この人頭いいなと思ったエピソード

一般的に、回転するコイルの誘導起電力は
θ = 0のときの磁束を Φ0 として

V = - Φ0 = - Φ0 ( - ωsinωt ) = Φ0ωsinωt

という式で、

V0 = Φ0ω

に置き換えると思うのですが、ここで疑問があります。
電位(V)というのは

V = Ed

で電界の強さ(E)に距離(d)をかけた値ですよね?
今回は電界の強さに代わるものはΦ0(ここの認識が間違ってるのかなぁ・・)だと思うのですが、
ωは角速度という名前の通り「速度」ですよね?
もしそうだとするとなぜ電界の強さに速度をかけたものを
電位に置き換えることが可能なのでしょうか?

A 回答 (3件)

>V = - Φ0 = - Φ0 ( - ωsinωt ) = Φ0ωsinωt



レンツの法則はこうじゃなくて
Φ=Φ0cosωt
V=-dΦ/dt= Φ0 ( - ωsinωt ) = Φ0ωsinωt

電圧の単位 V を基本単位で書くと  kg·m^2·s^(-3)·A^(-1)
磁荷の単位 Wbを基本単位で書くと kg·m^2·s^(-2)·A^(-1)
角速度は基本単位で書くと 1/s
電場を基本単位で書くと kg·m·s^(-3)·A^(-1)

V=Φ0ωsinωt の両辺の次元を比べると

kg·m^2·s^(-2)·A^(-1) = kg·m^2·s^(-2)·A^(-1) x (1/s)

で次元がぴったり合っていることがわかると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、たしかに合いますね。
ここで疑問があるのですが、例えばそもそもなぜ単位 Vは

kg・m^2・s^(-3)・A^(-1) = 質量×長さ×長さ÷時間÷時間÷時間÷アンペア(でよろしいでしょうか?)

で構成されるのかご存知でしたら教えて頂けないでしょうか?
というのも、まだ自分の中では磁荷Wbと電圧Vが時間(Sec)という一つの単位の差で
結びつくのがイメージしにくいので、それが分かることによって何か理解の助けになればと。。

お礼日時:2015/02/01 20:04

>なぜ単位 Vは



定義をゆっくり確かめれば難しくありません。
1Vは1Cの電荷に1Jのエネルギーを与える電位差です。
C=A・s
J=kg・m・s^(-2)・m=kg・m^2・s^(-2)

V=J/C=kg・m^2・s^(-3)・A^(-1)

wb/m^2(磁束密度の単位)の磁束密度は1Aの電流が流れる1mの電線に
1Nのカを発生させるので

N=kg・m・s^(-2)

wb・m^(-2)・A・m=kg・m・s^(-2)
wb=kg・m^2・s^(-2)・A^(-1)
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、たしかに単位を分解していくと
両方ともN[ニュートン]が絡んできますね。
そのN=力というのが中では時間で2回割ってるので加速度ということでしょうか。
>電流が流れる1mの電線に1Nのカを発生させるので
たしかに力を発生させてますよね。。
ここらへんは自分が納得できるイメージができるまで調べていきたいと思います。
とりあえず参考になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2015/02/01 23:28

磁束がΦ = Φ0cosnωt で表されるとき、起電力は磁束の時間変化を補償するものとして



V = - dΦ/dt = - Φ0 ( - ωsinωt ) = Φ0ωsinωt

で表されます。

ここで単位を考えるとsinωtは無次元なので

V の次元と Φ0ωの次元が等しいことになりますがどうしてでしょうか、という質問と

思われます。

ωは角速度であって1秒間に何ラジアン回るかという量であって、n回転数/secとωの間には

   ω=2πn

の関係があり、2πは無次元なのでωはnと同じ次元、つまり 1/sec の次元を有します。

Φ0またはΦの次元はウェーバー(Wb)です。Vのじげんはボルト(Volt)なので結局

  Volt=Wb/sec

なのかということです。

これはまさにそのとおりであって電磁誘導の基本の一つです。

下記のurlにはWe=Volt・secと書かれています。同じことです。

http://ttf.pc.uec.ac.jp/home/tips/magunit1.htm
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
まず質問の補足をして頂きありがとうございます。
なるほど、たしかに次元(≒単位でしょうか?)で考えると
そういうふうに定義されていて納得できます。
これは
Φ(Wb)というのはV(電位)×Sec(時間)という認識でよろしいのでしょうか?
ちょっと質問ですが、
例えば、

[電気回路側]
電位Vが存在したとします。

それによって電流Iが流れる

[磁気回路側]
流れた電流I(≒起磁力)により磁束Φが発生

その発生した磁束Φ増加分を時間(Sec)で割れば(微分した?)
誘導起電力が発生しそうな気がするのですが、
もし発生した場合、それによって電流Iが妨げられるようなことはあるのでしょうか?
つまり流れた電流Iよって磁束Φが発生(増加)するわけですが、
その増加した磁束Φの影響によって誘導起電力が発生して
電流Iとは逆向きの電流が生成されることがあるのかなと

お礼日時:2015/02/01 20:02

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