街中で見かけて「グッときた人」の思い出

「タイ高速鉄道、日本の新幹線導入で事実上合意」
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business …

との事で実現すれば高額の輸出で日本企業は大もうけだね
(国民もちょっぴり潤えばいいな)
って思っていたら

「巨額の建設費も課題となるため、日本からの資金援助も検討される見通しだ。」
とあります。

つまり、日本の国民から集めた税金でタイに高速鉄道作って、一部企業だけが大もうけ
って事になるのではないか?と思いました
(国民もちょっぴり潤うかもだけど、
  払った税金からちょっぴり戻るだけで残りは企業の懐に?)


もちろん、そう単純な事ではないのでしょうが
 このような事業&資金援助は、国民にとってどのような利益になるのでしょうか?
 援助した金額に見合う利益がどのようにして国民に帰ってくるのでしょうか?
解説していただけ無いでしょうか。

A 回答 (7件)

東南アジアではインフラの整備が喫緊の課題です。

中国のAIIBはそのための融資を行うために出来ました。日本はそれに対抗して融資を行おうとしています。お金も必要ですし、技術も必要です。タイの鉄道は日中の取り合いになりましたが、タイは今のところ?日本を選ぼうとしています。

こういうときのお金はケチってはいけません。お店にいくとオマケしてでも買って貰おうとしますよね。それと同じで最終的に損はしないと思ってやっているのだと思います。

日本の成功の一つの理由は新幹線の信頼感ですが、鉄道以外の周辺の商店街などを組み合わせたことだそうです。エンジニアに気に入ってもらうのは大学同士の連携もあるそうです。総合力ですね。
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簡単に言うと、第三国に道路や鉄道、水道、電気、ガスなどインフラ整備を行うのは、


そこに進出して製造する日本の工場を支援する為でもあります。

日本は輸出国と言うより、輸入国です。
資源に乏しく、製造や加工をする労働者はほぼ外国人に頼っているのが現状です。

だから、外国に生産工場や資源を採掘する採掘場、加工場所などを作り、そこで生産された物資を
日本の支援で整備された道路や鉄道を使って日本に運んでいくのが主な目的となります
(あるいは日本を通らずに商流として欧米などに輸出することもあります)

企業だけが儲かるわけではなく、物資がなければ日本国民は枯渇するのです。

むろん、服や雑貨だけを輸入しているわけではなく、
日本の場合、生きる糧となる食糧をほぼ、外国に頼っています。

タイであれ、中国であれ、インドネシア、東南アジアなど、野菜や加工食品、魚介類など
安全で生きていく為に必要な資源がなければ、日本国民全員が死んでしまいます


だから、日本の税金を使ってよその国の道路や鉄道など、物資を運ぶ物流を確保しているわけです。
いうなれば、誰の為でもない。
自分達の生命と財産を守るためだけによその国の土地に侵入して道路や鉄道を作らせてもらっているわけです

で、そこで作られる生産物はその土地の人の口に入るわけでも、全員に経済な潤いがもたらされるわけでもない。

そこの土地に住む一部の上流階級と特権階級だけがそのインフラ整備で賄賂や利権、雇用を得、
貧しい人達は貧しいままということが多いのです。

水を引いてもきれいな水は日本を含む外国資本の企業の工場や駐在員家族が使い、
その工場のふもとに住む貧しい人達は病気になっても薄汚れた泥水を飲んでる事もある

それほど格差が激しいのが現実です
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仕事が減っていますので、例え現地のゼネコンとJVを組み、現地の下請けを使おうとも(というか、作業員の輸出はできません。

そりゃ、某隣国のようにアフリカの独裁国家に賄賂を折半して人を含め輸出している国はありますが、常識の逸脱です)、自己の持つ土木技術を適用し、経験値を維持することは大事なことです。

特に鉄道は高度なシステムですので、線路だけでなく、信号システム、制御システムなど、それらを輸出することで他の産業にも波及効果が出てきます。

というお題目は抜きにしても、タイはシーメンス、ボンバルディアが何故wか異常に強い国です。日本も中古車両をSRTに輸出していますが、それでは先細りです。なので、アルストム(仏)と組むか、日本車輌製造、川崎重工業、日立製作所、近畿車輛、東急車輛製造、総合車両製作所(以上wikiより引用)等の日本の車体メーカ+JRと組むか、そうやっていかないと、全部シーメンスに取られてしまうのです。三菱重工業はアルストムと組む例が多いようです。

こういったシステムはシェア争いの感が強く、導入実績が多いほうがその後の入札でも有利になります。より多くのシェアを握れば、部分的に入札に負けたとしても相手はこちらのシステムに合わせなければならなくなります。相手の土俵に合わせるのはコストその他の面で圧倒的に不利です。大勢を握れば相手は場合によっては辞退します。それがよりシェアの拡大に繋がります。

>一部企業だけが大もうけって事になるのではないか?と思いました

鉄道は裾野は広いので、多くの企業に波及します。という一般論は抜きにしても、日本は甘すぎたのです。タイ・ラオス間のメコン川の橋は日本のODAでサーベイして、工事はオーストラリアに持っていかれました。バンコクの地下鉄工事も日本のODAをつぎ込み、車両、システムともにドイツに持っていかれました。タイはそういうバランス感覚(手玉に取ると言う方が適切か)に長けているので、日本は簡単に負けます。南の島の予算が無い国では、安値を提示した韓国、中国が受注しています。結果はご存知の通り、橋は崩落し受注元は逃げ、日本の善意に基づくODAで復旧という始末です。

一部企業であろうが金を出しているですから、紐付きといわれようが取るものは取るべきです。日本企業の品質は悪くは無いですよ。ゴミのような品質のものを紐付きだからと押し売りする国や、最適解を無視して、部分的な受注で部分的な責任(台湾新幹線とかはそういう図式です)しか負わないという企業が多いのですから、もっと胸を張ってゴリ押しすべきです。
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この間北陸新幹線が開通しました。

これで国内における大型の鉄道投資は一旦終了します。後は北陸新幹線の大阪延伸と北海道新幹線の函館-札幌間が具体的になるまで、もう無い、ということです。後はリニアですが、これは現行技術とは少し違います。

つまり、北陸新幹線までに培われてきた、建築技術など、レールや架線設備の生産設備や列車製作設備などが、新設需要がなくなり、メンテナンス分しかなくなる、ということを意味しています。

そうなると、技術屋さんも廃業、設備も縮小してそこで働いている労働者も整理解雇、ということになっていきます。失業者が増えるわけです。

しかしここにタイ新幹線などの国外需要があれば、一部ですが、タイに行って建築の指導をする技術屋さんや建築会社もでてくるでしょう、レールなどもかなり高度な技術で作っていますから、日本から大量に輸入して使うことになるでしょう。列車や制御設備なども日本から輸入することになります。

こうなると単に「国外で作っている」というだけで、日本の設備をフル稼働して、日本の労働者を雇用して輸出するのですから、日本にも大いにメリットがあります。そして補助援助といいますが、実際には借金であることがほとんどですから、そのお金は利子がついて日本に帰ってきてさらにお得になります。

ついでに、タイを皮切りに他の国でも日本式新幹線を取り入れてもらえれば、そこで新設需要がまたうまれますから、日本の生産設備はずっとフル稼働でき、労働者もずっと仕事がある、ということになります。そのために、労働者が納めた税金を外国に投資してもメリットのほうが大きいでしょう。

いずれ日本式新幹線が世界のあちこちに出来れば、新設需要がなくなっても、日本の生産設備をメンテナンス需要だけで賄えるようになるでしょう。その頃には、外国に貸したお金も利子がついて返ってきますので、日本は雇用を維持しながら、お金が返ってくる、ということになります。


いいこと尽くめですね。

中国は、お金を出して外国で橋や建物の受注をすると、中国国内にいるあぶれた労働者を現地に派遣して労働に当たらせるそうです。そこまでやると、せっかく現地の人がいるのに現地の雇用が発生せず、また中国人労働者と衝突するため、問題になっているようです。
 
 日本は技術者は出しても、労働者は現地で雇用しますから、それも相手国に感謝されますね。
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国外で新幹線を普及させると開発費が薄まるので、新型車両や管理システムの単価を下げることが出来ます。


すると人口減少で新幹線利用者が減少しても、運賃を大幅に上げずに済みます。
その分国民や国内企業に還元されます。

という皮算用だったような。
実際はやってみないと分からないですよね。
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ODAって、つまるところそんなもんです。


それで日本は大きくなったんですから・・・
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金持ち国が貧乏国への援助で、見返り=利益としての還元は期待できません。


日本のイメージが少し良くなるぐらいでしょう。
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