プロが教えるわが家の防犯対策術!

第一次世界大戦、第二次世界大戦ともに最も犠牲者の多かった国はロシア =ソ連だったと言われていますが、両方の戦争に勝ったのが不思議です。
特に第二次世界大戦では、敗戦国である日本とドイツとは犠牲者数が一桁違うのに最後まで強かったイメージです。そう言えば本気のナポレオンにも勝ってましたね。
あれだけの犠牲者が出たら、普通は降参すると思うのに、どうして犠牲にも負けず最後にはいつも勝ててしまうのでしょうか?
この力があれば、現代の最強国家であるアメリカが本気で攻めてきても、最後には追い返してしまうのではないでしょうか。

A 回答 (12件中1~10件)

>第一次世界大戦、第二次世界大戦ともに最も犠牲者の多かった国はロシア =ソ連だったと言われていますが、両方の戦争に勝ったのが不思議です。



国が崩壊しない限り、「負けた」と言わない限り、「負けてはいない」のです。

ロシアにせよ、ソ連にせよ軍は挑発した市民に戦わせ、厭戦で逃げ出す市民を銃で脅して防戦させる存在でした。市民軍が崩壊すれば、軍は戦わなければならなかったのですが、軍も実に重層的で、前線には学もなく軍紀も守れない暴力的な兵隊を置いていました。中枢からすれば、市民は捨石、前線も捨石だったのです。そんな兵力が幾ら消耗しようと中枢は負けていないし負けを実感できないので、「負けて」はいません。

そうこうするうちに、敵が瓦解したり、気候に遮られて撤退します。すると「勝つ」のです。

>この力があれば、現代の最強国家であるアメリカが本気で攻めてきても、最後には追い返してしまうのではないでしょうか。

米陸軍、海兵隊の上陸勢力が制圧しようとすればそうなる可能性はあります。が、航空勢力や隠密行動を是とする海軍力が後ろ盾になれば、時間をかけて制圧できるでしょう。もちろん、「できる」と「やる」には相当の乖離がありますし、「やったところでどんな利益が?」という根本的なところもあります。
    • good
    • 0

単純な理由です。



支配者の勝利しか求めないから。
第二次戦争では占領地の男たちや不平農民の多くを
最前線に送り出し戦わせた。全滅しても勝利しても支配者

に好都合。まず農民の飢餓を無視して農産物をアメリカ
に提供。ついで農民を兵士として戦場へ。アメリカの軍事援助
を得て戦力を強化。国民を建設労働に調達し死ぬまでこき使う。

国民を捨て戦力増強一途。援助武器と合わせて戦力拡大に成功。
魅力的な戦力を取引材料にイギリスやアメリカと同盟成立。
ドイツ航空戦力の減耗を待って攻勢を開始。

これで勝てました~
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
日本も多くの戦死者を出しましたが、戦勝国であるソ連の方が一桁多いですから。
首都占領の直前までいけば、普通は負けておかしくないんですけどね。

お礼日時:2015/04/01 13:06

まず、一次大戦ではロシアは勝っていません。

協商国であった帝政ロシアが対中央同盟戦線で大損害をだし、それによる国内の厭戦気分が革命につながり自爆して内ゲバを始め、その内ゲバに勝利したヴォルシェヴィキ政府=ソ連の前進、が、中央同盟諸国と停戦した、というのが大雑把な流れです。ベルサイユ条約でブレスト・リトフスク条約は無効になり、ロシア・ソ連はドイツに対して勝っても負けてもいないのが実情です。その後の内戦でロシア・ソ連の人同士が殺し合ったので、犠牲者が大きく見えるのです。
一次大戦では、緒戦ではロシア軍の通信手段の稚拙さから、ドイツ正面では軍の連携に失敗して確かに大損害をだしています。が、オーストリア正面ではオーストリア軍に対し基本的に優勢を維持しているので、一方的負け戦の大損害とは少しちがいます。ただ,1916年のブルシーロフ攻勢で、いったん勝ったのに攻勢終結のタイミングを逸してしまい、勝っていながら100万を越える損害をだします。これが厭戦を招き、ロシア革命の発端となりました。

二次大戦ですが、大損害を出したのはソ連の軍システムにまず原因があります。共産党=スターリンは赤軍の叛乱を恐れて軍を大弾圧して経験のある将校をほぼ抹殺し、代わりに党に直結した立場の政治委員を大増量しました。それに加え、国防人民委員指令227号という「いかなる者も命令なくして退却してはならない」という指令を公式のものとして布告します。また逃げる兵士を処分したり、攻撃を強制する督戦隊もこの指令で正式に設立され、懲罰部隊を各軍管区(戦線)に正式に置く制度が確立します。つまり、経験の少ない軍将校と、国の命令をきかせる政治委員、そしてその立場を強くする指令227号がシステムとして、ソ連軍の損害を異常なほど大きくしたのです。
ただ、1944年にあまりにも損害が大きすぎたので督戦隊は廃止になりました。
さらにソ連の特異さとして、ソ連憲法が男女同権をうたっていたので、女性も前線に兵士として繰り出した点もあります。ソ連以外の国で女の人が実戦に出ることは日本の南方諸島の玉砕戦以外にありませんが(ドイツで夜間防空部隊のサーチライト・オペレーター、英国でレーダー・オペレーター、その他の国では基本事務・医療任務どまりです)、ソ連では狙撃兵、戦車兵、戦闘機・爆撃機パイロット、として実際にドイツ軍と戦っています。もちろん戦死者も出しています。
ただ、ここまでしなければナチス・ドイツは倒しがたい強敵であり、日本より徹底した根こそぎ動員をやる冷酷さがなければならなかったのだとおもいます。227号だけで、日本の特攻より理不尽な死に方をしたソ連兵の方がはるかに多かったのではないでしょうか。

ナポレオン・ボナパルトはちょっとちがいまして、フランス軍の目標は都市でも土地でもなく、ロシア軍主力の補足と撃滅でした。当時は軍事力を崩壊させられたら、国土は無事でも停戦、が基本的にお約束だったからです。しかしそれをわかっていたロシア軍は決戦をさけ、奥地へ後退します。このとき、名高い焦土作戦をおこない、ナポレオン軍が使えるものはなにも残さずに国土を焼き払っていきます。ナポレオン軍は進撃しますが、目的であるロシア軍主力の補足ができないので奥へ引き込まれていきます。当時は物資、特に食料の徴発は現地で行うのが原則でしたが、焦土作戦でそれができず、補給線がのびきってナポレオン軍は消耗しはじめます。それでも、当時としては異例のスピードでナポレオンは進みました。スモレンスクは8月に陥落しますが、ナチス・ドイツもおなじ時間かかっています(あ、ナポレオン軍とナチス・ドイツ軍がロシアに押し入ったのは同じ日ですよ)。
一方ロシア内部でも退却より決戦、という意見がたかまり、モスクワの南、ボロジノの町に巨大陣地を作って準備をします。ナポレオン軍も相手が陣地にこもっていても決戦して撃滅したかったため、ボロジノで両軍は激突しました。このときの損害がナポレオン軍3万強、ロシア軍4万だったので、ナポレオンにロシア軍が負けた印象があるのではないでしょうか。
しかし、ロシア軍主力は無事に戦場を離脱しました。ナポレオンはとりあえずボロジノからモスクワに入ったのですがモスクワは焦土作戦で焼き払われ、軍とペテルブルクが健在なアレクサンドルは降伏に応じませんでした。10月中旬でフランス軍の物資がすべて底を突き、ナポレオン軍はモスクワから後退しはじめますが、ロシアが焦土にした帰り道、その帰途に冬が来て、69万でロシアに入ったナポレオン軍は2万が帰り着くことができただけでした。
ロシアの軍はナポレオン軍より損害は少ないです。しかし、ロシアの民衆が被害をモロにこうむったので(100万が死んだといいます)、大惨事にはマチガイありませんですが。

アメリカ・西欧、つまりNATO軍がソ連軍を恐れたのは、軍・戦争に対する考え方が全く異なっていることから来ています。ソ連の兵器の個々の性能は西側より低いかもしれません。が、膨大な数をそろえて正面から損害を無視して、縦深攻撃を実行するために建設されたソ連軍をどうして停めるか、の決定的回答は最後までありませんでした。強いて言うのなら空陸協同の機動防御戦術でしたが、私にはなんともいえません。平和が一番だとおもう、ニホンジンです。

最後に、地球にある戦車の8割がソ連製です。今でもです。そしてその中の7割がT54/55です。

くわばらくわばら……
    • good
    • 0

第一次世界大戦ではドイツ帝国、オーストリア=ハンガリー帝国、オスマン帝国、そしてロシア帝国の4つの帝国が分解しました。

それはともかく、ドイツ・オーストリア・オスマン帝国・ブルガリアからなる中央同盟国と、三国協商を形成していたイギリス・フランス・ロシアを中心とする連合国の2つの陣営に分かれ、日本、イタリア、アメリカ合衆国も後に連合国側に立って戦いました。「塹壕戦」が主流となったため戦線は膠着して戦争は長期化しました。ドイツは西部と東部に戦線が広がってしまい、長期消耗戦となった上に米国参戦がありました。その結果ドイツはボリシェヴィキ政府と講和するに至りました。主戦場は西部戦線となりましたのでロシアがドイツを破ったということではありません。

第二次大戦ではドイツ・ソ連は初めは中立でしたが、ヒトラーが開戦の引き金を引きました。初戦はドイツ優位でしたが、モスクワ攻略の前に冬が始まり (冬将軍も味方)、赤軍も猛抵抗したため、短期決戦を想定したドイツの目論見は外れて持久戦となりました。米国がソ連支援を始めました。ソ連側は焦土作戦によりドイツ軍の現地調達の手段を奪い、軍事的に重要な工場や労働者を内陸部に疎開させました。これ以降の戦いは次第にソ連優位に傾いていきます。ソ連はドイツの得意とする電撃戦をしかけるにはあまりに広大であったというのが結論かと思います。また資源・生産力・人口においてソ連はドイツよりも上をいっていたようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/独ソ戦
    • good
    • 1

日本は戦争に負けたのは、第二次世界大戦だけでアメリカに負けたのでロシアには負けていません。


敗戦が濃厚でアメリカに降伏しようとしている時に、ロシアが北方領土に来て我が国の領土だと宣言しただけです。

日本はロシアには一回も負けていません、たとえばアメリカ人と日本人喧嘩をしていて、アメリカ人が日本人に馬乗りにして、降参するかと言っている時に、見物をしていたロシア人が日本人の荷物を持って逃げた状態です。

ナポレオンにしたって、ロシアに入るのはきつい山越えをしなければ成らなかったので、兵士が疲れ切っているところを、攻められて負けているはずです。

アメリカは、ロシアの核兵器を恐れて戦争しないだけです。ロシアは敗戦が濃くなると核爆弾を発射するのではないかと恐れているだけです。

中国もそうだし、だから世界中で核爆弾を作りたいのです。
    • good
    • 0

二つの理由があります。



1,犠牲者の数字が誇張されている。
 戦勝国なのに、いくら何でも多すぎます。
 戦後の交渉などを有利にするため、誇張した
 可能性があります。

 中国政府発表の日中戦争犠牲者数、というのが
 とても参考になります。

終戦時    130万人  GHQ発表
終戦時    130万人  国民党発表
1948年    438万人  国民党政府報告書
1950年代   1000万人  共産党政権発表
1970年    1800万人  共産党政権発表
1985年    2100万人  共産党政権発表(抗日勝利40周年)
1998年    3500万人  江沢民発表
2005年    5000万人  卞修躍博士発表(抗日勝利60周年)



2,ソ連の戦術の特徴が影響していると
 思われます。

 ある西側の新聞記者がソ連の将軍にインタビュー
 したことがあります。

「ドイツ軍の地雷原を突破するのは大変だったでしょう?」
「いや、簡単だったよ」
「え? どうやったんですか?」
「兵隊を横一列に並ばせ、進めと命令しただけだ」
    • good
    • 1

.


 第一次世界大戦のことは知りませんが、第二次世界大戦では(出兵した明治生まれの父から聞いた話ですが)勝敗が決まりかけた最後のほうでソ連が日本と対戦したので、ソ連が難なく勝ち、北方領土まで取ったんです。
 いわばソ連は後出しジャンケンをしたわけ。父はソ連をそういう国だと愚痴っていました。
    • good
    • 0

犠牲者数はあまり勝敗に関係ないのでは?



ベトナムはアメリカの十倍以上の犠牲者を出しましたが、ベトナムが勝ちました。

上の例のように犠牲者がいくら出ても戦争を継続する事が出来る国家体制と、そうでない体制との国が戦争すると顕著にでますよ。アメリカは選挙がありますから、戦死者があまりに出過ぎると親戚知人に戦死者が居る有権者が増える事になり、政治家は落選を恐れて戦争継続を断念します。

例えば今の日本では自衛隊に10人も戦死者が出ると政権はひっくり返るでしょう、ところが中国や北朝鮮は選挙が無いので10万人死んでも平気です。共産主義にしろファシズムにしろ、独裁政権だと戦争に強いですね。だから第二次大戦は連合国側にソ連があったから勝てたとも言えます。ソ連では「後ろから弾が飛んで来る」といわれるくらい味方がおそろしかったので、おそらく戦場逃亡で死刑になった兵士の数は10万人以上居るとも言われています。

だから兵士の占領地での不良行動(レイプや略奪)は酷かったようで、上層部はそれを黙認する事で軍を機能させていたとも言えます。
    • good
    • 0

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC% …

第一次世界大戦
(上より引用)ブレスト=リトフスク条約の調印の後、8月27日にベルリンで調印された追加条約によって、ロシアに多額の賠償金の支払いが課せられた。
つまり 負けを認めた

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8F% …

ロシアの必勝法を考えた人
    • good
    • 0

あのころは共産党も、気合が入っていたからでは。


その後、中国でも、ベトナムでも、勝利してますし。
ISも飛行機さえもってなくても勝利するかもしれません。
内容はともかく、気合が違います。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!