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中国のADBへの負債と、新たなAIIBの計画の矛盾点について

現在の、中国のADBへの返済残額(負債額)は、以下のサイトの解説によりますと117億2000ドルとなっています。
http://biz-journal.jp/2015/03/post_9354_5.html
①~までの質問です。

これは、11,700,000,000ドルであり、 1ドル118円で円に換算すると、
①1,380,600,000,000円(1兆3806億 円)となるということですよね?
(一方、日本がaiibに参加した場合は出資金は3600億円くらいなどと噂がありました。)

②普通でしたら負債を無くすことを先に考えると思うのですが中国が負債をかかえた状況であるにもかかわらず逆に投資側の立場でAIIBを立案したのは何故なのでしょう? ADBの他国へのあたらな融資を抑制しようとしてるのでしょうか?

③現在の中国経済の立場ではADBの負債などは、はした金なのでしょうか?
それとも政府が無理やりはした金扱いできるから?

③堅実であろうとする庶民感覚としましては前後が逆なような気がしており、普通に考えてもハイリスクではないのかなと思う一方で軍拡はかなりの勢いなので本当は中国は金余りなのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • 他のサイトを見ましたが、中国のADBの借り方は企業でなく中国共産党のようです。
    中国は半固定金利であるので、独自に人民元を印刷して資金を得ることが可能かもしれません。

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/04/26 11:07

A 回答 (2件)

>投資側の立場でAIIBを立案したのは何故なのでしょう?



他国への影響力を高めるため。
そのためにも日米の参加(資金)が必要だったのに、日米は不参加。
だから困ってると思いますよ。
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この回答へのお礼

こちらの、NHKの解説は、中国のADB負債のことが書かれていませんでいまいちでした。
http://www.nhk.or.jp/catchsekai/marugoto/2015/04 …

ADBは利用はして負債はあるが「国際金融システムの現状への中国の不満」としては、影響力を高められないことがありそれが原因でというのが動機ということなんですか。

回答ありがとうございます。

お礼日時:2015/04/19 22:14

丸数字は文字化けするかもしれないので(文字コードの専門的なことは分からないけど)、代わりに括弧付き数字を使うことにします。



(1) 引用なさったサイトには、「中国は全体(117億2000ドル)の18.1%」と書いてある。117億2000ドルに0.181を掛けよう。いや、その前にこれは、ADBの年間の融資承認額ではないか。平均返済期間を掛けないと、融資残高は出て来ないよ。残念ながら、そのサイトはレベルが低いかもしれない。もっと的確な資料を当たろう。
それによると、ADBのOCR(通常資本)の融資残高は538億ドルで、その26.8%を中国が借りている(2014年9月末の数字)。つまり、約144億ドル借りている。
そのほかに、発効済みだが融資未実行のものが65億ドルくらいある。まだ借りてないが、いずれ借りられる約束済みということだろう。それを借りるころには、以前借りたのを一部返済してもいるだろう。
ADBには、OCRのほかに特別基金があるが、途上国下位の国向けである(特別基金の方が利子が低く返済期間が長い)。中国は既に途上国上位だから、ここ数十年は特別基金から借りてないのではないか。
ということで、中国がADBから借りている残高は、たぶん144億ドルくらいだと思う。

(2) 「中国がADBから借りて」と私も書いているが、借りているのは中国の各プロジェクトである。具体的には、プロジェクトを実行している企業や企業連合である(公企業も含む)。中国政府はそれに「政府保証」を付ける(ソブリン融資)。あるいは付けない場合もある(ノンソブリン融資)。
つまり、中国の民間(または公企業)が国際公的金融(ADBもその一つ)から借りているわけだ。中国政府は借金の保証人にあたる。もっぱら中国政府が借りている、ということではない。
例えばの話、ADBから借りたお金で、中国のある港が近代化されたとしよう。その借金は、その港を運営する港湾会社が返済していくのである。
一方、今回AIIBの自己資本の何十パーセントかを負担するのは、中国政府である。具体的には外貨準備を取り崩してそれに充てるだろう。外貨準備とは政府の保有する外貨であって、民間が保有するそれは外貨準備と言わない。

(3) 前項で述べたように、中国の各プロジェクトの企業または企業連合は、それぞれ稼いで負債を返済する。万一倒産したら、中国政府が返済する(ソブリン融資の場合)。(1)で述べた144億ドルも各企業で割れば、それぞれ返済できる規模ということだろう。
一方、AIIBの自己資本は当初5百億ドル、のちに1千億ドルになる。実際に払い込むのはその20%とか10%である(払込資本)。それ以外の資本は請求払い資本と言い、払込資本では足りなくなった場合しか、出資国に請求しない。ADBの場合、今まで請求したことが一回もないという。
つまり、AIIBの自己資本のために、中国は外貨準備(4兆ドル近い)のわずか0.1%くらいを取り崩すだけで済む。1千億ドルの10%の40%として試算した。

(4) もしも、企業の借金を政府が肩代わりしたりすると、いわゆるモラルハザードになってしまう。企業を堅実に経営する気構えを、喪失させてしまう。したがって、ADBからの借金を外貨準備で返済するのは良くない。
それでも、ADBが高利貸しだったら、少しでも早く繰り上げ返済した方がいいが、幸いADBは低利である。
また、過大な外貨準備こそ、ハイリスクなものである。というのは、将来、元高(人民元の価値が上がる)になって、相対的に外貨の交換価値が下がると、ばくだいな含み損が発生するからだ。かつて日本が経済成長を遂げて、どんどん円高になったように、中国もそれは避けられない。そうなる前に、さっさと外貨準備高を(適正規模まで)減らしておくに限る。
そこで、AIIB設立などが考案されたのだろう。外貨準備は、シルクロード基金の設立(昨年末、400億ドル)にも使われた。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

ADBのやり方というものが一部なんでしょうがすこしわかることができました。
④はちょっと仕組が理解できません。

ご丁寧な解説をしていただき、ありがとうございました。

お礼日時:2015/04/20 13:17

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