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日本やアメリカは通過を発行できるので破綻しない。

このような話をよく聞きますが、
単純に不思議に思うことがあります。

ギリシャやスペインはEUだから無理ですが、
韓国などは自国で通過が刷れるのだと思うのですが、
IMFが入ったり破綻したり韓国は自国で通貨が刷れるのに、
破綻するのはなぜなのでしょうか?

日本やアメリカと何が違うのでしょうか?

ちなみに自国で通貨が刷れる国は、
絶対に破綻はありえないのでしょうか?

中国なども元を刷りまくれば、
破綻しないのでしょうか?

どうをよろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

>1.政府が通貨を発行 = 借金


>ということは絶対なのでしょうか?借金は国民から?銀行から?日銀から?
>ただ単に刷って終わりでは出来ないのでしょうか?

まず、刷って終わりではできないのかということから。

日銀券を発行すると、政府が日銀に対して負債を負う、ということはご存知だと思います。これは、政府がジンバブエ化しないためのものとされています。

ただし、法的に政府紙幣の発行を縛っているわけではありません。例えば、硬貨は政府が発行していますが、発行すると政府の収入になります!(打ち出の小づち状態)もちろん、硬貨は流通額が桁違いに低いので、影響はありません。

つまり、刷って終わりとなるかどうかは、その紙幣を日本国民と世界が信用するかどうかにかかっている、という事になります。

実務的には、現在の紙幣には日本銀行券、と書いてありますが、ここに日本政府発行、と書かれることになり、かなり怪しい感じが漂ってきますよね(^_^;)

ですから、経済的には同じ効果を持ち、法律の改正が不要な、「市中を通じた日銀による国債買受」が取り沙汰されているわけです。

政府紙幣と日銀券は、負債に計上することによる信用の担保という点では異なりますが、通貨供給量という点では同じですので、インフレ懸念は同様に生じます。

次に、政府が抱えている1000兆円もの負債は、誰から借金をしているのか、ということにいきましょう。

政府は国民へのサービスを行う機関です。サービス、つまり国の会計予算は、国民から徴収する税金と、国債による借金が主な財源となっています。

近年、税収が減っているのに社会保障費はドンドン増えてしまい、税収だけでは予算を維持出来ません。そこで、政府は国債を発行し、国債市場で売り払い、現金を調達します。

国債を買うのは、主に銀行や生保ですが、国民が積み立てた預金や保険の残高から支払われます。

政府が得た現金は、ダムや医療費に支払われ、建設業者やお医者さんに支払われ、その一部が税金となって戻ってきます。

しかし、注意すべきは、このプロセスでは、現金は増加していません。個人から吸い上げた現金が政府によってサービスに変化し、サービス提供者に支払われていて、ぐるぐる回っているだけです。それどころかぐるぐる回らずにタンスにしまわれたりします。

つまり、国債をいくら発行しても、経済の規模は大きくならないのに、借金の残高と、予算の規模だけ大きくなっているということです。

そして、予算に占める借金返済の割合もどんどん大きくなっていきます。40年前、歳出のうちの国債費はたったの3%程度でしたが、今や20%にも達しています。
http://www.zaisei.mof.go.jp/pdf/5-3%E4%B8%80%E8% …

借金を返すために借金をする人は、一般社会では経済的に破綻しているとみなされますが、なぜまだ破綻しないかというと、日本の生産力と、日本人の巨大な個人資産1500兆円がまだ枯渇していない、とみなされているからでしょうね。

この悪循環を断ち切るには、国債で賄われた予算が執行されることが、投資効果を産み、新たな産業を育て、国民が働きやすくなり、企業の生産性が上がり、人口が増え、人々が健康になり、社会保障に頼る人が減り、みんなが沢山の収入を得て沢山の税金を払うようにならないといけません。

かなり厳しいみちのりに見えますね。
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この回答へのお礼

guess_manager様

教えて頂きありがとうございました。

お礼日時:2013/06/04 15:56

どんな貧しい国でも通貨は発行できます。

江戸時代の日本や朝鮮でも通貨はあったのですから。
通貨は価値の便宜上の形です。価値がなければ通用しないし、誰もものを売ってくれません。その価値を担保するのはその国の信用、つまり経済力です。経済力以上の通貨は意味がありません。その通貨でものが買えないからです。買おうとすると途方もない値段を言われます。パン一切れで一億円とか。少し前にジンバブエという国で起こったことです。その国は実際問題として潰れたのと同じです。

80年ぐらい前までは通貨発行の担保は金(ゴールド)でした。持っておる金の分だけ通貨を発行できたのです。その通貨を持っていけば、国がその分の金を売ってくれたのです。金本位制と言います。江戸時代の日本は完全に金本位制でした。幕府や藩は金の持ち分だけ通貨を発行しました。それも金そのもので作りました。金貨、つまり小判です。
今の通貨の担保は国の信用度です。信用度以内ならいくらでもお札を刷れますが、その限度を超えると国が潰れます。

日本はアベノミクスと言いながら信用度以内の通貨発行しかしていません。今は中国もそうです。だから国家経済が続いているのです。馬鹿な政治家がいてその限度を超えるようなことをすれば国が潰れます。そう言うことをして国を潰した権力者は世界にたくさんいます。日本はそう言う馬鹿をやったことは一度もありません。今後もないでしょう。

97年のアジア通貨危機で韓国はIMFの管理下に入り、その権威の元でなんとか通貨発行を続けられました。IMFを受け入れなかったら(自尊心の強い国民性だからあり得ること)、国が潰れていたでしょう。あれから15年、今も少し危なくなっています。

中国は経済成長が続いているので、今のところ限度を超えて刷りまくる必要はありませんが、国内が混乱したらあり得ることです。この国は自力で国家経営をはじめてわずか60年の国です。日米欧のような先進国と同じく、一国の経済を100年以上に渡って運営した経験がありません。極めて未熟な国です。
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この回答へのお礼

dragon-man様

教えて頂きありがとうございました。

お礼日時:2013/06/04 15:57

財政破綻とは,国が借金を返せなくなった財政状態を指します。


国の借金=国債は,自国民だけに買われるとは限らず,外国の政府機関や企業にも買い取られます。日本の場合,日本国債の引き受けが,主として国内で賄われているために信用を維持しているわけです。外国通貨に大きく依存した国債は,財政難になると共に信用を失い,いくら通貨を大量に発行しても,資産的な裏付けが無ければ通貨の価値を下落させるだけで,益々信用を失います。
財政破綻を招いた国は,IMFに申請して援助を受けることが出来ます。
丁度曾ての夕張市が財政破綻したときのように,「国から財政再建団体」の指定を受け,一定の援助が受けられますが,自前の予算編成等は大きく制限され,国の指導の下に作成した「財政再建策」の厳守が求められるように,IMFも,援助と引き替えに厳しい財政管理を要求してきます。
IMFの被援助国は,勝手に通貨を発行する事が出来なくなります。これは,「通貨発行権」という国の主権の大切な部分を奪われるに等しいことです。
戦前の中枢三国は欧米諸国の経済制裁を受け,国際連盟を脱退して戦争拡大への道をひた走りましたが,戦費調達のために大量の国債を発行しまくりました。終戦後の超インフレが如何に凄まじいもので有ったかを知る高齢者も少なくなりました。
通貨の量は,国の経済力に見合うものでなければ,財政も産業も停滞するばかりです。
造幣局で大量に印刷すれば済むというような,簡単な問題ではありません。
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この回答へのお礼

kamobedanjoh様

教えていただき本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/06/04 15:54

「日本やアメリカは通過を発行できるので破綻しない。



これは間違いです。通貨を発行できても破綻する国はたくさんあります。

通貨を発行することを原理的に妨げるものはありません。

例えば、私が通貨を発行することも可能です。
ただし、その通貨が何に寄って保証されているのかわかりませんよね。ですから、私の発行した通貨を使う人はいません。

例えば、ポイント付きのカード、T-Pointカードなどですが、これは通貨のようなものです。
その企業と提携した範囲では現金と同じように使えますが、それを使う人はその企業を信用しているということですね。

ちょっと前に、円天という詐欺事件がありました。これは、詐欺グループが円天という通貨を発行し、そのかわりに色々なしなものを変えるというものでしたが、沢山の人が騙されて円天を購入し、結局破綻しました。

ジンバブエという国があります。通貨はジンバブエドル、もちろん自国で通貨を発行しています。しかし、ジンバブエドルはものすごく安く、つまり価値が低く、1983年に発行されたときは、1ドル=1ジンバブエドルでしたが、2008年には12兆ジンバブエドルが1ドルになりました。12兆倍の通貨インフレということですね。

ドルやツタヤと、破綻した円天、ジンバブエの間は、何が違うのでしょうか?

これは、信用です。そして、その信用を支えるものは、国であれば徴税、企業であれば収益です。

健全な企業であれば、破綻することは少ないだろうから、みんな信用します。

国も同様です。その国の国民から信用され、税金を徴収し、統治機構が正常であれば、信用されます。

その信用が失われた時、国は財源となる税金を確保できず、通貨の裏付けも失います。

アルゼンチンや韓国、ジンバブエも、経緯は異なりますが、国の財政運営がうまく行かなくなり膨らむ借金に対して、その国の国民が今後いくら働いても絶対に返せない、と周りの人が思い始めた時に破綻するのです。

中国も、実際に元をどのくらい刷っているのかとても怪しいですよね。でも、まだまだ生産力は大きなものがありますし、購買力も期待できそうです。そして、色々問題はありますが、政府の徴税力が失われていません。無理矢理にでも国民からカネをむしりとる力を持っている、と判断されています。

その国の借金と比べて、生産力と徴税力が維持されている間は、自国通貨を発行しているとしないとにかかわらず、破綻しないのです。

むしろ、自国通貨を発行している国は、財政規律が不健全になりやすいため、破綻しやすいのではないでしょうか。政府が、お金がなくなるとすぐに印刷できてしまうので、借金がどんどんふくらんでしまうからです。

この回答への補足

guess_manager様

とても丁寧にわかり易く教えていただきありがとうございます。

12兆ジンバブエうけますね!
なにやらジンバブエが話題になってると思ったら、
12兆ですか、もう笑うしかないですね。

個人で通貨発行は意外でした、流石にやる人いないでしょうねぇ。

再度疑問が出てきてしまったので、
質問させていただいてもよろしいでしょうか?

1.政府が通貨を発行 = 借金
ということは絶対なのでしょうか?借金は国民から?銀行から?日銀から?
ただ単に刷って終わりでは出来ないのでしょうか?

2.韓国は一度破綻したようですが、
破綻したことによるデメリットはなんなのでしょうか?
現在韓国は普通に経済が動いてると思っている人が多いのではないでしょうか?
IMF傘下で自由があまり無いとかでしょうか?

以上ですが、
再度お付き合いいただけましたら嬉しく思います。
どうぞお時間がございます時にでも、よろしくお願いいたします。

補足日時:2013/05/06 11:51
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国際的に通用しない通貨はいくら刷っても紙屑です。

 

この回答への補足

kantansi様

ありがとうございます。

何と!そういうレベルの話でしたか…。

やはり韓国経済は世界的に厳しい状況なんですね。

補足日時:2013/05/06 11:20
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