式のみ(債券なし)に投資する投資信託の商品だけを持っておけばそれでOKということでしょうか?」との質問ですが、答えはいたってシンプルです。株のみで良いのです。ジェレミーシーゲル教授「株式投資」の図1-4に、1801年に投資した1ドルが、インフレ調整済みで、2006年までに幾らに育ったかの表があります。預金に投じていたら0.06ドル、純金ならば1.95ドル、債権なら301ドル、株なら755,163ドル(タイプミスではない)になったとあります。インフレに一番強いのは株です。

オマハの賢人・ウォーレンバフェット氏が2013年度版株主への手紙にて、妻への遺産の運用について語っています。子曰く「10%を短期国債に、90%を低コストのSP500インデックスに。VanguardのSP500です。この方法でほとんどの投資家に勝てます」と。Vanguardを名指し。ウォーレンバフェット氏とジャックボーグル氏との奇跡の邂逅。

ココの本分20頁(PDF19頁)↓
http://www.berkshirehathaway.com/letters/2013ltr …

バフェット氏が16歳年下の妻に残す遺産で、債権は10%のみです。巷では、「年齢%を債権に」とか言います。バフェット氏は御歳84ですので、巷の見識では債権84%になります。債権84%などありえない選択です。貴方は21歳とお若いので、株100%が最善でありましょう。債権ではインフレとまともに戦えません。ついでに、純金も不要です。

1984年10月から今までの純金価額はココ↓。
http://www.indexmundi.com/commodities/?commodity …

1984年に341ドルだった純金は、今1,222.49ドルです。年率4.34%の上昇です。その間のSP500の上昇は11%強です。この世に純金しか投資対象がないならば、純金に投資するのは合理的です。しかしSP500が存在する今、11%を袖にして僅か4.34%を選ぶ必要はありません。しかも信託報酬は、VTIが0.05%、IAUは0.25%です。また「純金積み立てコツコツ♪」のCMでお馴染のあの会社では、購入時手数料が最大5%です。利率4.34%年から購入時手数料5%を引いた残りが、純金投資家の取り分です。

債権・純金・株を比べると、手数料が一番低いのは株、リターンが一番高いのも株、インフレに一番強いのも株です。バフェット氏も「I believe that over any extended period of time this category of investing will prove to be the runaway winner among the three we’ve examined. More important, it will be by far the safest.」と書いています。

結論。

投資対象は株のみ。主戦場はアメリカ、SP500などインデックスのみ。日本株は8%以下。

良い投資を。

この回答への補足

おそらく、アメリカかその辺り在住?で華の金曜日だったのですね。
失礼しました笑

本当に質問ばかりですみません↓ 時間があればで良いので、どうか教えて頂けないでしょうか?
私はCrusadessさんの弟子入りさせてもらいたいくらいです。

◯資産を守る
両親の3億円ですが、両親は適切な方法では運用していないように思います。運用の知識もほとんどないように見えます。
(例えば、豪ドルを買って預金したり、投資信託を証券会社の人の言われるままに頻繁に売買していたり、最初の質問文に挙げたワールドリートを30万円分だけ購入したり、1つの会社の社債を数百万単位で買ってみたり。)
更に、投資の話について議論しても母は投資経験が35年ほどあるので、耳を傾けてくれません。
母は読書嫌いなので、本を薦めたのですが、読んでくれません。
NISAも使わないと気がすまないみたいです。
父は本を読んでくれましたが、かなり理系よりの人で、経済に関する知識にはとても乏しい感じがします。
(両親とも優しくて良い両親です)

インフレ、日本円の価値の下落、日本の株価の下落といった問題が起こる可能性を考えると、両親に海外の株式に資産を向けるように説得したいです。
私は金銭面では3億円ほどを維持してもらえたらそれで十分すぎるくらいなのですが、両親の持つ資産が危ない目にあっていないか不安です。
また、これから高齢になるので、悪い人にだまし取られないかとも不安になります。

◯保険
それと、上記の分からないことリストに挙げた保険についてですが、自転車で誰かにぶつかって8000万円の賠償金を払わされたという話を聞いたことがあります。そういった時に金銭面だけでも助けてもらえるような保険に入った方が良いのではないかと考えていました。やはり入るべきでしょうか?火災保険や地震保険には入っておくべきでしょうか?

◯その他の投資対象
この最近気になっていたクラウドバンクというのは投資対象としてどうでしょうか?(両親の3億円の投資対象の一部として)
https://crowdbank.jp

もし、畑やアパート2棟を相続したら、これは売却した方が良いと思われますか?

補足日時:2014/11/23 23:23
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
昨日は華の土曜日でしたね。
手短かと仰いつつ、これほど丁寧に教えて下さり本当にありがとうございます。

確かに、よく考えたらNISAは要らないですね。
これほど賢明な方にアドバイス頂けるなんて嬉しいです。
投資経験は何年くらい持ってはるのでしょうか?
それと、どうして無料でこれだけのことを親切に教えて頂けるのでしょうか?

また質問ばかり多くてすみません。もし時間があればで構わないので、よければお返事お願いします。


◯VTIの購入について
SBI証券の口座からVTIを購入したいのですが、どのようにすれば良いのでしょうか?
(三井住友版バンガードがありましたが、信託報酬がVTIの0.05%でなく1%を越えています。)

新しくバンガード証券?の口座を開いて購入すれば良いのでしょうか?
バンガード証券の口座を開くなら、どのようにして開けば良いでしょうか?

これから先、3億円を実際に扱うことになった時、VTIを何%ほど保有するのが良いでしょうか?
また、この先、最大で80年後くらいまでこのVTIを保有していれば良いのでしょうか?
それとも投資先を増やしたり、変えたりするべきなのでしょうか?

◯VTIの購入の是非
このVTIの運用成績はダウ平均よりリスクが大きいのではないでしょうか?

S&P500はここ10年程は大きくブレており、
http://ecodb.net/stock/dow.html ←ダウ平均株価の方が安定しているような気もします。

ダウ平均はS&P500に対して相対的に低リスク、低リターンということですか?
よって、長期的にみればS&Pの方が優位ということでしょうか?

仰る通り、VTI(S&P500)を低コストで購入したいです。
今、株高なような気がしますが、投資時期は今で良いでしょうか?


◯アセットアロケーションについて

それでは
アメリカ株に60%、
日本の株に5%、
その他の株に35%
くらいで良いのでしょうか?アメリカの株の比重がもっと大きい方が良いでしょうか?

◯株式と運用について
それと、バフェットの手紙にある債券10%は何の目的での10%なのでしょうか?

「バビロンの大富豪」におけるバビロン帝国の崩壊、エボラ出血熱の大流行、世界大戦
のようなことが起こっても株式は安全なのでしょうか?

短期に売買する人が負けるのであれば、どうしてBNFさんやCISさんといった人が出てくるのでしょうか?
また、バフェットのようになるには最初はインデックスのみ→経験を積んでから優良個別銘柄長期保有という形を取るのが良いでしょうか?

◯もっと教えてもらえないかのお願い
貴方は、どういった経歴の方なのでしょうか?
これだけのことを考えられる人はよほど優秀な方なのでしょう?

◯今、分からなくて困っていることリスト
・お金と結婚(結婚後に遺産目当てに殺されないようにしたい)
・今持っている資産を守るには?(盗まれたりしないようにしたい)
・保険とかってどれに入るべき?
・全ての資産を一括で管理する方法を知りたい
・両親の持つ畑3カ所+アパート棟、外貨などはどうするべき?
・英語学の卒論(自分と社会の将来に役に立つことを書きたいが何を書けば良いか分かりません。)
・就職先をどうするべきか。

◯就職について
長い目で見て、今は投資やお金のことを考える時期ではなく、就職のことを先に終わらせた方が良いのかも知れないです。
就職先が決まってから就職するまでに勉強できる時間があると思うので。

現在、自分で言うのもなんですが、いわゆる旧帝大と呼ばれる大学の3回生で、あまりこの選択をする人はいないのですが、
将来は保育士(公立の)になりたいと考えています。(独学で資格を取りました)
もしそれに落ちたら、全然違う道ですが、総合商社か英語の教師かとりあえず大企業に行こうか考えています。
大企業とかに行ったとしても、毎年公立の保育士の採用試験を受けようと思っています。

この考え方は適切なのでしょうか?

せっかく企業に行くならアメリカで働きたいので、外資金融とかにも少し興味があります。
労働時間が長いそうで自分がやっていけるか不安ですが。
そもそも就職活動は他の人の何倍もやりましたが、就職について色々な面で全然分かりません。

◯大学院進学について
お金の知識をつけるのが重要だと最近分かって来たので、就職せず、国内の大学院(一橋、神戸あたり?)かMBAも取れるアメリカの大学でお金の知識をつけたい気もします。それが可能かも知らないですが。
(私は経済学部在学中ではないです。)(但し、公務員試験の年齢制限が26歳。。)

ただ、お金の不安がなくなれば、保育に関わる仕事、執筆活動、これまで書き溜めて来たアイデアで特許を取れないか確かめるといったことをやりたいです。

お礼日時:2014/11/23 11:14

以前投資信託で運用していたのですが、


結論からすると投資信託ではあまりもうかりませんでした。

そこで、運用先を変更して最近はFXで運用をしています。
正しい知識を身につければ儲けることができると思います。

本気で投資で儲けたいのであれば、NISAとかで運用する
考え方もやめたほうがよいと思います。

少し、失礼なことを言って申し訳けございません。

投資のスタイルは人それぞれなので、一概には言えませんが、
ご参考にFXでの運用も検討されてはいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

そうですね。私もやったことがないので、理屈上は儲かっても実際には儲からないのかも知れないです。

ただ、ここ30年の間は、
http://www.tsurao.com/archives/2014-11-05-1821109(世界全体の株)またはS&P500(アメリカ株)を手数料の低い証券で
長期保有していれば、投資信託で儲かったのではないでしょうか?

将来的にFXも検討してみようと思います。
FXは2ちゃんねるという掲示板で、短期的に大もうけした後に借金まみれや自己破産になった人を大量に見たので、現時点では怖くて手を出せず、もっとよく勉強してからにしてみようと思います。

お礼日時:2014/11/25 23:25

また出てきてしまいました。



生命保険協会のパンフレットと書いてしまいましたが、別団体でだしているようです。すみません。
http://www.jili.or.jp/h_guide/top.html

保険は基本、対象となる期間と対象となる事象が何かをはっきりさせて、それが自分にとってリスクヘッジすべきことなのかを考えて入るべきです。
(例えば定期死亡保険なら、その期間に死んだとき保険金が出るのですから、自分が死んだとき経済的に困る人がいなければ入る必要性が低くなります)

リスクヘッジという観点で見たとき、値動き以外にも流動性(必要なときに現金化したり、要は生活の足しにできるか)も考えなくてはいけません。例えばアメリカのETFを買ったとして、万が一日米間で戦争が勃発すると、日本人の持つアメリカの資産は封鎖されてしまい(少なくとも、売り注文を出せる状況ではなくなる)、いくら株が上がっても(しかもそのETFの投資先が中立国だったとしても)投資した人間には何の意味もなくなってしまいます。そこまで極端でなくても、市場そのものが一時的に閉鎖して売却できなくなることは起こりえます。長期運用という前提であればこういったことは「ノイズ」にすぎませんが、万一のことを考えるということなら考慮の対象にしなければいけません。(ただし金も取引コストや保管コストが高いので、ある程度の資産家でないと現物で持つ意味がなくなります)

ちなみにVTI自体はコストも含めてすぐれている商品の一つだと思います。ただし、1回の投資金額が小さいと売買手数料が(保有コストの安さを帳消しにしかねないほど)非常に割高につく場合もあるという点はお忘れなく。また、ドル建て商品でなくとも、投資先がドル建て商品で、為替ヘッジのないタイプであれば、実質ドルに投資していることになります(為替変動分は円表示の価格に反映されるため)。

多分質問が質問を呼ぶ格好になってきていますので、このあたりで一度締めて、改めて項目ごとに質問を立て直した方がよろしいかと思います。
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この回答へのお礼

保険の案内のサイトの紹介ありがとうございます。非常に分かり易い感じなので、また冬休みに読ませていただきますね。

◯アメリカのETFについて
これから日米関係がそこまで悪くなるとは思いにくいのですが、確立がゼロではないので気をつけようと思います。
バンガードの商品は資産全体の7割くらいまでにしておいた方が良いのかも知れませんね。

私は将来は更に円安になると思うので、ドルに投資で良いと思っています。

◯VTIの売買手数料
♯2の方が、
0.00% 購入時手数料
0.05% 信託報酬
0.00% 留保額
8.72% 成績(単年度換算)と挙げられていますが、
VTIを安く購入できる方法はないのでしょうか?(SBI証券で購入すると3000円近くかかるようです。)

今は少し忙しいので、また12月の中旬以降にまた新しく項目ごとに質問を立て直そうと思います。

4回も非常に分かり易く説明して下さりありがとうございました。

お礼日時:2014/11/26 10:08

#3&4&7です。

また出てきました。

3回目なのでちょっと厳しいことから入りますが、質問者さん自身の資産ですから、もう少しご自身で調べる方法を探してみた方がよいように思います。
たとえばVTIの購入方法。検索サイトで「VTI ETF 購入」と入れて検索すれば、日本の証券会社経由で購入する方法を記したサイトが出てきます。ご自身で検索して、そこで出てきた方法を証券会社のサイトで更に確認してみる。これくらいは自分でやる癖をつけないと、情報の入手も大変ですし、不正確な情報に振り回されかねません(悪意の情報だけでなく、善意の助言者が言うことが最新かつ正確な情報とは限らない)。
手数料のことも同じで、購入手数料や信託報酬、留保額については目論見書(日本の投信の場合ネットに公開されているものも多くあります)にも最低限の説明はありますし、これまた「投資信託」というキーワードとセットで検索すればそれなりの情報はわかります。
※ちなみに、頻繁に売買しないのであれば、買うときだけかかる購入手数料、売却時のみかかる留保額よりも、毎年かかる信託報酬の方が長期運用のコストには響きます。ただし、上場型投信(ETF)の場合は売買手数料は株式と一緒ですし、極端な話価格も市場が決めるため一時的には投資信託の資産価値と乖離する可能性があります。

投資信託は適切な商品が事前にわかるなら、自分がもとうと思う分野の資産ごとに1つのインデックスを決めて、そのインデックスになるべく忠実にな動きをしてかつ手数料の安いものを1つずつもてはよいことになります。しかし、実際には事前に適切な商品を特定することはできません。過去どんなに優れた商品であっても、今後もその商品が手数料が安いまま続く保証はありませんし、インデックス自体がマーケットの動きを適切に表し続けるかもわかりません。
※日本の株式で有名なインデックスには日経平均株価がありますが、かつて大幅に銘柄を入れ替えてしまったことがあります。結果としてインデックスファンドもそれに追従せざるを得ず、その動きを先取りできた(インデックスファンドは日経平均の銘柄入れ替え日まで動けないので)機関投資家に一時的に有利になったということがあります。

その意味では、証券会社や投信会社が倒産するリスク(一時的にせよ資産が動かせなくなる)も併せて、ある程度の資産規模になるようなら複数の窓口で商品を持つことには意味があります。ただ、資産が大きいからといってむやみに投信の数を増やす必要はありません。

もう一つ、億単位の資産を持つのであれば、「増やすこと」だけではなく「減らさないこと」も考える必要はあります。そこまでたどり着かない大多数の個人投資家や、資産の9割が消えても十分大金持ちとなる大資産家なら金を持つ必要はないでしょうが、質問者さんの立場なら「想定外の経済混乱や戦争」があったときでも最低限の資産を残すためにはどうすればいいか、も考える必要があります。金は資産を増やす効果は期待できなくても、(購買力という観点で)大きく減らさないというメリットは持っています。
ただし、今の時点ではそこまで考える必要はありません。ご両親の資産はご両親が(相続分も含めて)築いたものであって、質問者さんには口を挟む余地はないからです。本当に詐欺に遭うようなら止めるべきでしょうが、適切でない運用をしたとしても、それはご両親が自己責任で責めを負うべき話だからです。

保険のことも書かれていますが、生命保険協会のパンフレット(生保の営業担当者と違い、保険の機能を淡々と説明してくれる小冊子があります)などを一読し、あとはちまたの書籍を複数読み比べても徐々に保険や資産の知識は身につくと思います。大切なことは、一つの意見を極端に鵜呑みにせず、ある程度冷めた目で読むことです。特に、言い切り型での説明には気をつけること。未来は所詮確率でしか語れるものではなく、「この世で唯一確実なのは、そのこと以外確実なことが存在しないこと」くらいなのですから。

個人的にはバフェットの資産運用は、基軸通貨国の資産家だからできることで、日本で生活する場合は為替の影響も加味しなければならないのではないかとは思います。また、彼の場合資産を増やした方法はむしろインデックスに代表されるような分散投資ではなく、むしろ集中投資です(それ自体はすさまじいことです)。バフェットの場合、「自社(バフェットは投資会社バークシャーハサウェイの会長です)以外ではS&Pインデックスを長期にわたって上回っている投資会社はほぼいない」といいたいのへないかと思います。バフェットを信じるのであればインデックス投信だけでなくハサウェイの株式(アメリカ株ですが)にも一定の投資をしろ、インデックスを上回るアクティブ投信は存在するし、それに対する投資を無意味とまではいえない、といわなければ筋が通りません。

この回答への補足

長期保有をする場合、信託報酬の影響が大きいということですがVTI(信託報酬0.05%)が最も安いと思いました。
インデックスのファンドなので、多分他のファンドでも大きく違わないだろうし、SBI証券でも最も購入されている商品の1つのようなので、このVTIは良い商品なのだろうと判断しました。

補足日時:2014/11/24 23:28
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この回答へのお礼

3度も回答ありがとうございます。
否定的な意見もとても勉強になります。
私の為を思って書いて下さり、本当にありがとうございます。


自分でもう少し調べれば良かったです。気をつけます。
「VTI 購入」と検索してみたりしたのですが、欲しい情報が出てこなかったのと、
バンガード証券の口座を開かないとVTIを買えないものと勘違いをしていたので、
なかなか見つからずに質問してしまいました。
それと、自分の文を読み返してみると質問が多すぎですね。回答して下さった方々申し訳ありませんでした。

複数の窓口があった方が良いのですね。なら、今口座を申し込んでいるSBI証券に加えてマネックス証券の口座も開いてみようと思います。

資産を減らさないことはとても重要ですね。上手くこの資産を使えば一生金銭面で悲惨なことにはならないと思うので。
株式のみにするか、GOLDも含めるかもう一度よく考えてみようと思います。

私がGOLDを入れなくても良いのかも知れないと思った理由は以下の通りです。

この表↓の通りに運用できるのかは知らないですが、もし運用出来るならば、
http://www.tsurao.com/archives/2014-11-05-1821109(下の方の「世界全体の株、債券、現金」)

株式は、2つの世界大戦、1920sの金融危機、オイルショック、リーマンショックを乗り越えているように思います。(もしかしたら、iindex連動が難しいのかも知れないです)

この表からは、GOLDは要らないのかも知れないと思いました。
また、私が今読んでいる「内藤忍の資産設計塾」という本にも“必ずしも必要ではない”という表現が使われていました。

ただ、私はあまり詳しくないので、色んなものを読んでじっくり調べていこうと思います。

◯保険

保険について、今までに5冊くらい本を読んだり保険のおばちゃんと話したりしてみましたが、あまりしっくり来ませんでした。
生命保険協会のパンフレットの存在は知らなかったので、今度の冬休みに読んでみようと思います。

◯バフェットの運用などについて

確かに、基軸通貨国であればより運用がし易そうですね。

日本にいても、これから日本は円安に向かう可能性が高いと思っているので(相対的学力の低下、人口減少、少子化、技術力の相対的低下)、今のうちにアメリカのindex投信を購入するべきかなと個人的には思いました。
これから円安になれば、米国株の上昇×円安の効果で良い運用成果が出せる気がします。

ハサウェイにも投資をしようと思ったのですが、バフェットも高齢になられているので投資先としては適切なのだろうか?と
思っていました。また今度、投資対象として検討してみようと思います。

集中投資やその他のアクティブファンドに関しては、今は自分自身の知識不足で良いファンドを選択できる力がないので選択肢から外そうと思っています。そういったアクティブファンドを選択できる人や優良な個別銘柄を選択できる人はすごいですね。

お礼日時:2014/11/24 23:10

#3&4です。



基本的には投資信託という時点で投資銘柄は分散されていますので、「投資対象」を分散させることが有効です。その意味で、コメントされている銘柄が何に投資しているかを見てみると…(ちなみに、これらはファンド名で検索して、「交付目論見書」を探すと最初の数ページのうちに記載があります)
1 野村 外国株式インデックスファンド→MSCI-KOKUSAI(日本を除く先進国で構成された株価指数)に連動するように投資、要するに、日本以外の先進国株式が対象
2 外国株式インデックスe→MSCI-KOKUSAIに連動するよう投資(1と同じ)
3 野村 インデックスF・外国REIT 『愛称:Funds-i 外国REIT』→S&P先進国(除く日本)リート指数に連動するように投資、つまり日本以外のリートファンドの値動きに投資(実質は不動産市場への投資だが、リートでかかるコスト分不動産への直接投資よりパフォーマンスが悪くなる)
4 バンカード・トータル・ストック・マーケットETF→USトータル・マーケット・インデックスに連動するよう投資(アメリカの公開株式全体の動きに連動)つまり、アメリカ株が対象
5 ブラックロッククオリティアロケーションファンド →世界の株式と債券に投資。どの投資先にいくら投資するかはファンドが決めるので、インデックスファンドではありません。
6 世界経済インデックスファンド→国内・海外(新興国含む)の株式と債券のインデックスファンドに投資。どの分野に何割投資するかは一応決まっているが、将来変更される可能性がある。
7 セゾンバンガードグローバルバランスファンド→国内・海外の株式と債券のインデックスファンドに投資(ただし、債券は日・米・欧のみ)。どの分野に何割投資するかは一応決まっているが、将来変更される可能性がある。
※残り3つはファンド名で投資先の想像がつくので略します。
これだと、例えば5はインデックスファンドとは言い難いこととか、1と2は投資先に関しては同じ(なので、指標との連動性や手数料でどちらか1つだけ買えば十分))ということはわかるかと思います。
同じように、自分でどのマーケットにどのくらい投資するか決めるのであれば、6とか7のファンドは使いにくいということも言えます。ファンドの数か増えてしまう面倒はありますが、「アメリカ株のインデックス」「欧州株のインデックス」(または、日本以外の先進国株のインデックスとか)といった具合に投資する市場を絞り込んだファンドを複数もてば、自分の相場観で投資割合を変動させる(例えばそろそろ日本の株が上がると思ったらその比率を高めにするとか)ことも簡単です。

どの分野に何割の資産を向けるかはまさに運用成果を左右する問題ですが、こればかりは予想するしかありません。平均をとるなら、現在のGDP比率に近づけるというのも一案ですし、それに自分なりの見込を加味する(たとえば、日本経済の将来を楽観するなら増やすし、悲観するなら減らす)というのもおすすめです。
質問者さんの状況なら、とりあえず安定収入がありそうなので債券投資は低めにして、株式(残高がないからせいぜい日本・先進国(分けるなら米と欧に)・新興国くらいでクラス分けして比率を決めるのでよろしいかと思います。

最後に、投資単位がいくらなのかのチェックも忘れないようにしてください。少額で投資する場合、数万円単位で投資できる商品にしないと分散投資もできませんし、投資比率を下げたくてもその商品を全部売るしかなくなるなんてことになりかねません。分散投資にするなら、基本的には比率を下げるにしてもよほどのことがない限りゼロにするのは個人的には得策ではないと思っています。
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この回答へのお礼

親切に教えて下さりありがとうございます。
こんな優秀な方に教えて頂けるなんてとても嬉しいです。感謝してます。


自分が今考えているアロケーションは、下記の通りです。(両親の3億円も合わせた場合←今は勉強不足なので、実行しない。)

◯海外株式(全てindexの投資信託)
・米国45%→55%(下記の日本株式売却後)
・欧州5%
・新興国index5%→15%(下記の日本株式売却後)

◯海外国債
・10%

◯日本株式(indexの投資信託)
・25%→5%(日経平均が20000円で売却し、海外の株式へ投資)

◯日本国債
・5%

ネットでのアドバイスを参考にすると、国債は若いうちは不要で日本はこれから相対的にGDPが低下するということなので、
投資単位の問題も含めて、自分自身の毎年の(110万+労働収入200万くらい?)は外国株式100%でも良いのかなという気がします。
その場合、下記の通りの割合にしてみたらいいかなと思っています。(適切かどうかは分かりません。)

◯海外株式

・欧米60%
・新興国40%

そこで具体的に商品を探してみましたが、
購入時手数料、信託報酬、留保額、その他様々な違いがあってどれが良いのか良く分からないです。

例えば、モーニングスターのサイトで新興国のindex投資信託を検索し、”SMTアジア新興国インデックス”というのを見つけましたが、3.24%もの手数料を購入時にとられるそうです。高いような気がします。

また♯2の方が紹介して下さっている手数料が極端に安いVTIですが、SBI証券で探しても見つからず、どのように購入するのか分かりません。(三井住友版バンガードがありましたが、信託報酬がVTIの0.05%でなく1%を越えています。)

それと、SBI証券のホームページで見つけた
ニッセイ日経225インデックス
Funds-i(野村証券)(アメリカのindex?)
三井住友TAMー外国株式インデックスe(アメリカのindex?)
を購入しようか迷っていますが、これらが自分にとって適切な商品なのかよく分かりません。

さらに、投資信託はいくつくらいに分けてもつのが適切なのかも分かりません。
110万であれば3~4つ
1000万で10個ほど
3億円で20個ほど
のような感じなのでしょうか?

適切でない投資信託を購入してしまうと大きく損失を出しかねないので、もう少し勉強をしてから購入する方が懸命かも知れないですね。
今後、少なくとも10年間に渡って購入すべき適切な商品(具体的な購入手続き含め)が分かり次第、 購入しようと思います。

質問をいくつも書いていますが、私はどんどん質問したいことが出てきてしまうので書かせてもらいました。
返信は時間があればで構わないので。私の為に時間を裂いてもらって申し訳ないです。本当にありがとうございます。

お礼日時:2014/11/22 22:18

(1)について、ご両親が作ってくれた口座であれば、


まずはその口座を利用してください。
自分の投資方針が確立された後、その方針に合う
金融機関に口座を作れば良いと思います。
先は長いのですから、焦りは禁物です。

(2)について、ご両親がすすめてくれた投資先に
投資される事をお勧めします。
最初の110万円は、すすめられるままに投資し、次回から
ご自分で判断されても遅くないと思われます。
1年間、しっかり資産運用について勉強してください。

数十年の投資経験から言える事は、投資先は時代によって
変えていかなければ、成功しないと理解してください。
一例として、リーマンショック後に世界中の多くの中央銀行が
ゴールドを売却から買入れに180度転換しました。
米ドル保有のリスクを軽減するためで、暗にアメリカの時代の
終焉を示唆していると感じています。

今後も世界の経済状況は激変していくと予想しています。
質問者さんは恵まれた環境と思われるので、目先や短期の利益を
追及するのではく、中長期的視野に立って運用を考えてください。
一点だけ、資産の保険と言われているゴールドを、総資産の10%
ぐらいは持っていたほうが良いです。
ハイパーインフレ、大恐慌、日本破綻などでも資産を守ってくれます。

過去の経済の歴史も調べられることをお勧めします。
現在を把握し、過去を理解すれば、未来が見えてくると思います。
焦らず、ゆっくり、慎重に歩まれるように願っています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
長い経験を持っていらっしゃる方の意見はとても参考になります。

少なくとも自分自身の資産が1000万を越えて来た当たりで金を積み立て始めようかなと思っています。
両親と金を持つか持たないか話し合ってみますね。

証券口座と投資先についてはSBIのNISA口座+当面はインデックスの投資信託ということでもう両親に伝えたので、アドバイスを頂いているのに申し訳ないですが、SBIの方で行こうと思っています。


投資先を時代によって変えていかないといけないのですか。
世界全体のインデックスの投資信託を中心に購入し、リバランスしながら
ず~っと保有しておこうと思っていたのですが、この方法では駄目なのでしょうか?
数年おきに適切な銘柄を選ばないとならないならもっと勉強しないといけないですね。

アメリカの時代は終わって行くのでしょうか?
個人的には少子化、メーカーの相対的な力の低下、学力の相対的な低下で日本の方が経済的にどうなのだろう?と思っていたのですが。
(気を悪くされたら申し訳ないです。)

教えて下さった通り、自分を中心とした投資のみに焦点を当てるだけでなく幅広い経済の知識をつけたいと思います。

お礼日時:2014/11/21 11:08

#3です。


具体的な商品名、というのは多分に主観が入る(というか、自分の投資先などで無意識にバイアスがかかるのと、単純に自分の投資先を示したくないというココロの狭い理由です)のでご容赦いただくとして、探し方のヒントを。

例えばモーニングスターのサイトで、投資信託を絞り込むためのツールがあります。
http://www.morningstar.co.jp/fund/
ここで、投資信託のタイプ(インデックス型かどうか、投資先は何か、決算期間はどのくらいか)等を絞り込むと、条件に合うファンドが出てきます。この中から、手数料の安いもの、かつ再投資ができるものを何個かリストアップします。
※質問者さんのケースだと、インデックス型、決算期間は1年(無配当が理想だがその絞り込みができないので)で投資先ジャンルごとに見ていくのがよろしいかと。

あとはその商品の取扱窓口を確認して、なるべくなら共通となる証券会社1社にまとめるように商品を選べばよいのではないでしょうか。最初のうちは1か所で取引した方が何かと楽です。また、将来株や債券などを持つ可能性も考えると、銀行ではなくネット証券を選ぶ方が(手数料も安めなので)おすすめです。
リートをこの段階でお勧めしない理由は、リートを買うための投資単位が少なくても10万前後からになる(と、110万のポートフォリオでは比率が高すぎる)ことと、リートに投資する投資信託ではコストが二重に掛かるのが理由です。リート自体でコストがかかり、さらに投資信託側でコストをかけてまで投資するというのは個人的にお得とは思えませんので…。ある程度資産が積みあがってきたところで、運用のスパイスとして取り入れるのがよいのではないでしょうか。同様に金や債券などもどちらかというと資産防衛型商品なので、ある程度残高が増えてきたところで投資に組み入れるというのが個人的なお勧めです。この後も一定の資産の受取が見込まれるということでもありますので(うらやましい…)、もうひとつは、長期的な観点で相続対策(と納税資金)を準備しておくという観点もあった方がよいでしょう。
※いくら長期保有していれば儲かる可能性が高い資産でも、急な相続税支払いのために不本意なタイミングで現金化するとその時点の価格が大きく元本割れしたり、そもそも換金できなかったりしたら大変ですので。相続資産が全部不動産だったりするとその点面倒だったりします(といって現預金だけだと節税しにくい)


ご参考までに。
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この回答へのお礼

とても役に立ちそうなことを色々教えて下さってありがとうございます。

教えて下さったモーニングスターのページ(http://www.morningstar.co.jp/fund/)から

3つの条件↓↓

インデックス。
1年決算。(1年決算というのはどういう意味なのでしょうか?)
グローバル。

を入力して検索したところ、上から3つ(リートを除く)に

野村 外国株式インデックスファンド

外国株式インデックスe
野村 インデックスF・外国REIT 『愛称:Funds-i 外国REIT』

が出てきました。
また情報を集めた結果、以下の商品も検討しています。

VTI(バンカード・トータル・ストック・マーケットETF)
ブラックロッククオリティアロケーションファンド
三井住友世界経済ファンド、セゾンバンガードグローバルバランスファンド
日本株式:CMAM日本株式インデックスe
先進国株式:CMAM外国株式インデックスe
新興国株式:eMAXIS新興国株式インデックス
日本債券:CMAM日本債券インデックスe


卵を1つの籠に盛るなということなので、
110万を上記のそれぞれの商品に10万ずつくらい投資するべきなのか(海外に重きを置きたいです)

それとも既に投資信託で様々な株に分散されているので、
110万で1~3の商品に分散して投資するべきなのか

どちらにするべきでしょうか?

相続資産は不動産が3分の1なので納税の面では大きな問題は出てこないと思います。
他にも問題が色々あると思いますが、今税理士さんと話し合っているところです。

お礼日時:2014/11/21 11:40

1.NISAの説明は省きます(#2の方の説明が完全に正確なわけではありません。

特に終了後の取扱のあたり:5年目の時点で改めてNISA投資枠に入れなおせば、含み損のまま維持できるところ等)が、基本的には「どんな商品が欲しいか」を決めて、それを取り扱っているところに口座を開くののが筋です。その意味で、先に特定の証券会社に絞り込むのはうまいやり方ではないです。NISAはメリットもデメリットもあるので、内容を十分に理解していない段階であまりこだわらない方がいいと思います。

2.ポートフォリオを組む(という意味をどこまで理解されているかわからないのですが)のであれば、この金額ならインデックス型の投資信託を組み合わせれば可能です。日本のTOPIXとか、アメリカのS&P500とか、市場の動向を示す指標に連動して値動きするタイプの投資信託を買うということです。これからはアメリカ株が上がると思えばS&P連動型を多めに、といった具合に割合を調整することも比較的簡単です(投資信託はたいてい1万円程度単位で売買できるので)。インデックスタイプの中でも商品はいろいろありますが、ある程度資産規模が大きくて、指標となる数字との連動性が高いものを選ぶのがよいでしょう。
ただし、海外の指標に連動するタイプは、指標そのものだけではなく為替変動に影響も受ける点はお忘れなく(別の方が勧めている商品の実績はドルベースなので、今のような円安傾向なら為替差益も出ますが、もし逆に転べば為替だけでマイナスになることもあり得ます)。最近は日本でもそこそこ手数料の安いインデックスファンドはでてきているので、個人的には最初から海外口座を開いて投資しなくてもよいのではないかとは思います。

ちなみにリートは「特定の不動産の集合体に投資する(例えば賃貸マンションとか、ショッピングモールとか)」もので、広義とはいえ不動産業界の株式というのはちょっと違います。投資単位の面からも今の質問者さんには向いていないとは思いますが…
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この回答へのお礼

非常に丁寧に回答して下さり、ありがとうございます。

毎年の110万+相続3億円(30年以内に起こると予想)をどう配分して投資するかがよく分からないので、証券口座も選べないという状況です。
この状況で(この先30年に渡って)何に投資し、どう勉強するべきでしょうか?
おすすめの内訳があれば教えて頂けないでしょうか。

私は、長期的に見れば更に円安になりそうな気がするので円からみればアメリカの株は上がる気がします。
なので、日本のTOPIXに20%、日本国債に10%、海外国債に20%、S&Pに30パーセント、その他未定(MRFかリート)20%
くらいで投資するのが良いのだろうかと考えています。
もしこのように投資するのであれば、具体的にどの証券口座からどの商品を買えばよいでしょうか?

リートは110万であれば向いていないかも知れませんが、将来に向けて知識をつける目的で購入しようと思っています。
それでも購入しない方が無難でしょうか?

お礼日時:2014/11/20 11:06

こんにちわ。

手短にお手伝いします。

(1) NISAについて

NISAは「利益が出ても税金を払わない」のが特徴です。しかし反対に「損が出ても税金を減らせない」という側面もあります。もしNISA口座で無配当株を100円で買い、NISA終了時に80円になったとしましょう。本来ならば、20円の損失を使いその他の利益を相殺できるのですが、NISAの場合は20円の損失は無視されます。また、NISA終了時の時価がこれからの購入価額とみなされるので、上の例では80円が新購入価額になります。NISA後に株価が100円に回復した場合、80からの増加額である20が利益と看做され、税金が発生するのです。ようするに、100→80→100で元に戻っただけなのに、何故か20円の利益と看做されて税金を払う、と。

NISA終了時に利益が出ているなら、NISAをやって良かったことになります。NISA終了時に損が出ているなら、NISAはやらない方が良かったということになります。NISA期間が30年とかなら、損で終わる可能性はほとんどゼロです。しかしNISA期間はずっと短いですから、下手をすると損で終わる可能性もあります。投資経験の長い人は、ほとんどがNISAを悪く言っています。

(2) 投資先について

投資信託を選ぶ際には、手数料を必ず確認すべきです。手数料には、入り口で払う購入時手数料、毎年払う信託報酬、出口で払う留保額と、大きく分けて三つあります。投資家が負担する経費です。貴方が挙げた「ワールドリートオープン」と「アジア・オセアニア高配当成長株オープン」の手数料情報は以下の通りです。参考までに、小生が愛用するVTSAXの情報も記します。

ワールドリートオープン:
2.700% 購入時手数料
1.674% 信託報酬
0.000% 留保額
5.566% 成績(単年度換算)
10年で10,000円が17,189円にと1.7189倍に育っていますから、利益率は1.7189の(1/10)乗で、5.566%年です。1.05566の10乗が1.7189倍です。
http://www.kokusai-am.co.jp/fund/pdf/koufu/14902 …

アジア・オセアニア高配当成長株オープン:
3.240% 購入時手数料
1.728% 信託報酬
0.300% 留保額
5.361% 成績(単年度換算)
9年で10,000円が16,000円にと1.6倍です。利率は5.361%です。
http://www.okasan-am.jp/pdf/grant/g551269_201407 …

ご両親は「20%ほど利回りのあるワールドリートオープン」と述べているようですが、これは勘違いです。よくある勘違いなのですが、「利回り20%」とは「100円の投資に対して20円の利益」が正しい意味です。しかし世間では「分配金20円」の意味だったりします。ようするに、「100円投資をして20円を引き出す」だけの話です。100マイナス20で、投資残高80円です。一円も儲かってない。右のポケットから、左のポケットにお金を動かしただけです。しかし動かした20円を捕まえて、「利回り20%」と勘違いをする。分配など少なければ少ないほどお得です。分配はゼロが王道。分配をすれば、そのたびに利益に対して税金が発生し、複利の効果が消えます。

分配金を利益と勘違いした投資家が、「説明不足」を理由に裁判を起こした記事はココ↓
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO68447490Y4A3 …

ついでに、何故か巷の投資家はリートを好みます。リートとは広義で「不動産業界の株」の意味です。「リートは持っていますが、株は持っていません」と言う人がたまにいますが、「リート=株」だったりします。「不動産業限定」とか「製薬業界限定」「金融業界限定」など、いろいろな「○○限定」がありますが、限定する必要はありません。マーケット全体型を買えば良いのです。マーケット全体型の中身は、不動産10%・金融15%・・・などで、リートも含みます。不動産業に特化する必要はありませんし、特化したら逆に危険です。場所で括る「アジア限定」や「オセアニア限定」、サイズで括る「大型株限定」とか「零細企業限定」、会社の成長で括る「高配当限定」や「高成長限定」も危険です。

マーケット全体モノを買うのが一番安全。限定が無いので分散効果が高く、また限定が無いほうが手数料が安くなります。

参考までに小生が愛用するVTSAX(アメリカ株全サイズ型):
0.00% 購入時手数料
0.05% 信託報酬
0.00% 留保額
8.72% 成績(単年度換算)
10年間の成績が8.72%なので、10年で2.31倍です。
https://personal.vanguard.com/us/funds/snapshot? …

もう一つVTIAX(アメリカ以外の世界株全サイズ型)
0.00% 購入時手数料
0.14% 信託報酬
0.00% 留保額
6.41% 成績(単年度換算)
10年間で1.86倍と、VTSAXと比べてパッとしなかった・・・
https://personal.vanguard.com/us/funds/snapshot? …

手数料が高い投資信託ほど、投資家が得られる利益は少なくなります。ですので、手数料は低ければ低いほど良いのです。「安かろう悪かろう」という論理は、投資信託の世界では通用しません。安ければ安いほど良いのです。

VTSAXは伝統的投資信託で、日本で買えるのはこの上場型版(VTI)です。日本で買えるバンガードはココ↓。
https://www.vanguardjapan.co.jp/retail/investmen …

ちなみに「Vanguardって何?」というならココ↓。1975年創業、運用額は3兆ドルで世界4位。ちなみに1位はブラックロックの4.59兆ドル、日本でも有名なフィデリティは1.9兆ドルで7位。資産額ランキング(2012)もおまけで↓。

http://en.wikipedia.org/wiki/The_Vanguard_Group
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_asset_manag …

とりあえず、ジョンボーグル「マネーと常識」とチャールズエリス「敗者のゲーム」を読むと良いですよ。この二冊で十分。何をすべきか、何をしてはならないか、この二冊で解ります。

(3) 蛇足ですが、、、

個別株はやめた方が良い。貴方の運用額がまだ少ないので、下手に個別銘柄で運用すると手数料が嵩みます。VTIの中身は3,784社の株なので、コカコーラもウェルズファーゴも入っています。VTI一個買えば良い。

日本に投資する必要はありません。日本GDPは世界GDPの僅か8%で、これから減っていくと予想されています。世界経済地図の僅か8%弱の島国に、8%以上のカネを投資したらバランスが悪い。そもそも貴方は日本で働くでしょうから、月給は日本に、資産は世界に、それぞれ分散させた方が安全です。日本株に投資したら、日本経済が傾いた時に、月給も資産も共に減ることになり、分散の効果がありません。

21歳と非常にお若い貴方には、債権など百害あって一利なしです。債権から稼ぐ利息では、インフレによる購買力の低下を補えません。債権は80歳になった時に考えましょう。純金も役に立ちません。オマハの賢人の言葉を見ましょう。子(バフェット)曰く「世界中の純金をかき集めれば、4億エーカーの農場と、エクソンモービル社を6社も買える値段になる。農場はコーンを、エクソン株は配当金を生むのに、純金は何も生まない。純金など抱いて寝ることしかできない」と。さらに子曰く「債権、純金、株の三つを調べましたが、圧倒的に強いのは株で、一番安全なのも株です」と。ココの本文19頁(PDF18頁)。

http://www.berkshirehathaway.com/letters/2011ltr …

健闘を祈ります。なお、小生はVanguardの従業員ではありません。
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この回答へのお礼

とても鋭い回答ありがとうございます。例えもすごく分かりやすいです。

ワールドリートは一見高い利息に見えて、中身は全然対した事ないんですね!
両親はこのワールドリートを3年くらい保有して結構儲けたそうなので、薦めて来たのだと思います。
多分、円安に動いたから儲かっただけのようですね。

自分自身はSBI証券でVTSAXの株(VTI)を購入しようと思います。

本の紹介もありがとうございます。その2冊は冬休みに読ませて頂きます。

もし時間があればで構わないので、以下について教えて下さらないでしょうか?↓↓

結局、NISAは使った方が良いのでしょうか?
株式のみ(債券なし)に投資する投資信託の商品だけを持っておけばそれでOKということでしょうか?

お礼日時:2014/11/21 13:50

銀行、証券会社等に相談して、投資信託の投資先を決めるのが良いでしょう。



ある程度投資先を分散させてリスクを分散させるのが一般的です。投資信託会社が倒産することもありますから。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
一つの籠に盛るなって言いますもんね!
参考にして運用に取り組んで行こうと思います。

お礼日時:2014/11/20 10:16

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